愛知県犬山市の山林などで母子3人の遺体が見つかった事件で、妻を殺害したとして逮捕された父親が、逃走中に自殺を図った可能性があることがわかりました。

 愛知県扶桑町の職業不詳・田中大介容疑者(42)は、8月8日から9日にかけ、自宅で妻の智子さん(当時42)の首を絞めて殺害した疑いで14日朝送検され、「口論になり、カッとなって殺した」と容疑を認めています。

 また、犬山市八曽の山林では9日、放置された車の中から田中容疑者の長女で小学4年の千結さん(当時9)と長男で小学1年の十楽くん(当時6)が遺体で見つかっていて、田中容疑者は2人の殺害についても犯行をほのめかす供述をしています。

 田中容疑者には首などに複数の切り傷があり、「自分で傷つけた」と供述していて、警察は田中容疑者が逃走中に自殺を図ろうとした可能性があるとみて調べています。