1989年、韓国・仁川生まれのユ・ジェファンさん。

シングルマザーでコーヒーショップを経営する母親は、息子の笑顔を見るために好きなものを大量に。ジェファンさんは小学校で60kgに。中学生になっても周りに「ぽっちゃり仲間」がおり体型の悩みがなく80kgに増量。

そんな彼、中島美嘉「雪の華」を聴いて衝撃が走り「こんな風に僕も歌いたい！」と音楽の道を目指すように。学業の傍ら、独学で音楽の勉強をする毎日。しかし頭を使うと疲れ…チョコやラーメンを食べ高校卒業の頃には98kgに。

その後母親が希望した法学系の大学に進学。勉強と並行し、作曲家や歌手の道を目指していたある日のこと。気になる女性が現れる。「私、熊さんみたいにおっきい人好きだよ」と女性。しかし、結局彼女はスリムな男性を好きになり、恋は儚く散った…

大学卒業後、ジェファンさんは一人暮らしを始めレコーディングスタジオのスタッフとして働き歌手活動・作曲活動も地道に続けていた。そして、働いたお金は食事に！こうしてMAX体重は110kgに。

そんな中、27歳の時に知り合いだった有名お笑い芸人に自身が作詞した「ミョンスネトッポッキ」という曲にフィーチャリングで参加し、見事に大ヒット！さらに見た目がポッチャリで可愛い！と人気になり様々なバラエティ番組にも出演するように。

順風満帆で多忙な生活を送っていたが、そんな中痛風に。「あとね、過敏性腸症候群、高脂血症、高血圧、高血糖になっています」「このままだと死にますよ。君の作品、遺作になっちゃうよ？」と医師。

そのためダイエットを開始。まずは食事制限。胃を小さくするため5日間絶食。そして始めたのは、ほぼ”白米だけ”ダイエット。白米だけでも十分お腹がいっぱいになると言い聞かせた。挫けそうな時は市場に行きおいしそうな香りの中で精神統一。わざわざ窮地に立つことで自らを奮い立たせた。

運動も、ジムで6時間の有酸素運動とウエイトトレーニングを。

結果、体重は67kgとなり-43kgの減量に成功！

「太っていることを母が心配していたのですが、痩せてすごく安心していました」「本当に痩せて死ななくてよかったです」とジェファンさん。