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最終更新日:2021年2月15日

食物アレルギーじゃない人にも知ってほしい!緊急用のエピペンR

こちらの記事の監修医師

KARADAs編集部

食物アレルギーじゃない人にも知ってほしい!緊急用のエピペンR

(画像=Adobe Stock)

目次

  1. 1.アレルギー症状に使用する緊急用の薬剤、エピペンR
  2. 2. 命を救う薬です
  3. 3. エピペンRを使い慣れている人はいません
  4. 4.緊急時には声かけして役割分担を

エピペンRというアレルギーの緊急用の薬剤のことをご存知ですか?しかし、自分で薬剤を使用できない子どももいて、緊急時に保護者がいない場合もあるので、大人であり、アレルギーのない私たちも、エピペンの使い方を知っておく必要があります。

1.アレルギー症状に使用する緊急用の薬剤、エピペンR

エピペンRは、日常生活の場で、子どもにアナフィラキシーが起こった場合に使用する緊急用の薬剤です。注射針と薬剤が一体になったスティック型の使い切り製剤です。太ももに押し当てて使用しますが、その時に注射針が出て、太ももから離すと針はキット内に収納される仕組みです。

2. 命を救う薬です

エピペンRにはアレルギーのあらゆる症状を速やかに改善させる特徴があります。エピペンR以外にも緊急用の薬剤はありますが、飲み薬は効果が出るまでに時間がかかり、吸入薬の呼吸症状に限定されます。エピペンRは、血圧が下がり命の危険が迫った時にもすぐに効果が現れ、命を救う薬です。

3. エピペンRを使い慣れている人はいません

エピペンRを使用する本人や、学校・保育園の先生が使い方を知っていればいいと思う方もいると思いますが、本人や関係者のなかで使い慣れた人はいません。実際にエピペンRを使用するような緊急性の高いアナフィラキシーが出ることはまれです。急に苦しみだす場に遭遇したら、周囲は軽いパニックを起こすこともあります。

4.緊急時には声かけして役割分担を

エピペンRを使う時はひとりで対応しない、させないことが重要です。アナフィラキシーを起こした人がいたら、「こんな時はエピペンRを使うのでは?」「あなたがエピペンRを打つ間に、私は救急車を呼ぶね」などの声かけをして役割分担できるのが理想的です。子どもの緊急事態にはその場にいる人たちが知恵を出して対応することがエピペンに対する知識以上に大切です。

KARADAs編集部
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