最終更新日:2021年2月15日
湿疹治療のステロイドの塗り薬
こちらの記事の監修医師
KARADAs編集部
湿疹で子どもにステロイドの塗り薬を処方されたが、症状がよくなったので薬をやめるとひどくなった、という経験はありませんか? 塗り薬をやめどきが早すぎた可能性があります。アトピー性皮膚炎を含む湿疹のステロイド塗り薬による治療で、皮膚がすべすべに戻った後の塗り薬のやめどきを解説します。
ステロイドの塗り薬で軽い湿疹が治まった後の薬のやめどき
洗浄、保湿のスキンケアを行っていても湿疹や赤みがよくならない場合、小児科や皮膚科ではステロイドの塗り薬が処方されることが多く、1日2回、数日間使用すると改善することが多いですが、皮膚が元にもどったところで薬をやめると、皮膚の下にまだ炎症が残っていると症状がすぐにぶり返します。
皮膚に触れるとゆで卵の白身くらいつるつるの肌感になるまで必ず塗り続け、そのあとも2~3日は同じペースで塗ると皮膚の下に残る炎症を抑えられることが多いです。
長引く湿疹ではステロイドの塗り薬は徐々に塗る回数を減らす
長引く湿疹では、ステロイドの塗り薬は突然中止するのではなく、徐々に塗る回数を減らしていきます。薬をやめた後には保湿剤によるスキンケアを行いましょう。
具体的には、ステロイドの塗り薬を1日2回から1日1回へ減らして数日から1週間続けます。ぶり返すことがなければ2日に1回へ減らし、さらに3日に1回と徐々に減らしていきます。塗り薬を減らすと同時に保湿剤を塗るとぶり返すことも少なくなります。塗り薬を中止したあとも、1日2回の保湿剤は続けましょう。
徐々に減らしてもぶり返す場合、湿疹が出る前にステロイドの塗り薬を使います
ステロイドの塗り薬を徐々に減らしても、保湿剤のみにすると湿疹をぶり返す子どももいます。
その場合、数日から1週間に1回、症状がなくても定期的にステロイドの塗り薬を使用すると、再発する皮膚の炎症を防ぎ、皮膚の状態をすべすべに保てることがあります。これを「プロアクティブ療法」と言います。ステロイドの塗り薬をやめると必ず湿疹が再発する場合には、かかりつけの小児科や皮膚科で相談し、この方法を試してみることをおすすめします。皮膚の状態が悪化するたびにステロイドの塗り薬を使用するより、結果的に使用総量を抑えられます。
ステロイドの塗り薬については、「ステロイドのぬり薬、あまり知られていない3つのポイント」「ステロイドのぬり薬、よくある3つの誤解」も参考にしてください。
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