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最終更新日:2021年11月2日

犬が吠えるような子どもの咳

こちらの記事の監修医師
すずきこどもクリニック
鈴木 幹啓

犬が吠えるような子どもの咳

(画像=Adobe Stock)

犬が吠えるような咳、あるいはオットセイの鳴き声のような咳が子どもに出たら、注意が必要です。この咳は「クループ」と呼ばれ、夜間や早朝によく起こります。

目次

  1. 声門近くが腫れ咳の音色が変わります
  2. 急に息苦しくなることがあります
  3. クループになったら声を出さない
  4. 息苦しい様子であれば速やかに受診を

声門近くが腫れ咳の音色が変わります

普通の風邪ではのどが腫れますが、クループの場合、のどよりもう少し下の声を出す、声門の近くが腫れ、空気の通り道が狭くなることで、犬が吠えるような咳の音色になります。笛などの楽器の管の太さの違いにより音色が変わるのと同じ原理です。

急に息苦しくなることがあります

普通の風邪でのどが腫れても息苦しくなることはありませんが、声門近くは細い筒のような構造をしているため、腫れが急に大きくなると、のどの空気が通りにくく息苦しくなることがあります。急に息苦しくなる危険もあるので、クループは要注意です。

クループになったら声を出さない

クループが起こったら、子どもが「泣かない」「声を出さない」ように落ち着かせ、腫れがひどくならないようにすることが大切です。軽症であれば大きな心配はいりません。病院では吸入薬やステロイドの内服薬で声門近くの腫れを落ち着かせる治療を行います。

息苦しい様子であれば速やかに受診を

呼吸困難となる重症のクループには以下の特徴があります。

・呼吸が浅く速い

・胸と腹の境目をへこませて呼吸している

・呼吸の際にヒューヒュー音がする

・意識がぼうっとしている

・顔色が悪い

このような特徴がみられたら緊急処置の必要があるので、昼夜を問わずすぐに病院を受診してください。

こちらの記事の監修医師

すずきこどもクリニック

鈴木 幹啓

【経歴】自治医科大学卒業
三重大学小児科入局
三重県立総合医療センター(小児一般病棟、新生児集中治療室、小児救急を担当)
国立病院機構三重中央医療センター(新生児集中治療室を担当)
国立病院機構三重病院 (小児急性期病棟、アレルギー・糖尿病・腎臓病慢性期病棟、重症心身障害児病棟を担当)
山田赤十字病院(小児一般病棟、新生児集中治療室、小児救急を担当)
紀南病院(小児科医長)
平成22年5月、新宮市に「すずきこどもクリニック」を開院
2020年10月、株式会社オンラインドクター.comを設立。CEOに就任