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最終更新日:2021年11月25日

長引く咳の考え方

こちらの記事の監修医師
すずきこどもクリニック
鈴木 幹啓

長引く咳の考え方

(画像=Adobe Stock)

外来でよくある相談のひとつが咳症状についてです。今回は長引く咳について説明します。

咳は生体防御反応

咳は、気管や気管支などに貯まった分泌物や、吸い込まれた異物を外に出すための、体を守る反応の一つです。分泌物が気管支に留まっていると、気管支炎を発症し、呼吸が苦しくなりします。風邪などで気管に分泌物が増えている状態で咳が出ることは生体防御反応といえます。

4週間以上が「長引く咳」

アメリカ胸部疾患学会のガイドラインによると、小児の長引く咳は「4週間以上続く咳」と定義されているので、風邪の後に普通の咳が3週間続いても心配のないといえます。

長引く咳の理由は様々

咳が4週間以上続く場合には、以下の原因が考えられます。

・誤嚥:食事中にむせてから咳が続く。

・気管支喘息:明け方、夜間、走った後などに乾いた咳が出る。聴診器で胸の音を聞くと、ヒューヒューと音がする。

・咳喘息:空咳が続くが、聴診器で胸の音を聞いてもヒューヒュー音はしない。

・鼻汁の垂れ込みによる咳:夜間に痰の絡む咳が多く出る。

・受動喫煙による咳:近くに喫煙者が近くにいる。

・百日咳:コンコンコンと続けて咳をしたあとにひゅうっと吸い込むような音をだす。

咳症状を確認して診断し治療を行いますが、明らかな原因がないのに漫然と続く咳もあります。その多くは自然治癒すると言われ、生活に支障がなければ治療せず経過をみることもあります。

治療すべき咳を見逃さず、過度な治療をしないことが長引く咳の一般的な考え方です。

こちらの記事の監修医師

すずきこどもクリニック

鈴木 幹啓

【経歴】自治医科大学卒業
三重大学小児科入局
三重県立総合医療センター(小児一般病棟、新生児集中治療室、小児救急を担当)
国立病院機構三重中央医療センター(新生児集中治療室を担当)
国立病院機構三重病院 (小児急性期病棟、アレルギー・糖尿病・腎臓病慢性期病棟、重症心身障害児病棟を担当)
山田赤十字病院(小児一般病棟、新生児集中治療室、小児救急を担当)
紀南病院(小児科医長)
平成22年5月、新宮市に「すずきこどもクリニック」を開院
2020年10月、株式会社オンラインドクター.comを設立。CEOに就任