最終更新日:2021年11月25日
ステロイドのぬり薬、あまり知られていない3つのポイント
こちらの記事の監修医師
すずきこどもクリニック
鈴木 幹啓
湿疹やアトピー性皮膚炎で処方されることの多いステロイドのぬり薬。クリーム、軟膏、ローションの3種類があり、頭、顔、手足など塗る場所によってそれぞれ異なる薬が処方されます。なぜ種類が多いのか、クリーム、軟膏、ローション、それぞれの特徴について解説し、ステロイドの塗り薬の疑問点にお答えします。
1. 症状に合う強さの薬を使います
ステロイドの成分はヒトの体内にもあるホルモンです。ステロイドぬり薬は湿疹やかゆみの原因となる皮膚の炎症を抑えるため、アトピー性皮膚炎では標準的治療薬として使用されます。ステロイドは効き目の強さ別に5段階に分かれ、症状や体の部位によって使いわけて処方されます。たとえば症状がひどい湿疹の場合にはやや強めのステロイド薬が処方されます。
2. 皮膚の厚さによって薬の利き目は異なります
ステロイドのぬり薬は薄い皮膚には効きやすく、厚い皮膚には効きにくい特徴があります。「顔・陰部は皮膚が薄く薬が効きやすい」「顔・陰部以外の部位は皮膚が厚く薬が効きにくい」と大まかな使い分けの区別を頭に入れておきましょう。
3. 商品名が同じでも部位や症状によって使いわけます
商品名が同じでも、軟膏、クリーム、ローション、異なるタイプを処方された経験はありませんか?それぞれ以下の特徴があります。
軟膏はワセリンなどの油をベースにつくられており、べとつきはありますが保湿性に優れ、刺激性も少ないです。
クリームは水と油を界面活性剤で混ぜてつくられており、のびがよく、軟膏よりベタつきは少ないですが刺激性はやや強く、膿みのある皮膚や引っ掻いた皮膚にはしみて痛みを感じることがあります。
ローションは水をベースにつくられており、さらりとしてのびは良いですが、長時間の保湿効果はありません。
悪化したひどい湿疹には軟膏、頭皮など髪があって塗り伸ばしにくい部分はローションが適しています。
こちらの記事の監修医師
すずきこどもクリニック
鈴木 幹啓
【経歴】自治医科大学卒業
三重大学小児科入局
三重県立総合医療センター(小児一般病棟、新生児集中治療室、小児救急を担当)
国立病院機構三重中央医療センター(新生児集中治療室を担当)
国立病院機構三重病院 (小児急性期病棟、アレルギー・糖尿病・腎臓病慢性期病棟、重症心身障害児病棟を担当)
山田赤十字病院(小児一般病棟、新生児集中治療室、小児救急を担当)
紀南病院(小児科医長)
平成22年5月、新宮市に「すずきこどもクリニック」を開院
2020年10月、株式会社オンラインドクター.comを設立。CEOに就任
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- JR紀勢本線 新宮駅 徒歩10分
- 0735-28-0111
- 小児科 小児眼科 小児耳鼻咽喉科 小児皮膚科 小児神経内科 小児泌尿器科 アレルギー科
「すずきこどもクリニック」は、和歌山県新宮市下田にあります。こちらの院長は、親しみやすい人柄から「地域の良き相談相手」として多くの患者さんに信頼されています。院長は大病院での勤務経験や小児科医長の実績...
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