PROJECT STORY 02
うねりを
繋いでいく。
繋いでいく。
PROJECT STORY OF
『仮面ライダー生誕50周年』
子どもたちのみならず、たくさんの大人も魅了してきた『仮面ライダー』シリーズは、2021年で生誕50周年を迎えた。これほど長く愛されてきたコンテンツを継承する胸中には、どんな想いがあるのか。これからの『仮面ライダー』を担う世代の5人が語りました。
MEMBER
-
- テレビ企画制作部
2011年入社
-
- コンテンツ第一営業部
営業室
2012年入社
-
- 事業推進部 商品事業室
2012年入社
-
- テレビ商品化権営業部
2017年入社
-
- 国際営業部 営業室
2018年入社
入社して実感した
『仮面ライダー』の
パワー。
入社して実感した
『仮面ライダー』の
パワー。
『仮面ライダー』の
パワー。
- 僕は今アシスタントプロデューサーとして『仮面ライダーリバイス』の制作に携わっているけど、入社前からそこまで詳しいわけではなかった。実は今日集まったほとんどがそうですよね。
- 僕も子どもの頃にワンシリーズ見ていた程度です。だから入社が決まったとき、まずは勉強しないといけないなと。歴代作品を見るなど、知ることから始めました。
- 『仮面ライダー』は、僕にとって懐かしいコンテンツ。ただ子供の頃と今では視点が違うので、大人が見ても面白いことに入社してから改めて気付きました。
- 東映内はもちろん、スポンサーさんも含めてここまでたくさんの人が携わっていることは衝撃でしたね。子ども向け番組ですけど、大人たちが本当に必死に考えてつくり上げている。ファンの方の熱量も圧倒的ですし。
- ファンといえば、以前キャラクターショーを担当していた時の子供たちの生の反応は新鮮でした。ピンチになると「がんばれ!」って一生懸命応援して、最後は笑顔になって帰っていく。『仮面ライダー』というコンテンツのパワーを知りましたね。
- 私は高校生くらいから好きで何作品か見ていて、それが就職活動で東映を受けるきっかけでもありました。でも業界については、“プロデューサー”がいることはなんとなくイメージがありましたが、その先に何があるのかはまったく知りませんでした。
作品をつくる。
二次利用で広げる。
作品をつくる。
二次利用で広げる。
二次利用で広げる。
- さんがイメージしていたテレビ番組のプロデューサー業務を行なっているのが、僕の所属するテレビ企画制作部。『仮面ライダー』や『スーパー戦隊』シリーズ、『相棒』や『科捜研の女』など、幅広い作品を作っています。コンセプトの企画から始まり、監督・脚本家の選定、脚本づくり、キャスティング。さらに撮影からテレビ局への納品までが基本的な業務です。加えて他部署と連携したイベントやスピンオフドラマの企画制作や取材立ち会い、番組公式SNSの運営など宣伝活動にも携わります。
- さんたちが0から1を生み出す部署とすると、私の所属するテレビ商品化権営業部は出来上がったものを広げて管理していく、二次利用業務を担うところ。主に行っているのが東映の二大特撮シリーズ『仮面ライダー』と『スーパー戦隊』の国内向け商品化の窓口です。書籍・おもちゃ・雑貨・音楽CDなど、キャラクターが載っているあらゆるものに関してのクオリティコントロールを統括しています。
- さんたちがこれはOK、これはNGっていう線引きをしてくれるから、他の部署は攻めた企画ができます。
- 映像に関しても初回放送以降は二次利用と呼ばれるのですが、それを扱っているのがコンテンツ第一営業部。主にCS放送局や配信プラットフォームなどへ二次利用のセールスをする業務と、TTFC(東映特撮ファンクラブ)や東映特撮YouTube Officialといった自社プラットフォームの運営を行っています。
- 今はメディアが増えてテレビだけでは難しい時代。さんたちがプラスαで盛り上げてくれていることへ、社内でも期待が集まっていますよね。
- 近年ライバルが増えて厳しい面もあるのですが…。ファンの方にとっても双方向のコミュニケーションがしやすくなったのは良いことだと思います。
コアファンはもちろん、
新たな層へも
アプローチ。
コアファンはもちろん、
新たな層へも
アプローチ。
新たな層へも
アプローチ。
- 国際営業部は、東映が権利を保有する映画・テレビ作品の輸出や、アメリカの映画製作会社リージェンシー・エンタープライズ社作品のテレビ放送権の日本代理店業務などを行っています。僕が所属するテレビチームは、テレビ作品の番組販売のみならず、商品化やステージショーなどのキャラクター回りの海外窓口全般を担っています。地域にもよりますが、海外で『仮面ライダー』は国内に比べるとまだまだ認知度が低いので、まずは知ってもらうために色々と試行錯誤しています。
- もし東映でグローバルな仕事をしてみたいと思ったら、まず選択肢に上がるのは国際営業ですよね。
- 僕自身、英語はあまり得意じゃないのですが…頑張ってます(笑)
- 僕の所属する商品事業室は、主に『仮面ライダー』シリーズをはじめ、東映配給映画のグッズやパンフレットなどの企画・制作を手がけています。さらに2020年7月、東京駅に仮面ライダーストアをオープンしたので、最近は常に新商品を投下すべく、ひたすら商品の企画制作を続けています(笑)
- クリアファイルなどの定番人気商品はもちろんですけど、大人の女性向けのものやシーズンイベントに合わせた限定商品など、幅広いアプローチをしていますよね。
- 商品事業室の女性メンバーからブレスレットやネックレスなど、アクセサリーの企画が挙がることもありますよ。
- 他社さんが制作されたものではありますが、僕が今日着ているTシャツはストリートブランドとのコラボ商品。素材やデザインにすごくこだわっていて、洋服好きにも人気です。このように『仮面ライダー』というコンテンツの裾野を広げていく取り組みは、ますます活発化していますね。
ワンチームで
盛り上げる50周年。
ワンチームで
盛り上げる50周年。
盛り上げる50周年。
- 50周年を迎えて、各部署でいろいろな角度から『仮面ライダー』を盛り上げていますよね。
- 最近LPレコードが人気なこともあって、歴代の主題歌をまとめたアナログレコードをつくりました。企画から提案して、メーカーさんに協力いただくことで、実現することができたんです。
- TTFCでは最新作品だけでなく、過去の作品も観ることができるので、より『仮面ライダー』シリーズ全体での盛り上がりを意識しています。
- スピンオフもどんどん作っているよね。
- 過去作品の10年後を描いたものとか。昔の担当プロデューサーとTTFCチームが一緒に作っているそうですね。
- 当時若手だった俳優さんが多忙にも関わらず、特別に出演してくださって。
- 当時のプロデューサーの計らいもあって、YouTubeでインタビューを受けてくださった俳優さんもいらっしゃいます。シリーズが終わった今でも『仮面ライダー』に関わってくださるのは本当にありがたいですし、ファンの方も喜んでくれています。
- グッズも映画と連動したものや、過去作品を意識したものなど、50周年だからこそできることを意識したものをたくさん作っています。
- 海外は少し動きが違いますが、以前サウジアラビアのジャパンエキスポに参加して、コスチュームを使って練り歩きをしたんです。すると、『仮面ライダー』を知らない現地の子供たちが目を輝かせて集まってきて。そういう光景を見ていると、かっこいいものって世界共通なのかなって感じました。
- まさにワンチーム!番組そのものはもちろんですけど、50周年を盛り上げるべく、関係各社・東映社内の部署が連携し、さまざまな角度から大きな“うねり”を作っていけるよう全員で取り組んでいますよね。
ここからが
本当の勝負。
ここからが
本当の勝負。
本当の勝負。
- 『仮面ライダー』シリーズは東映にとって大黒柱的な存在だと感じています。今は50周年で盛り上がっていますが、この盛り上がりは10年後にまた生きてくるはずです。その波を絶やさず、歴史をつないでいく。楽しくありつつ…ちょっとプレッシャーもあります(笑)
- 先輩方のおかげで『仮面ライダー』シリーズは営業ツールとして説明不要。すごく力があることを知りました。そのパワーを保ち続けるという使命感があります。ここからが勝負所。現状維持に留まらず、今までと全く違うところにも踏み出していきたいですね。
- 50年の間に、攻めながらも守ってきたこともたくさんありますよね。キャラクターの使用って結構厳しい基準がある。そうやって守ってきた伝統を継承しつつ、今までにないものを作っていく。それが僕らの世代に求められていることだと感じています。
- たしかに、踏み越えちゃいけない線がありますよね。
- 僕の部署はファンと近いからこそ、ブランドイメージを守る大切さを感じます。イメージにそぐわないアプローチをしてしまうとファンの方を落胆させてしまうこともあるので、言葉遣いひとつにも配慮します。そうやって守りながらも、新たな見方や切り口を提案してファンの裾野を広げていきたいですね。
- 繋いできたものの重みをいい意味でプレッシャーに感じつつも、常に新しくあり続けてきたことが『仮面ライダー』シリーズが50周年を迎えられた一つの大きな理由だと思います。今担当している生誕50周年記念作品『仮面ライダーリバイス』の語源である“リバイ”には、ヘブライ語で結びつけるという意味があるんです。50年の歴史を繋いでくれた『仮面ライダー』シリーズを、次の50年に繋げられるように。そんな想いを込めて、日々の業務に取り組んでいます。