宇津商事(株)

当社は化学品を専門に扱い、創業100年（大正5年創業）を超える歴史を持つ商社です。長い歴史の中で信頼と実績を積み重ね、取引先のほとんどは大手企業となり安定した経営状況にあります。しかし、旧態依然とした組織ではありません。当社が扱う化学品は、将来に発表される先進的な製品を支えるものです。つまり、社会の新たなニーズと常に向き合い、社内の組織にしても変化に応じる柔軟性を持つ必要があるのです。社内は年功序列ではなく、実力に応じた正当な人事考課を採用。もちろん、個々の力を十分に発揮するための仕組み作りにも力を入れています。新入社員は3カ月に1度、人事部員と面談。今までとは環境が変わり入社後は何かと心配事や不安を抱えることもあるでしょう。それらを取り除く為、仕事や適性を評価するだけでなく普段からコミュニケーションを取り、より良い職場環境を提供することを心掛けています。

化学品は、未来の社会のライフスタイルをつくると言えるでしょう。例えば、製菓の分野では高齢化社会に対応し、お年寄りにも開けやすい袋や容器、噛みやすく喉に詰まりにくいスナックなどが実用化されています。そんな商品の中にも当社が扱う化学品が生かされているのです。将来実用化される製品開発に関わる業務のため、未来の社会の姿がより早くはっきりと見えてきます。これは、当社で働く仕事の醍醐味の一つです。また、グローバルな展開も魅力の一つです。上海・シンガポール・台湾に拠点を持ち各地で市場を開拓。国内だけでなく、アジア全体がフィールドです。特に経済的な成長が続く東南アジアで、商取引のパートナーたちのスピード感や意欲に触れることはとても刺激的です。これからの若い人にはそんなパートナーと渡り合い、一緒に業務を進めていけるよう育って欲しいと願っています。当社では、海外出張に1年目から行くことも珍しくなく、英語・中国語のマンツーマンレッスン、フィリピン・セブ島への語学留学など、外国語スキルアップのための制度も充実させています。とはいえ、営業活動の核心は国内でも海外でも根本的には同じ。「どれだけ取引先と良い関係を築き、会話の中に出てくるキーワードに敏感であるか」なのだと捉えています。未来をつくる黒子のような役割を担うからこそ、先を読む積極性が必要です。次の100年に向けて積極的に挑戦を続けていきたいと考えています。

＜代表取締役社長　宇津憲一＞