テッパチ! #08【人生を賭けた大勝負!崖っぷち自衛官と最後の昇任試験】[字][解][デ]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
テッパチ! #08【人生を賭けた大勝負!崖っぷち自衛官と最後の昇任試験】[字][解][デ]
別れた妻と娘との絆を取り戻すため、崖っぷち自衛官・金子が最後の昇任試験に挑戦…宙も模擬試験を受験することになり、馬場とのバディに初めての亀裂が!?
ご案内
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番組内容
国生宙(町田啓太)と馬場良成(佐野勇斗)は、班長の大木隆之(久保田悠来)らと訪れた居酒屋で『南関東駐屯地祭り』の話を聞く。これは、自衛隊が地域住民と触れ合うためのイベントで、公開演習や打ち上げ花火、盆踊りなどが行われ、出店もあるという。風間速人(工藤阿須加)や金子慎也(桐山漣)によれば、若い女性と親しくなるチャンスもあるらしい。それを聞いた宙たちが盛り上がっていると、野村晴樹(結木滉星)が
番組内容2
駆け込んできて、今年の駐屯地祭りが中止になったことを皆に告げる。
本来ならばお祭りだったはずの休日に宙と馬場は、せめて祭りの雰囲気だけでも味わおうと、たこ焼き器でたこ焼きを作る。そこには、馬場になついている自候生時代の仲間・西健太(藤岡真威人)も参加していた。そんな折、金子の元妻・理恵(三倉茉奈)が、7歳になる娘の花音(宮地美然)を連れて駐屯地へやってくる。近くまで来たから寄ってみたのだという。
番組内容3
娘との再会を喜ぶ金子。離婚したとはいえ、仲睦まじいそのようすに、宙たちは「復縁もあるのでは?」と期待する。
一方、副連隊長の神宮寺一成(緋田康人)は、35歳でいまだ士長の金子について、次の昇任試験の結果次第では指導が必要ではないか、と桜間冬美1尉(白石麻衣)に伝える。それはつまり、リストラを意味していて、金子は冬美からラストチャンスの通告を受ける。自衛隊の厳しい実態を知った宙と馬場は……。
出演者
町田啓太、佐野勇斗、白石麻衣 / 北村一輝
工藤阿須加、桐山漣、久保田悠来、結木滉星、水沢林太郎 他
※桐山“漣”のしんにょうの点は正しくはひとつ
スタッフ
【脚本】
諸橋隼人
【企画】
渡辺恒也、江花松樹
【企画・プロデュース】
栗原美和子(共同テレビ)
【プロデューサー】
山崎淳子(共同テレビ)
【演出】
根本和政
【制作協力】
共同テレビ
【制作著作】
フジテレビジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
テキストマイニング結果
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キーワード出現数ベスト20
- 金子
- 大木
- 花音
- お前
- 馬場
- 理恵
- 冬美
- 風間
- 野村
- パパ
- ハァ
- ハハハ
- 国生
- 試験
- 模擬試験
- 頑張
- 昇任試験
- 勉強
- チュウ君
- フフフ
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
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来る南関東駐屯地祭り
俺たちは必ず
たこ焼き屋を成功させる。
駐屯地祭り?
(大木)この祭りには 自衛隊を
もっと身近に感じてもらうために
一般の市民の方と
触れ合う目的がある。
見ろ。
(馬場)へぇ~ 楽しそうですね。
おっ 花火もあるんだ。
ホントだ。
俺 祭りとかめっちゃ好きなんすよ。
おお そうか。
でも裸踊りに相撲大会…。
何か暑苦しいな。
どこがだよ。
(金子)それだけでもないぞ。 ほら。
えっ! これ お客さんっすか?
うーわ めっちゃいるじゃないっすか
え~…。
(金子)最近じゃ 自衛隊にはまる
若い女性は増えてるからな。
風間さん
めっちゃ大人気じゃないっすか。
俺は
自衛隊のイメージ向上のため
一人一人 誠心誠意 対応してんの。
なるほど。
風間のへりくつだ。
(風間)
いや そういう金子さんこそ
祭り 途中で抜け出して
パチンコ行っちゃ駄目ですよ。
お前には分かんねえだろうなぁ。
祭りといやぁ 出玉祭りなのよ。
(なつみ)お待たせしました
お刺し身盛り合わせでーす。
見ろ~ 魚群リーチ到来だ~。
お~。
(戸の開閉音)
(野村)大木さん!
大木さん 大変です。
今年の駐屯地祭りは中止だと。
(大木)ああ そうか…。
中止!?
あ~あ 祭りで騒ぎたかったな。
まあ そう 気 落とすなって。
せっかくだから
雰囲気だけでも楽しもうよ。
そうっすよ。
ていうか祭りがあったとしても
荒っぽいチュウさんが
モテるわけないしね。
おい!
つか何で 健太いんだよ?
フフッ タコパやるって聞いて
駆け付けたんすよ。
あの馬場さんが いったい
どんなたこ焼きを作るのか。
これは
絶対チェックしなきゃでしょ?
カワイイやつだな お前は。
ったく もう アハハ。
あっそう。
ほいほいほい。
んっ? あっ あっ…。
はい どうぞ。
熱… あう…。
おっ 熱っ う…。
ん… んっ?
こいつは意外と なかなか…。
お~ チュウさん はまったっしょ?
素直に褒めてもいいんだぞ。
いいから。
おい もっと タコ入れろ タコ。
(パチンコの音声)
リーチ!
(金子)タコー!
おい こら タコー!
(パチンコの音声)
(金子)あ~! お~…。
どうなってんだ 今日
ちっとも出ねえじゃねえかよ。
かつ節かけて…。
最後に 青のり~。 ヘヘヘッ。
ほれ見ろ!
(馬場・西)お~!
迷彩っぽくね?
うん 陸自オリジナルたこ焼きだ!
さすがチュウ君。
ヘヘヘ…。
これぞ ミリ飯!
あ~。
うう… ああっ。
フゥ…。
≪(足音)
あっ あっ!
(大木)なぜ ここに女性が?
しかも子連れ?
≪(理恵)すいませーん。
はい!
(理恵)あっ。
あの 私 こちらに勤めている
金子 慎也の…。
パパいないの~?
(大木)あっ どうも。
大木班の金子です。
あっ 違います。
金子と同じ班の大木です。
(理恵)あっ。
(大木)金子は今 留守でして。
(理恵)ああ…。
あっ 呼びましょう。
呼びましょうね はい。
ありがとうございます。
お電話してくれるって。
も…。
(アナウンス)おかけになった電話は
電源が入っていないため…。
(大木)あいつ…。
何で電源切ってんだ。
(不通音)
来いよ~。
来てくださいよ~!?
♬(鼻歌)
北東京駐屯地ミリ飯。
(馬場・西)お~!
う~い!
やあやあ 君たち。
お疲れっす!
お疲れさまです。
戦利品を分けてしんぜよう。
(馬場・宙)えっ?
チュウ坊!
えっ いいんすか!?
もちろん。
おお…。
馬場ちゃんにも。 うい。
ありがとうございます!
あら?
何か知らんやつがいるな。
(西)こんちはっす。
(金子)まあいいや お前にも。
ほれ。
えっ… あざっす。
金子さん
これ まさか勝ったんすか?
ったり前よ!
うぇ~!
いい波 乗ってきたぜ~。
さすがっすねぇ。
そのクマちゃんは?
(金子)あっ…。
≪(花音)パパ!
花音…。
(花音)会いたかったよ。
パパもだよ~! かの~ん!
でも どうして…。
≪(大木)おーい。
あ… ここにいたか。
金子 お客さんだぞ。
(大木)お前が電話に出ないから
戦車 見てもらったり
駐屯地 案内したり
色々してたんだぞ。
マジっすか? すいません。
で これ頂いた。
ありがとうございます。
あっ どうぞ。
パパ それ何?
(金子)あっ。
これはねぇ 花音にプレゼント。
わぁ… ありがとう!
(金子)フフッ。
久しぶり。
(理恵)うん。
(金子)《理恵!》
《ちょっと… なあ 待てって!》
《待つって いつまで?
あなたが変わるまで?》
《貯金崩して 借金までしてさ》
《そんなにギャンブルが好きなら
1人で いくらでも行けばいい!》
《これ以上 耐えられない…》
《分かった 分かった
もうしない》
《絶対にやめるから。 なっ?》
(理恵)《何度も そう言った!》
《もう信じられない》
《別れて お願いだから》
(理恵)たまたま近くまで来たから
寄ってみたの。
そうか うれしいよ。
前言ってた
別れた奥さんと娘さんだよな?
別れたんじゃなかったっけ?
仲良さそうだよな。
よかったよ フフフ…。
よし。
どうだ うまいだろ?
自衛隊特製たこ焼きだぞ。
おいしい!
(馬場・宙)ハハハ…。
よかった。
よかった。
たくさん食べていいんだよ。
(花音)おじさんの顔 怖い。
えっ…。
(風間)怖いよねぇ。
お兄さんも そう思う。
(花音)お兄さん カッコイイね。
カッコイイ? ありがとう。
(大木)おいっ。
何で俺だけ 「おじさん」なんだよ。
いや 仕方ないじゃないっすか。
あっ 花音ちゃん。
こうすれば
おじさん 怖くなくなるよ。
何だよ おい おい お前…。
いいから いいから。
いいじゃないっすか。
(大木)放せ お前!
あい~。 ほらっ。
ハハハ…。
(大木)面白いか?
(花音)フフフ… ハハハ…。
(大木)面白いなら まあ いいか。
フフフ…。
もうちょっと描いちゃいますか?
前に会ったのは
もう半年近く前か。
花音 少し大きくなった気がする。
子供の成長って
驚くほど はやいから。
理恵と こうやって
ちゃんと話せるのは
もっと久しぶりだよな。
(理恵)そうだね。
(金子)うん…。
(花音)フフフ…。
あっ たこ焼きです。
ああ…。
よかったら どうぞ。
お嬢さん 人見知りしなくて
すごいですね。
カワイイです。
そこは「お嬢さん」じゃなくて
「お嬢さま」だろ。
何が違うんだよ。
全然違うだろ
「お嬢さん」と「お嬢さま」
全然違う お前…。
フッ フフフ…。
間違えた 悪い悪い 違う違う。
すいません。
金子さんも娘にはデレるんですね。
チッ いいだろう お前
久々に会ったんだから そんくらい。
すいません。
何で3人で撮らなかったんですか?
なあ。 俺 撮るって言ったのに。
俺には そんな資格ねえんだよ。
(風間)そうは言っても
よりを戻したいから
来たんじゃないですか 奥さんは。
そうっすよね
そうに決まってますよ。
(風間)そういうの鈍感だかんな
金子さん。
やめろって お前ら
面白がってるだけだろ。
違いますって。
♬~
♬~
うっ…。
ほら 馬場 遅れてんぞ!
はい!
ハァ ハァ… くっ!
(大木)よし いくぞ。
(一同の返事する声)
(金子)国生 本気で来ていいぞ。
じゃあ 遠慮なく。
(金子)おお… ハハハ…
やるじゃねえか お前。
あざっす!
もう一本 お願いします!
(野村)馬場。
あっ…。
人のこと気にしてる場合かよ。
すいません。
《あっ…》
(金子)《道あけてください。
道あけてください》
≪《担架 到着》
(金子)《おい! 邪魔だ!》
《どいてろ》
(冬美)《右足 骨折の可能性あり》
《うあっ う…》
(大木)国生は あの日以来
いっそう励むようになった。
自分のふがいなさを
必死で かき消すように。
ええ。 馬場の方は
何でも考え過ぎる癖がありますね。
(風間)メンタルの迷いが
そのまま表に出る。
優し過ぎるのが課題ですね。
(班員たちの気合)
(神宮寺)金子 慎也。
もう35だというのに士長のままだ。
37がデッドだぞ。
(冬美)はい。
何度も昇任試験を受けていますが
合格点には達していないようです。
次の昇任試験の結果しだいでは
指導が必要だろ。
諦めさせてやるのも仕事のうちだ。
分かるな?
はい。
(神宮寺)しっかり進めるように。
あの 一つ提案があります。
何だ?
(冬美)国生。
はい。
今度の昇任試験
試しに受けてみなさい。
えっ…。
(冬美)あくまでも
模擬試験としてという
スタンスだけど。
昇任試験って
昇格するための試験っすよね?
2士になったばっかりの俺じゃ
まだ受けれないっすよね?
だから あくまでも模擬。
私が そうすべきだと判断したから
素直に従いなさい。
じゃあ 馬場と一緒に受けます。
馬場は まだいい。
彼は ここに来て伸び悩んでる。
模擬試験とはいえ
受けるべきレベルに達していない。
そんなことない…。
(冬美)仲間を大事にするのは
大切なことだと思う。
でも なれ合いはいらないの。
あなたは模擬試験を受ける。
いい?
金子。
(金子)はい!
(冬美)あなたは本試験を
何度も受けてきたけど
いまだに合格できず
昇格できていない。
これからのこと どう考えてるの?
今回の試験が駄目なら
これで最後にします。
最後って どういうことっすか?
俺は もう35だ。
(冬美)そう…。
転職するなら早い方がいい。
自衛隊には
就職援護する制度があります。
真剣に考えた方がいいでしょう。
♬~
(金子)フゥ…。
お疲れっす。
うい。
あぁ… フゥ。
桜間1尉の言うとおり
転職を考える
タイミングなんだと思う。
まあ
ラストチャンスってとこだな。
ラストチャンス…
でも受かればいいんすよね?
簡単に言うなよ。
っす。
でもな もし…。
万が一 あいつがよりを戻そうと
思ってくれてるとしたら
試験に落ちた情けねえ姿なんか
見せらんねえよ。
俺にも意地がある。
自分のせいで失っちまったもんは
自分で取り戻さねえとな。
勝負しねえと 人生懸けて。
何かカッコイイっすね。
そうか?
まあ 受かればっすけど。
おい。
一言多いんだよ お前。
すいません。
お疲れさまです。
俺のも頼める?
はい。
お前 真面目にやってんのにな
かわいそうに。
何で差がついちまうんだか。
何のことですか?
あれ? 聞いてないのか?
国生は特例で
昇任試験 受けるらしいぞ。
えっ?
あくまでも模擬試験らしいけど。
ああ見えて優秀なのか
えこひいきされてんのか…。
何にせよ お前
ずいぶん置いてかれたな。
(八女)おう 国生。
あっ お疲れっす!
おっさん マジで暇なのか?
バカ 仕事だ 仕事。
それで 金子さん
今度の試験 落ちたら
自衛隊 辞めるっつうんすよ。
なるほど。
何か入って早々
先輩がリストラされそうなとこ
見るなんて思わなかったっつうか。
人生色々だからな。
助言してやったんだろ。
残酷っすね。
上がるには受かるしかないだろ。
俺も必死に試験を受けて
今まで生き残ってきた。
まあ 俺たちみたいな
たたき上げは
そうやって
毎日 頑張っていくしかない。
お前だって明日はわが身だぞ。
あっ?
いや お前は
もっともっと頑張って
もっともっと人の何倍も頑張って
手に入れないとな。
ハハッ。
何が?
何が?
んだよ。
ハハハ。
何だ もう諦めたのか?
違えよ。
お前 今 「違う」っつったな。
違うって…。
認めたな? ハハハ…。
いや だから… そうじゃねえ。
違え…。
ハハハ いいことだ。
うん ハハッ。
何か冷てえんだよ。
あの言い方とか。
うん。
あんときも見ただろ?
俺がケガした人の見舞い行くの
止められるとこ。
俺のせいで事故に遭ったんだ。
別に見舞いぐらい
行ったっていいじゃねえか。
ったく ホントにお前は単純バカだな。
あっ?
お前が無鉄砲に動いても
お前が余計に傷つくだけだって
そういう彼女の大人の思いやりだ。
そんなことも分かんねえのか。
それにな あいつは指揮官として
もう とっくに本人と本人の家族に
謝罪を入れてる。
えっ?
「えっ?」じゃねえ。
しっかりしろよ 国生。
あっ あとさ。
何だ?
俺だけ模擬試験
受けさせられることになって。
でも 馬場の方が優秀なのに
何か変だろ。
まあ 彼女なりに
何か考えがあんだろ。
頑張れよ 男前。
くっ… うあ…。
ハァ ハァ…。
(せき)
ハァ ハァ ハァ…。
(受信音)
ハァ…。
(八女)「どうだ? 頑張ってるか?」
(八女)「なんでも
真面目に考えすぎるなよ」
(八女)「前にも言ったが
お前の強みは
人を思いやる優しい心だ」
(八女)「それを 信じるべきだ」
ありがとうございます。
チッ 全然違えじゃねえかよ。
ハァ…。
ハァー… チッ。
もう分っかんねえよ。
≪(ノック)
はい。
おう。
ああ。
また掃除してんのか?
金子さん
娯楽室で勉強するって言うから
せめて掃除くらいはって思って。
真面目の極みだな。
フフッ。
チュウ君も勉強?
試験 受けるんでしょ?
おう 金子さんと一緒にな。
でさ 俺なりに
ちょっと考えてみたんだけど
俺が模擬試験
受けさせられんのって
当て馬とか
サクラなんじゃねえかなって。
いや…。
だって ほら
お前が相手だと
あっさり勝っちまって
金子さん
やる気なくしちまうだろ?
どうだろ?
で 何か用?
お前 金子さんに
勉強 教えてやってくんねえかな?
えっ 俺が?
うん。
金子さん 今
行き詰まっちまってるみてえでさ。
金子さん
ラストチャンスだもんな。
背水の陣ってやつだ。
分かった。
(金子)あーっと…。
あっ 違います。
さっき話したとおり そこは
これを こっちに移行して考えると
できます。
なあ もう少しバカでも分かるように
説明してくんねえか?
えっ… はい。
えっと そうですね。
(金子)なあ 馬場。
10個以上年上の先輩に
勉強 教えんのは楽しいか?
えっ…。
大卒のお前からしたら
中卒の俺なんて
生きる世界が違うんだろ?
なあ?
バカにしてんの
言われなくても分かるぞ。
いや そんなことないです。
もういい 出てけ。
何すか それ?
馬場が一生懸命
協力してくれてんのに
そんな言い方なくないっすか?
いいから。
失礼します。
おい。
先輩だからって
そんな態度 許せねえ。
あっ? 俺は教えてくれなんて
頼んでねえよ。
お前が
勝手におせっかいしたんだろうが。
あっ?
もういいんだよ。
こんな試験なんか
もう どうだって。
(机をたたく音)
ちょっと待てよ。
家族のために人生懸けるって…
あれ嘘かよ? なあ?
うるっせえなぁ!
お前には関係ねえだろ。
できねえからって
仲間に八つ当たりすんじゃねえよ!
んだ てめえ
先輩に向かって その態度は!?
≪(野村)はい。
失礼します。
何だ お前か。
野村さん。 お願いです。
金子さんに
勉強を教えてあげてください。
何で俺が?
お前が教えてやればいいだろ。
俺なんかより野村さんには
ずっと知識があるし
付き合いの長い
野村さんからなら
金子さんも
素直に話が聞けると思うんです。
ふーん。
何で そこまでしたいわけ?
落ちるなら落ちるで
ほっとけばいいじゃん。
俺 自分に何ができるのか
ここんとこ毎日迷ってばかりで…。
でも せめて目の前で
苦しんでる人くらいは
助けたいって思ったんです。
だから お願いします。
そんな頼み方じゃあ
引き受ける気になれねえな。
お願いします!
(野村)声が小せえんだよ!
もうやめんか 野村!
≪(金子)ふざけんなよ てめえ!
うっ…。
ふざけてんのは そっちだろ!
(金子)あっ? おら。
あっ?
やめろ!
金子さん ストップ!
(大木)やめろ お前ら!
ストップ!
国生 先輩に盾突くなんて
10年早えぞ。
(大木)お前ら 本当に
どうしようもねえやつらだ!
(大木)それでもな
俺は お前らと
仕事がしてえんだよ!
だから投げ出すな! 諦めるな!
金子の昇任試験まで
まだ時間はある。
実技は風間 学科は野村。
お前らが見てやれ。 いいな?
はい。
(野村)はい。
体力検定は俺が見る。
いいか 金子。
駄目な自分を認めろ!
泣き言や逆ギレは なしだ。
家族の顔 思い出して
歯 食いしばれ!
どうだ?
やんのか? やんねえのか!?
♬~
よろしく… お願いします。
(風間)昨日 言ってたことは
嘘じゃなかったんですね。
あぁ…。
付き合いますよ。
ありがとな。
(ペンを机に置く音)
よっしゃあ。
んだ おら…。
(野村)金子さん。
金子さん 集中してください
後がないんですから。
集中です 集中!
(金子)そうだな。
何だっけ。
(金子)1 2 1 2
縦隊半ば 左へー!
進め!
(風間)はい ストップ。
金子さん 動令が遅いですよ。
予令をかけるのが遅いから
焦って
動令をかけるのも遅くなるんです。
分かった すまん。
(風間)もう1回やりましょう。
みんな 戻って。
(宙たち)おう!
どうぞ。
お前…。
頑張ってください。
♬~
(大木)ほら 頑張れ!
あぁ…。
(大木)どうした。
お前の覚悟は
そんなもんじゃないはずだろ。
(金子)はい!
(大木)そうだ!
(金子)あぁ…。
(金子)おっ。
≪(金子)今日か 有村記念。
まだ馬券 買えっかな?
♬~
(金子)縦隊半ば 左へー!
進め!
OK!
みんな ストップしてください。
(金子)
「防衛大臣は外務大臣から…」
フゥー。
(呼び出し音)
(理恵)もしもし?
(金子)あっ 俺だけど。
うん。
(金子)あのさ
実は今日 昇格試験 受けるんだ。
そう。
えっ? あっ もしかして…。
ああ ラストチャンス。
そっか…。
(金子)結果が出たらさ
ちょっと話がしたくて。
分かった。
また花音連れて そっち行く。
(金子)ありがとう。
(通話を切る音)
ハァ…。
おしっ。 ハハ…。
フゥ…。
やれることはやったさ。
(金子)はい。
試験結果が出ました。
金子。
(金子)はい!
(心臓の鼓動)
おめでとう
転職は必要ないみたいね。
うお~! おっしゃ~!
やったな 金子!
(風間)信じてましたって!
(野村)
教え方がよかったからっすね!
お前ら! 愛してるぜ!
(金子)あ…。
おめでとうございまーす!
おお… ありがとな!
(大木)おめでとう!
おめでとう!
(金子)痛え 痛え 痛え…。
(大木)おめでとう! おめでとう!
合格か。
(冬美)金子の努力と
班員たちの協力の成果です。
(神宮寺)そうか。
思っていたよりも
結束力があったようだな。
模擬試験を受けた国生に関しても
合格ラインを超えていました。
ほう。 しかし どうして
模擬試験など受けさせた?
あの問題児に。
(冬美)訓練生時代は
ただの問題児だったかも
しれませんが
今は急成長しています。
(神宮寺)質問に答えろ。
それは…。
彼に関して 一つ
確かめたいことがあったからです。
(花音)もっと速く!
もっと!? もっと…。
ハハハ 鬼教官だ。
チュウ君 チュウ君 チュウ君。
んっ?
交代 交代 交代。
よしっ。
花音教官
ご指導よろしくお願いします!
フフッ よっしゃ。
(金子)点数は
ぎりぎりだったんだけど
合格したんだ 昇格試験。
おめでとう。
ありがとな。
だから その…。
これで安心して再婚できる。
えっ…?
(理恵)花音も
すごく懐いてる人でね
私 OKしたの。
そっか…。
よかったな おめでとう。
ありがとう。
でも あなたが
花音の父親であることは
変わらないから。
ずっと花音にとって
すてきなパパでいてほしい。
それを伝えたくて来たのに
うまく言い出せなくて ごめんね。
いや…。
こっちこそ
察してやれなくて悪かった。
あの子ね
いつも友達に自慢してるの。
「花音のパパは
みーんなを守ってくれる
ヒーローなんだよ」って。
(理恵)救助や支援活動する
自衛官がニュースに映ると言うの。
「パパとおんなじだ!」
「パパも
どこかで頑張ってるよね」って。
(理恵)花音のためにも
これからも
カッコイイ自衛官でいてくれる?
フッ…。
(はなをすする音)
ああ。
(はなをすする音)
(金子)フッ…。
約束するよ。
(理恵)うん。
(花音)バイバイ。
バイバイ。
(馬場・宙)バイバイ。 じゃあな。
花音。
これから花音には
新しいお父さんができる。
それでもパパは
ずっと花音のパパだからな。
会えないときも 離れていても
ちゃんと見守ってる。
パパは強いから?
(金子)そうだよ。
でも 今よりも
もっと強くなるからな。
花音のこともママのことも
大勢の人たちのことも
守れるように
今よりも
もっともっと強くなるから。
カッコイイね。
ありがとう。
おいで。
♬~
♬~
♬~
(大木)
では 金子の合格を祝して。
乾杯!
(宙たち)乾杯!
国生。
お前が
俺を奮起させてくれたおかげで
ここに残れることになった。
色々と 悪かった。
あっ いや…
俺が めちゃくちゃ生意気だったんで。
すいませんでした。
馬場も 応援してくれてたのに
キレたりして悪かったな。
すまん。
乾杯しましょ!
乾杯!
乾杯!
(風間)
終わりよければ全てよしってね。
ずいぶん苦労しましたけどね。
勉強の覚えの悪さったら
半端ないんで。
性格悪いけど教え方うまいんすね。
性格も頭も悪い
お前よりは ましだ。
へえへえ すいませんね。
(野村)おいっ。
(大木)なあ 金子。
本気で取り組めば
道が開けると分かったろ。
どうだ? これを機に
ギャンブルをやめてみるのは。
そうっすね。
(大木)お前 言ってるそばから。
(宙・金子)ハハハ…。
(金子)えっ? いいんすか?
あっ?
(金子)みんな 今日は
大木さんのおごりだぜー!
(宙たち)うぇーい!
あざっす!
かんぱーい!
おめでとうございます!
失恋 おめでとうございます!
おい! それは ちっとも
めでたくねえわい!
ハハハ… すいません。
(ノック)
国生2士 入ります!
(ドアの開く音)
模擬試験の結果
あなたも見事 合格だった。
あ…。
(せきばらい)
何で俺に 模擬試験受けさせたのか
分かった気がします。
俺と競わせることで
金子さんを奮起させようって
魂胆だったんすよね?
いいえ。
私は あなたにどれくらい
自衛官としての素質があるか
確かめたかったの。
あなたは しっかりと
能力を証明してくれた。
訓練生になった当初は
ひどかったわよね。
《和を乱す人間が 一人でもいれば
命取りになる》
《だから そんな人は
ここには必要ない》
でも 徐々に変わっていった。
すごく成長したと思う。
今のあなたには仕事への情熱も
仲間への思いやりもある。
それは素晴らしいこと。
《いけんぞ 武藤!》
《やりきったな 武藤!》
《危ない!》
《まるを頼む》
《愛してるぜ!》
(金子)《あ…》
《おめでとうございまーす!》
《おお… ありがとな!》
(大木)《おめでとう!》
だけど…。
決定的な欠点があることも
今回 明確になった。
えっ…。
瞬間的に熱くなると
すぐに周りが見えなくなる。
追い込まれた金子と
試験の準備をする中で
あなたが どんなふうに
彼を応援していくのかを
見させてもらったの。
残念だけど あなたは
金子の態度にカッとなり…。
《ふざけてんのは そっちだろ!》
(金子)《あっ? おら》
《あっ?》
《やめろ!》
それは…。
(冬美)今回に限ったことじゃない。
避難所での単独行動も。
(冬美)
《誰が そんな指示を出したの!?》
《自分勝手な行動は取るなと
言ったはずよ!》
(冬美)オリンピック候補生の
彼の所に行ってしまったときも。
《謝りに行くに決まってんだろ!》
《謝ってどうなるの?》
《時間は戻せない》
(冬美)いくら試験で
いい点を取ろうが見過ごせない。
熱くなると
冷静な判断を下せない。
それは自衛官にとって
大き過ぎる欠点よ。
[GENERATIONSが歌う…]
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