太陽光パネル設置工事で産廃不法投棄 社長ら6人を逮捕 産業廃棄物約10.5トンが発見
三重県東員町で行っていた太陽光パネルの設置工事で、産業廃棄物を不法に投棄したとして、警察は19日までに設置業者の社長ら6人を逮捕したと発表しました。
廃棄物処理法違反の疑いで逮捕されたのは、太陽光発電システムの設置・販売などを行う名古屋市の「ディーエスエス」社長・木下誠剛容疑者(56)のほか、社員3人や委託業者の代表などあわせて6人です。
警察によりますと、木下容疑者らは去年3月から8月にかけて、東員町南大社の太陽光パネルの設置場所に、土地を造成する際に伐採した樹木や、パネルを梱包していた廃プラスチックなどを不法に投棄した疑いが持たれています。
去年9月に住民から「伐採した木などを業者が埋めている」と通報があり、警察が今年3月に検証のため掘削作業を行ったところ、産業廃棄物約10.5トンが発見され、今回の逮捕に至ったということです。
警察は6人の認否を明らかにしていません。
なお、現時点で不法投棄に伴う健康被害などは把握していないということで、警察では不法投棄に至った経緯などを詳しく調べています。