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“子供にワクチン接種を”県医師会が異例の会見

鹿児島 2022.08.23 19:55
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 新型コロナウイルスの感染の増加を受け、県の医師会が23日、異例の会見を開いた。危機感をあらわにしたのは子どもの感染の増加だ。新学期が始まる前に、ワクチンを接種するよう呼びかけた。  
 止まらない新型コロナの感染拡大を受け、県の医師会が会見を開いた。医師会が会見を開くのは異例のことだ。危機感を募らせているのは子どもの感染の増加だ。会見で、県医師会の西委員は「このままで9月の新学期を迎えると、更なる感染拡大が懸念される」と話した。県では感染者数が4000人を超える日が続いていて、年代別をみると、夏休みに入り10歳未満が16%と最も高く、中でも、子供から親への家庭内感染が多いという。高齢者だけでなく子供が重症や中等症になることもあり、7月下旬には、県内でも初めて10代の死亡が発表された。
 医師会が懸念するのが、10代以下のワクチン接種率の低さだ。県内の5~11歳のワクチンの2回目接種率は20%。12~19歳の3回目接種率は39.6%だ。専門家は、さらなる感染拡大が予想される新学期が始まる前に、ワクチンを接種するよう呼びかけた。西委員は「3回目接種を受ければかなり効果が高くなるので、現時点で2回接種を早めに終わらせておくことが強く推奨される。ぜひ夏休み期間中にワクチン接種をして学校に臨んでいただきたい」と訴えた。
 一方、ワクチンの安全性について西委員は「保護者が心配する長期的影響、長期的健康被害は報告されていない。比較的安全に摂取が進んでいる」とした。
 また、県医師会は改めてマスクや手洗い、換気など基本的な感染防止対策の徹底も求めている。

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