​代表挨拶

​金子 純也

Junya  Kaneko

最終学歴 
筑波大学大学院システム情報工学研究科博士前期課程修了 
筑波大学大学院博士後期課程中退 

職歴 
2014~ Morning Project Samurai 代表 
2016~ フリーランスプログラマ 
2017~ COGNIROBO 株式会社取締役

MPS (Morning Project Samurai) は、「新たなことにチャレンジしたい、新たなキャリアを築きたい」という想いを持つ誰もが、それに向かって迷うことなく挑戦するための高度な基礎を作ることのできる場所を作りたいという想いのもとに、2014 年 5 月、大学院生の時に立ち上げました。

これは私がボストンへ留学した際に、ボストンの高度でかつオープンマインド、コンストラクティブな学習環境、研究環境に触れ、こういった場所を日本にも作りたいと考えたのがきっかけでした。

2016 年までは、新たなことへのチャレンジ、新たなキャリアの形成、を念頭に「世界に目をむけた実績を作ること」を第一の目標とし、企業や自治体を含む様々な方々の支援を受けながら、ボランティアベースでの活動を行ってまいりました。公益信託世田谷まちづくりファンドでの資金獲得プロジェクトや、世界各地で開催されるメーカーフェアへの出展などが挙げられます。

2016 年よりフリーランスのエンジニアとして活動を始めたことをきっかけに「キャリアを築くための実績とはなんだろうか」といったことについて深く考えるようになり、また、自身の年齢があがるにつれ「キャリア形成にかかる時間」についてもより意識するようになりました。「短期間で自身の進みたいキャリアに必要な知識、技術、実績をつけるにはどうすれば良いだろうか」という問いに対して、「自身のキャリアに通ずる仕事を獲得し、その仕事を達成するために必要な知識や技術を死ぬ気で習得し、完遂することで実績を作る」ことではないだろうかという結論に至りました。この手法を実施するためには、「知識や技術の習得できる場所」の他に「その知識や技術を生かすことのできる仕事があること」が前提となりますが「中途採用や受託の場合、知識や技術の習得を目指す者への仕事はない」という現実を覆す必要がありました。それを実現するために 2017 年より、MPS Camp を開始しました。MPS Camp では、企業様から頂いたソフトウェア開発案件に関して私がその設計を行い、構築に必要な要素を洗い出した上で、それらを習得するのに必要な講義を組み立て受講者の皆さんに提供する、という手法をとりました。

幸い、MPS Camp の思想へご理解いただける企業様の協力により、2017 年 4 月から2018 年 4 月までに 4 回の MPS Camp を実施しました。参加者の方の中には、新規事業の立ち上げに向かって今も頑張り続けている方、フリーランスとして独立された方などがいらっしゃいます。MPS Camp にて獲得された仕事を続けておられる方もいらっしゃいます。

2017 年後半より、COGNIROBO Inc. での CTO の拝命、その他参画した他企業様のプロジェクトでリーダーとして採用も含むチーム運営に関わる機会をいただき、個人のキャリアパスという視点に加え、組織のキャリアパス、個人と組織のマッチングについても考えるようになりました。

今後は、「個人のキャリアパス形成」からさらに発展させ「個人と組織のマッチングを通したより良い社会の実現」を目指し、個人と組織の双方の発展を目的として MPS Camp を発展させていきたいと考えております。

そのために、今後は MPS Camp 卒業生が活躍できる企業様との連携を強化していきたいと考えております。近年、大学院レベルの専門知識が実務で必要とされる傾向にある IT 業界において、その教育が可能な人材が求められています。幸い MPS には、多くの優秀な方々がメンバーとして登録くださっており、そういった方々と強く連携しながら事業を進めていく予定です。

また、MPS 設立当初から行なっているプロジェクト指向型勉強会事業に関しましても、これまで通り、日本のみならず世界にも目を向けながらさらに発展させていきます。