蔡総統、日華懇・古屋会長と会談 「台湾と日本で自由と繁栄けん引したい」

2022/08/23 13:18
あいさつする蔡総統。左から2人目は日華懇の古屋会長
あいさつする蔡総統。左から2人目は日華懇の古屋会長

(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は23日、日本の超党派議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)の古屋圭司会長、木原稔事務局長らと北部・台北市の総統府で会談した。蔡氏は「日本と共同で地域の安全と安定の維持に取り組む他、引き続き連携を強めて地域の堅実たるパートナーとなり、グローバルな自由と繁栄をけん引していきたい」と語った。

古屋氏らは22日から24日の日程で台湾を訪問している。蔡氏は、古屋氏の訪台について、日本国会の台湾への支持を示しているとして感謝した。

台湾海峡の緊張が高まる中、台湾が侵略されれば、民主主義の価値やインド太平洋地域に対して大きな衝撃を与えることになると指摘。台湾と日本は自由民主主義などの基本的な価値観を共有し、安全保障の面でも緊密なパートナーであるとし、これからも引き続き連携を深化するべきだと述べた。

また東日本大震災時における台湾から日本への支援や日本から台湾に対する新型コロナウイルスワクチンの供与に触れ、台日間には「まさかの時の友こそ真の友」といった緊密なパートナーシップが築かれていると強調した。

古屋氏は、安倍晋三元首相の死去に際し、蔡氏が日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所を訪れ、弔問記帳したことに感謝の意を表明。超高層ビル、台北101(台北市)の外壁に安倍氏を追悼するメッセージが表示されたことについては「多くの日本人は台湾と日本との信頼と絆を強く感じた」と語った。

台湾海峡の平和と安定に関しては「わが国の安全保障はもとより、国際社会にとっても極めて重要」と述べ、中国による台湾周辺での軍事演習について、「台湾住民を犯す中国のやり方は自由、民主主義、法の支配、人権を共通の価値観とする日本と台湾の人々にとって絶対に受け入れることはできない」との認識を示した。

また新型車両の導入を予定している台湾高速鉄道(高鉄)について「国民の生活と経済を支える重要インフラストラクチャーであるからこそ、利用者の安全を最優先に設計し、確かな製造技術の下、運用実績を重ねてきた」として「日本は末永く台湾高鉄に貢献していきたいと考えている」と述べた。

(編集:齊藤啓介)

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