【甲子園】下関国際唯一のプロ選手 広島・宮崎敦次打撃投手の時代は弱小「県1回戦が十数年ぶり勝利」

新人時代のロッテ・宮崎敦次投手(2015年1月撮影)
新人時代のロッテ・宮崎敦次投手(2015年1月撮影)

◆第104回全国高校野球選手権大会最終日 ▽決勝 仙台育英8―1下関国際(22日・甲子園)

 下関国際OBで唯一のプロ野球選手、元ロッテ投手で引退後の2019年から広島で打撃投手を務める宮崎敦次さん(29)が、夏の甲子園で準優勝した後輩の健闘をたたえた。「決勝まで行った時点ですごい。悔しい部分はあるかもしれないが、すごく感動をもらった。築き上げたものを結果として出してくれてうれしい」。

 自身が入学した08年当時は“弱小時代”。「山口大会1回戦(の勝利)が、十数年ぶりの1勝とかだった」と懐かしんだ。1年の夏が終わると、正規部員5人でオフの練習に励んだ。最後の夏も3年8人、2年2人、1年3人。入学前の05年に部員が1人だった時期も知っており「そこから築き上げてきたものなので、本当に感動する」と目頭を熱くした。

 宮崎さんは同高卒業後、坂原監督と同じ広島国際学院大へ進学した。14年にドラフト6位でプロ入りを連絡した時に、指揮官は「次は甲子園」と約束。宣言通り、3年後の17年夏に初出場を決めた。「こうやって決勝までいくチームになり、本当に素晴らしい」と恩師の指導力に敬意。毎年母校を訪問し「いい選手が多い」と強豪校に成長した姿を頼もしく見ている。

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