当社の歴史は1958年、創業者の浅野和男が岐阜県大垣市に東海紡織株式会社を創業したことにさかのぼります。毛芯地メーカーとしては後発ながら、東海紡織はお客様ファーストの対応力と、チャレンジ精神に立脚した製品開発力を強みに地歩を固め、1967年には現在の本社に工場を建設しました。
転機が訪れたのはちょうどこの頃。2代目社長の浅野重雄がヨーロッパを視察し、接着芯地に出会ったことがきっかけです。「今後は接着芯地の時代が来る」。そのような確信から、当社はドイツ・クフナー社からの技術導入をもとに、接着芯地の自社ブランド「サーモフィックス®」を立ち上げました。
その後、アパレルの進化に呼応する形で接着芯地の製品バリエーションを増やしていくと同時に、独自に培った接着技術に新たな用途と可能性を見出す取り組みを展開。自動車産業をはじめ、さまざまな分野へ事業フィールドを広げています。また、急速に進むグローバル化にもいち早く対応し、広く海外展開も行ってまいりました。
東海サーモが考えるものづくりとは、世の中やお客様のニーズをどこよりも早く、どこよりも良いかたちにしていくこと。この姿勢は現在も脈々と受け継がれており、「新しいビジネスにチャレンジする情熱」は当社の基本的なDNAとなっています。
これからも東海サーモらしいものづくりを追求し、お客様ビジネスの発展と豊かな社会づくりに貢献していきたいと考えています。
皆様の変わらぬご指導とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。