大手引越し業者で8年間働いていた当サイト管理人が、冷蔵庫の引越し料金を激安にする2つのコツを伝授!
自分で引越しをする方にも、何千件と冷蔵庫を運んだ私のやり方や注意点をご紹介します。
そもそも冷蔵庫の引越しは“業者へ依頼する”と“自分でする”どっちがいいの?
断然、業者に依頼するのがおすすめです。
冷蔵庫を運ぶ際に、冷蔵庫が家の壁に当たろうものなら、軽く当たっただけでも簡単に壁に穴をあけてしまいます。
また、容量200Lクラスの背丈ほどのサイズの冷蔵庫になると、100㎏近い重さになり、倒れて下敷きになると大変危険です。
業者依頼時の料金相場も、1万円から2万円前後。自分でレンタカーを1台7000円ほどで借りて、友人に一緒に運んでもらい、晩ご飯をごちそうすると考えると、最終的に支払う金額としてはそこまでの差はありません。
冷蔵庫の引越し料金を激安にする2つのコツ
1つ目のコツは、無料の一括見積もりサイトを使うことです。
見積もりを出す業者は、ほかのライバル会社がいるなかで仕事をとるために少しでも安い料金にせざるを得ません。
引越し希望時期に業者に余裕があれば、より安い料金に下げることもできます。
ポイントは「何日でもいいので一番安い日でお願いします」と伝えること。
近隣地域でほかのお客様の引越しがあるときに、合わせてあなたの冷蔵庫を運ぶことができれば、かなり料金を下げることも可能になります。
運がよければ、本来1万5000円が相場の運搬でも7000円ほどで引越し作業をしてもらうことも可能でしょう。
2つ目のコツは、「料金が安い」という評判のある業者の見積もりを最後に確認することです。
複数社から見積もりを取るときには、あとから見積もりを提示する業者のほうがより安い料金を提示する傾向があります。業者は仕事を受注したいので、先に提示した業者の見積もりを受けてより安くしようとするわけです。
おすすめの引越し業者は、サカイ引越センターで、その理由は次の2つです。
- 万が一、故障した場合の補償が充実している
- 業界売り上げNo.1のプライドにかけて、料金を圧倒的に下げてくる傾向がある
複数社に見積もりを依頼しようと1社1社に電話するのは大変で、時間も労力もかかります。無料一括見積もりサイトを使えば、わずか30秒でて複数の業者へ見積もりを依頼して料金を確認することが可能になるのです。
もちろん、「希望より少し料金が高い」と感じれば、無理に依頼する必要はありません。
一度見積もりサイトを利用して、どの程度の料金になるのか確かめてみるのをおすすめします。
【故障防止】冷蔵庫の引越しを業者に依頼するケースで必要な準備や移動後の注意点
まずは冷蔵庫の中を空にしましょう!
冷蔵庫を移動させる前には、冷蔵・冷蔵しているすべての食材や調味料を冷蔵庫から取り出してください。冷蔵庫はトラックで移動するので、中に物が残っていると激しく動き、傷がつく原因になります。
忘れがちなのが、製氷機の水や氷です。残っていると水浸しになってしまうので注意しましょう。
なお、「水抜き」と呼ばれる作業は引越し業者が対応してくれますので、対応不要です。
冷蔵庫の食材や調味料が余ってしまった……
マヨネーズやケチャップなどの冷蔵している調味料は、移動日に合わせて使いきるのが理想ですが、すべてなくすのは難しいものです。
だからといって処分するのはもったいないこと。傷めず手軽に運ぶ方法をご紹介します。
近距離の引越しで、移動が1日で終わる場合
おすすめはクーラーボックスの利用です。
クーラーボックスに氷を入れて低い温度を保てば、夏場でも傷めることなく保存できます。
クーラーボックスがなければ、スーパーにある発泡スチロールでも代用できます。無料で発泡スチロールを入手できれば、わざわざクーラーボックスを購入する必要はありません。
長距離の引越しで、移動に2日以上かかる場合
クロネコヤマトのクール宅急便が便利です。
「お届け日指定サービス」を使えば、発送日から最大3日先まで日時を指定して送ることができます。
長距離の引越しに最適です。
冷蔵庫の電源は、10時間以上前に切りましょう!
引越し前日の就寝前には、冷蔵庫の電源を抜いておきましょう。
冷蔵庫の中には冷やすための配管があり、冷蔵庫を使っているうちに配管に多少の霜がつきます。
電源を抜くとその霜がゆっくり溶け、冷蔵庫の下側にある受け皿に溜まっていきます。その水を引越し作業前に捨てれば、冷蔵庫や住居、トラックや家財道具などを濡らすことなく冷蔵庫を運べるというわけです。前日に電源を抜き忘れた場合、作業前に電源を切って運搬せざるを得ませんが、床や家財道具、トラックや引越し業者の作業員などが濡れてしまうことが散見されます。
忘れずに電源を切りましょう!
冷蔵庫を運搬後、すぐに電源を入れてもいいの?
引越し業者に依頼して運搬した冷蔵庫は、すぐに電源を入れてOKです!
冷蔵庫を自分で運んだ場合は、すぐに電源を入れると故障の原因になりかねません。電源を入れずに10時間以上縦置きにしておきましょう。
冷蔵庫は縦のままで運ぶのが鉄則で、引越し業者に頼むとそのように対応してもらえます。しかし、自分で運ぼうとするとどうしても横向きになりがちです。その場合、コンプレッサー(モーター)の中にある潤滑油(冷やす液体)が配管に侵入するなどして、モーターの負担が大きくなってしまうことがあるのです。そうすると、壊れてしまう原因になります。横向きで運搬しても、縦置きに戻してある程度の時間がたてば、潤滑油が元の場所に戻りますので、負担なく冷蔵庫を稼働できます。
引越し先で冷蔵庫の電源はいつ入れる? すぐ使用しても大丈夫?
電源を切ると冷蔵庫が臭いのはなぜ?
長年使っている冷蔵庫には、食べ物のカスやこぼれた調味料、野菜の残りなどのさまざまなものがこびりついています。
電源を切ると、そうしたカスなどが温度の上昇とともに徐々に臭いを発するようになるのです。
特に夏場は臭いが気になります。冷蔵庫の中をすべて空にしたら、ついでにきれいに隅々まで掃除をするのがおすすめです。
冷蔵庫の引越しの後、へこみが見つかった! どうすればいい?
引越し業者の作業担当者は、冷蔵庫や住居に傷がつかないよう、住居を養生し、ジャバラと呼ばれる防護布で冷蔵庫を包むなどして、細心の注意を払って移動させます。
しかし、引越しのプロとはいえ人が行うことですし、何らかのはずみで冷蔵庫や住居がぶつかって傷ができてしまうことが100%ないとはいえません。冷蔵庫の表面は、ぶつけるとすぐに凹みができてしまいます。
そんなときは引越し業者が修理をしてくれますので、安心してください。
「この傷は引越しの前からあったものだろう」「いや、引越しでついた傷だ」といった業者とのトラブル防止を避けたいと思うなら、事前に写真を撮っておき、証拠にしましょう。
信頼できる業者であればそのようなトラブルはほとんどないと思いますが、
日数が相当経過してから「へこんでいる」といわれても業者は対応が難しくなります。冷蔵庫や住居に傷がないかどうかは、引越し当日にチェックしておきましょう!
*引越し業者が冷蔵庫を引越しする際の動画です。冷蔵庫をジャバラで覆っています。
この業者はもちろん、傷もつけずにしっかりと運んでいます
我が家は3階に冷蔵庫がありますが、階段を通らないです!
冷蔵庫が階段を通らない、玄関をくぐることができない、そんなときは、クレーン車や吊り上げ・吊り下げで窓から搬入できるので安心してください。
窓の真下にスペースがあれば吊り上げ・吊り下げで移動できますし、スペースがなくてもクレーン車で簡単に運べます。
料金は2~3万円が相場です。
クロネコヤマトや佐川急便、郵便局は冷蔵庫を運搬しているの?
冷蔵庫の運搬や梱包を、クロネコヤマトや佐川急便、郵便局に頼めるのではないか……そのように考える方もおられるかもしれません。
超小型の冷蔵庫であれば、クロネコヤマトや佐川急便、郵便局の通常の宅配便で運べる場合もありますが、基本的には引越し業者でないと依頼できないケースが多いです。
クロネコヤマトの宅急便は「3辺の合計が160㎝以内」「配達員が1人で持ち運べること」を条件に、運搬を依頼できます。
料金は、地域によっては3,000円前後でおさまります。
しかしながら、3辺の合計が160㎝でおさまる冷蔵庫というと、ホテルなどでジュースだけ入っているような小型冷蔵庫が大半と考えるべきでしょう。
ですから、実際にはほとんどのケースでは引越し業者が対応するといえます。
クロネコヤマトで冷蔵庫の引越しはできるの?料金が一番安い方法は?
冷蔵庫の梱包は引越し業者しか対応しません
クロネコヤマトや佐川急便などの通常の宅急便では梱包を請け負わず、あくまで梱包したものを運搬するものです。運搬したいものを家の中から運び出してくれることも、運搬先の家の中に設置してくれるくれることもありません。
引越し業者に頼むと安全な理由
この写真は我が家の冷蔵庫ですが、高さ180㎝、重さは80㎏近くあります。1人で動かすのは絶対無理です。
万が一横転させれば、壁に大きな穴が空いてしまいます。
引っ越し業者は、壁をガードするプラスチックを通路に貼るなどして「養生」して家を守ってくれるので、安心してまかせることができます。
冷蔵庫1台だけ引越し業者にお願いしても嫌な顏をされない?
「冷蔵庫1台だけなんて……」
なかにはそう思う方もおられるかもしれません。しかし、まったく問題ありません!
そうした依頼であれば、近隣地域のほかの引越しや、同じように家財道具を少し運搬するようなものも一緒に対応できます。そうなれば、引越し業者にとっては一石二鳥とも言えます。
作業員の立場からしても、冷蔵庫だけの運搬は非常に楽なのが本音です。
遠慮せずに見積もりを依頼しましょう!
引越し料金がものすごく下がった実際の見積書をお見せします!
以下の写真は、私が実際に引越しをしたときの見積書です(冷蔵庫以外も含む、家族一式の荷物を含んだ価格です。)
家族4人(子供2人・妻・私)で徒歩5分の場所への引越しで、荷造りサービスをお願いしたときの料金です。
- サカイ引越しセンター 55,000円
- 某社 135,000円
このように、引越し料金は会社やその状況によって相当差がでるのです。これは、冷蔵庫だけの引越しに関しても同じです。
繁忙期かどうか、引越しを依頼するのが何曜日なのかによっても料金が異なるのはよく知られていますが
なども料金の見積もりに大きく影響します。
ですから、
1社だけではなく複数社に料金の見積もりを依頼するのが、引越し料金を安くするポイントです。
冷蔵庫1台だけの引越し料金の相場は?
距離や冷蔵庫の大きさにもよりますので一概に言えませんが、うまくすれば1万円を切ることもできます。
では、どうすれば冷蔵庫の引越し料金を下げられるか……
しつこいようですが、一括見積もりサイトを使うことです!
そうすれば、複数の引越し会社から簡単に見積もりを取ることができ、一番安い業者をすぐに探せます。反対に、
「CMを見たことがあるあの会社にお願いしよう」とはなから1社に絞りこんでしまうと、料金が高くなる傾向があります。
おすすめの一括見積もりサイトは「引越し価格ガイド」
「引越し価格ガイド」は、入力すると引越し料金の相場が表示されます。それを参考にすると、これから引越し会社が提示してくる料金が高いのか安いのかを判断する材料にできます。
これは、ほかの一括見積もりサイトにはない独自のサービスで、大変便利な機能です。
また、サイトを運営しているのが一部上場会社なので信頼度が高いのも、おすすめする理由の一つです。