あだ名を取り締まる学校現場の異常…敬称でも「アホの足立」はNGなのか?
要するに、学校側は面倒を避けたいだけ。子供から自由を奪い、人間関係を希薄にさせ、プレーンな人間を量産すれば、管理は容易になる。しかし、こうした発想は最後は人間を番号で呼ぶ強制収容所の論理に行き着くと思う。
そのうち社会全体で「あだ名」や「呼び捨て」を否定する動きにもなってくる。実際、ニックネームを禁止する企業も増えてきたという。
好意的な「あだ名」はOKで、相手が嫌がる「あだ名」はNGという意見もネット上にあった。木村拓哉は昔「キムタク」と呼ばれることが嫌だったらしいが、だったら「キムタク」はNGか。「ヤマタク」や「シミケン」はOKなのか。「稲荷町」「矢来町」と地名で落語家を呼ぶのもNGか。そもそも、誰がそれを判断するのか?
ジューシー安倍、パンツ高木、イソジン吉村、ドリル優子、ブロック太郎、小泉チン次郎、阿呆太郎、雨合羽松井……。政治家の「あだ名」には過去の行状の記憶も含まれている。「関西ではアホは敬称」と主張する足立康史を「アホの足立」と呼ぶのは、敬称であってもNGなのか。