日野自動車のエンジン不正、小型トラックにも拡大
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村上芽さんの投稿
日野自動車は22日、エンジン不正問題が小型トラックにも広がると発表した。不正対象が大中型のトラックやバスにとどまらなくなった。国土交通省の同社への立ち入り検査で、試験での排出ガスの測定回数が不足しているなどと指摘された。日野自は国内で売る大半の車種が出荷できなくなる。
記者会見で小木曽聡社長は「追加で不正が判明したことは深刻で弁解の余地がなく、大変申し訳ない」と改めて謝罪した。
2019年に発売...
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(更新)- 村上芽日本総合研究所創発戦略センター シニアスペシャリストひとこと解説
トラック最大手の日野自動車による不正問題により、国内のトラック運送事業者にどの程度の影響が及ぶのかはまだ分かりません。トラック運送事業者にとっては、トラックを買い替えることでドライバーの働く環境や、CO2排出量が改善するという機会が先延ばしになる可能性があり、そうなると、健康や気候変動への取り組み自体も遅れてしまうことになります。 筆者は10年ほど、上場企業の不祥事情報を観察してきました。製造業にまん延する検査等の不正問題では、「事故など実害の影響はない」という言い訳がくっつくことがよくありますが、そんなはずはないのです。
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