この団体の主張と私の主張は共通する点もあるし、異なる点もあるし、共通するのか異なるのかよく分からない点もあります。
何もないところから声が聞こえてくるというのは、特殊な技術を使った犯罪という点は概ね共通します。私はマイクロ波聴覚効果を応用した無線通信システムの悪用と主張していますが、この団体は媒体を特定することなく、電波、超音波、低周波、高周波か何らかの媒体と主張しています。
この団体は、何もないところから声が聞こえてくるのは、犯罪なので、警察に行って、犯罪被害を届けることを推奨しているようなのです。私はこの団体の会員でないので、このようなことを推奨しているかどうか確認できないのですが、団体の会員か誰かが推奨しているようです。
いずれにしても、何もないところから声が聞こえてきて、特殊なテクノロジーを使った犯罪の被害を受けていると警察に届出すると、どうなるでしょうね。
特に一人で警察に行って、この被害の届出をした場合、どうなるでしょうか。
警官は異常な挙動をした人を発見したので、精神保健障害者福祉法に基づいて保健所に通報することがあります。正確には、頭に声が聞こえてくるというだけでは通報の要件を満たさないのですが、自傷他害のおそれがあるときには、保健所に通報します。その後、精神科医が診察するわけです。
また、警官は、自傷他害のおそれがないと判断した場合であっても、この人はなにかの犯罪をしているかもしれないという疑義が生じるかもしれません。警察の職務は犯罪の捜査ですから、声が聞こえるという人を容疑者にして、犯罪の捜査を開始しても不思議はないわけです。
一方、誰かが特殊な機械を使って、頭に声を送信したと警察に届出をしても、警察が捜査をして、その機械を押収して、犯罪被害が終わる可能性はほとんどありません。
精神医学が、電波妄想というデマを流し、電波は聞こえないというウソが世の中に蔓延しているので、マイクロ波聴覚効果という物理現象はほとんど知られてないのが現実です。このような現実に鑑みて、警察に犯罪被害の届出をしてもよいことなど全くありません。
防衛省と警察庁が互いに協力して、日本全国でマイクロ波聴覚効果を応用した無線通信システムを使って悪事を実行しているのですが、悪事が露顕しないように精神医学が協力しているのです。
マイクロ波聴覚効果については多数のブログ記事もあるし、学術論文も発表されているので、詳細はそちらを参照ください。