大阪府堺市で自殺や事故を装って弟と父親を殺害したなどの罪に問われている女の裁判員裁判が8月22日に始まり、弁護側は無罪を主張しました。
起訴状などによりますと、足立朱美被告(48)は2018年3月、堺市の建設会社の事務所兼住宅で、弟の聖光さん(当時40)に睡眠薬などを飲ませ練炭自殺に見せかけて殺害したほか、2018年1月には父親の富夫さん(当時67)に大量のインスリンを投与して殺害したなどの罪に問われています。
8月22日に始まった裁判員裁判で、足立被告は起訴内容について「特に申し上げることはない」と話した一方、弁護側は「全て争います」と無罪を主張しました。
また、今後の審理について、検察側は冒頭陳述で、弟の殺害と父親の殺害に関する内容を分けて立証すると明らかにしました。