如月千怜の実体験に基づく、信頼してはいけないレビュアーの傾向

読了目安時間:2分

エピソード:12 / 12

ここからアップデート原稿です

ジャンルに詳しくないことを免罪符にするのは、自分の技術が稚拙であることを晒すだけである

どうも皆様、如月千怜です。 先週7月16日に投稿し、大反響を発したこの作品なのですが、早くもアップデートの時がやってまいりました。 つまりこれは、仮完結からまだ一週間も経ってない内に「また新しいタイプの信頼できないレビュアー」を見つけたことになります。 悲しいことではありますが、こればかりは皆様と共有しないといけないと思うので、ここで掲載させて頂きます。 別サイトに掲載した作品に向けられた感想の話ですが、そちらの方でまた気になる感想を頂きました。 ちなみに掲載した作品は緋眼の人狼誕生 2022年版です。(このタイトル、なんで旧版共々こんなにトラブル多いのでしょうか……もしかしてガチで呪われている?) そちらで頂いた感想なのですが、異世界ファンタジーに詳しくないと仰った上で感想を書いていました。 ジャンルに詳しくない人が感想を書くこと自体は何も問題ないと思います。ジャンルに詳しくないからこそ見抜ける問題点がある可能性はどんな作品にも当然あります。 また、こういった方の感想が「なぜ自分はジャンルに興味を持てないのか」「このジャンルに興味を持たない層はどのような層なのか」といったことの理由を示していることもあったりします。 ですが時々、このジャンルに詳しくないことを免罪符にして、ジャンルが好きな方が疑問に感じないことに対して揚げ足取りみたいな指摘をする人もいます。 その人の感想としては「キリスト教が存在しない世界のシスターってどういう存在なの?」というものでした。 この感想には悪い意味で驚愕しました。こんなにも想像力のない人が執筆を趣味にしたいと思っているなんて考えられないと思いましたね。 私の書いた作品にはキリスト教が存在しないというのは確かに事実です。ですが似たような体系の宗教がその世界に存在している可能性があることは何もおかしくないはずです。 それを「何も説明がないからわからない」というのは、さすがにジャンルに詳しくないことを考えても無理がある主張と思います。 一応感想の内容を深堀すると「シスターが冒険者と同行する理由がわからないから話に入り込めない」ということを伝えたかったみたいなようですが、そもそも聖職者が仲間になるのはずっと昔から異世界ファンタジーで定番展開なんですよね。 それをジャンルに詳しくないという理由で屁理屈をこねる人達のために、無意味にテンポを崩してまで納得できるように説明しろというのは……そんなことをしたらジャンルが好きな人が「この作品無駄な説明が多くて退屈だな」と思って読むのをやめてしまいますよ。 感想を書こうと思うなら、自分の詳しくないジャンルこそ敬意をもって接してほしいです。 それができないなら受理を断るのも、紹介者には必要なことだと思います。 ……まあノベプラで一回「私は男だからBLの紹介するのは地獄」などという下品な言葉で受理を断っていた人も見たことがあるので、断り方にも思いやりが必要と思いますが。

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