河川での水難事故にはくれぐれも
ご注意ください。
私は一度、四国高知の渓流で流さ
れました。結構水量があり流れも
急なアマゴのいる山岳渓流。
師匠と四国遠征のキャンピングで
泊まりがけのフライフィッシング
中でした。
まるでサーフボードで海で沈した
時のように水中に持って行かれた。
水中は渦が巻いていた。
「これは死ぬかも」と思いました
が、存外パニくらずに冷静。水を
飲まないようにした。三半規管が
機能不全になるから。水中で揉ま
れながらそうした事を超速度で
考えた。
その時、オービスのフライベスト
にパンパンに入れていたフライケ
ースが浮き輪の役目を果たして、
水中でもんどりうちながらも運良
くたまたま浮上。
そして、そこからあえて背面浮かび
に体勢を取り、流れに任せながらも
何とか方位を身体使って操作して岩
のある岸に。背面浮かびの対処法は
知っていたから何とかなった。
数百メートル流されました。
師匠も驚いて駆けつけましたが、
私は悪運強く、無事でした。
あれ、普通なら死んでるケースで
す。助かったのはほんのラッキー
であるだけの事。ベタ伏せした頭
の上を銃弾がビュンビュン飛んで
いても、たまたま中らなかったの
と同じような、たまたまのほんの
ラッキーでしかない。
リアル「リバラン」をやったけど、
死んでたらリバランにならなかっ
た。
渓流でのフライフィッシングは、
気をつけないとこうなります。
こうなると助かるケースは少ない。
なぜなら、浮き輪代わりになる
フライベストに浮力が足りないと
ウエーダーに水が入ったなら確実
に深く沈むから。
釣りもレジャーも、川遊びは非常
に危険が大きいので、最大に注意
してください。
特に山岳渓流は危険度がかなり高
い。
むしろ、水量の少ない渓流源流部
のほうがまだ危険度は低いようで
す。