現在のコンピューターよりはるかに高性能な「量子コンピューター」の根幹となる演算素子「2量子ビットゲート」の大幅な高速化に成功したと分子科学研究所(愛知県岡崎市)のチームが9日、科学誌「ネイチャーフォトニクス」に発表した。分子研の大森賢治教授は「より完成形に近い汎用的な量子コンピューターの開発につなげたい」と話した。
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| 「2量子ビットゲート」のイメージ。二つのルビジウム原子に1000億分の1秒だけレーザー光を照射する(分子研・富田隆文特任助教提供) |
大森氏によると、2量子ビットゲートとしては世界最速で、米グーグルによるこれまでの世界記録より2倍以上速い6・5ナノ秒(ナノは10億分の1)という。今回の手法を使えば将来的に1ナノ秒まで短縮できる見込みで「画期的な成果だ」と強調している。
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