■不自然な動きの“右足ちょんちょん男” 卑劣シューズで盗撮
そしてこの日、とんでもない装備の盗撮犯がハリコミカメラの前に現れたのです!
午後4時過ぎ、女性向けの雑貨ショップなどが立ち並ぶ駅の構内。
捜査員
「帽子かぶって黒マスクで黒のベスト。あいつずっとうろちょろしてる」
捜査員がマークしたのは黒いベストを重ね着し、帽子をかぶった男。注目したのは、その歩き方。なぜか右足だけを前に差し出しています。
捜査員
「携帯なのかわかんないけど足に(カメラが)あるかもしれない。右足の靴」
そして女性が前を通ると・・・女性の方向に右足がすっと伸びます。「男の右足には、カメラが仕込まれている」そう確信した捜査員たち。
捜査員
「さっき変だなと思って黒いベストを着て帽子をかぶった奴がいるんだけど。OLさんの後ろをずっと追っかけている」
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そして、ついにその瞬間が!
捜査員
「お兄さん、警察です。盗撮だろこれ!これカメラだろ!な、間違いないよな」
男の右足が女性のスカートの下に伸びた一瞬の動きを、捜査員は見逃さなかったのです。
この「右足ちょんちょん男」は40代の無職。不自然に伸びていた右足の靴の中にはやはり小型カメラが仕込まれていました。まさに悪質きわまりない、“卑劣シューズ“での盗撮。
ところが・・・男の装備はこれだけにとどまらなかったのです!
捜査員
「めっちゃ(携帯)熱いな。こっちでも撮ってたのか、ここ(胸ポケット)に入れて」
胸ポケットに忍ばせたスマホで女性の全身も同時に撮影していたのです。被害に遭った女性は・・・
被害に遭った女性
「気持ち悪い。ただただ気持ち悪い。帰るの怖いです」
盗撮の再犯率は3割にも及ぶといいます。「もう、こんなことはやめろ」と捜査員も諭すように言葉をかけます。
捜査員
「反省している?こんなことやっている場合じゃないでしょう」
「被害者がいる話だからね。何もしてない被害者がいるんだから。そういう人の事考えなきゃダメだよ」
ハリコミ取材班が同行した1週間だけで検挙された盗撮犯は、なんと4人!
穏やかな日常を守るため、「鉄道警察隊」は今日も目を光らせています。