東日本大震災10年を機に発足した、民放キー局5局とNHKが実施する共同プロジェクト。今年も立ち上がりました。
共通のテーマ 「キオク、ともに未来へ。」のもと、各局がニュース企画やドキュメンタリーなどを制作。局の垣根を越え、震災関連の映像素材の共有や、記者・アナウンサーなどによる取材協力を行い、被災地の系列局の協力を得ながら、テーマに沿ったVTR を制作し、放送します。未来の命を守るため、あの記憶を「風化」させず、次の世代へメッセージを伝えます。
出演者:島田彩夏(フジテレビアナウンサー)
【FNS系列18局で放送】(一部地域では別日時)
関西テレビ、東海テレビ、仙台放送、テレビ静岡、北海道文化放送、テレビ新広島、岩手めんこいテレビ、秋田テレビ、さくらんぼテレビ、福島テレビ、長野放送、富山テレビ、福井テレビ、高知さんさんテレビ、サガテレビ、テレビ熊本、テレビ大分にて放送予定。
※放送日時は各放送局にお問い合わせください。
※放送局は今後追加される場合があります。
未曾有の災害を決して忘れず教訓とするため、11年にわたり放送してきたシリーズ「わ・す・れ・な・い」。この番組は、シリーズの最新作となります。これまで主に津波の動きを検証してきましたが、日本各地で大きな地震が相次ぐ中、今回は改めてあの日の「地震の揺れ」に注目します。いつ起きてもおかしくない首都直下や南海トラフなどの「巨大地震」…。命を守るためにできることは何なのか。震災当日の映像検証に加え、新たな証言も交えながら考えます。
多くの命が失われた東日本大震災ですが、忘れてならないのが、首都圏での建物の倒壊や落下物による人的被害。なかでも頻発したのが、天井の落下でした。東京・九段会館では2人が亡くなりました。妻を失い、あの日から時が止まったままだという小林一雄さんが、いま私たちに伝えたいこと。また全身15カ所を骨折しながら一命を取り留めた二村祐輔さんが日常から備えていることとは。
いつどこで、巨大地震に遭遇するかはわかりません。今回、入手した映像でも、町中で、商業施設で、駅で、自宅で・・・さまざまなケースでの人々の行動が記録されていました。そこには、避難の際に私たちが、陥りやすい心理的な落とし穴が・・・。一方で、落ち着いて、適切な避難行動を取ることができた人も。両者を分けたのはなんだったのでしょうか。
あの日の多くの事例から、迅速な避難のポイントが「適切な声かけ」にあることもわかってきました。震災当日、イベントの司会をしていたテレビ朝日の野村真季アナウンサー。冷静な呼びかけで避難誘導する様子が映像に残っていました。どのような考えで行動を起こしたのか、呼びかけに込めた思いは…インタビュー取材から、私たちにもできる声かけのヒントが見えてきました。
番組への感想・来年の放送に向けた要望・
共同企画に望むこと等
みなさまのご意見お待ちしております。
わ・す・れ・な・い 行動検証 巨大地震その時…
天井落下で死者2人あの日の教訓…全身15カ所骨折一体何が▽突然の揺れ…陥りがちな「心理の盲点」▽命を守る避難行動のポイント「適切な声かけ」どうすれば?
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