装甲車(装輪)
試製装甲車 オースチン装甲車 ウーズレー装甲車
●シベリア出兵に際し、大正7~9年に製作され、派遣された。
●既存車輌のシャシーに装甲車体を載せたもので、主に偵察任務に従事。
●内訳は、丙号自動貨車改造が2輌、輸入トラック改造が1輌、輸入乗用車改造が1輌である。
[諸元]※丙号
重量:?t
全長:?m
全幅:?m
全高:?m
機動:液ガ20hp?㎞/h4X2
乗員:9名
装甲:4㎜(軟鋼)
武装:機銃2
●大正9年少数輸入(英製)。
●並列砲塔と、前後に操縦装置を有する事が特徴。
●シベリア出兵時に派遣され、鉄道警備や偵察に従事した。
●赤軍が使用していたオースチン系装甲車も鹵獲され、そのまま現地部隊で再利用した。
[諸元]
重量:4.57t
全長:4.80m
全幅:2.06m
全高:2.40m
機動:液ガ50hp56㎞/h4X2
乗員:6名
装甲:8㎜
武装:機銃2
●済南事件に際し、昭和3年製作。技本と石川島の共同開発。
●シャシーはウーズレーCP型自動貨車を使用。装甲板は駆逐艦舷側用鋼板を海軍から譲渡してもらい焼入れして使用。
●その後も若干改良して陸軍に納入され、満州事変でも使用された。
[諸元]
重量:?t
全長:?m
全幅:?m
全高:?m
機動:液ガ?hp?㎞/h4X2
乗員:?名
装甲:5~6㎜
武装:機銃1
ルノー装甲車 試製6輪装甲車 九〇式広軌牽引車
●昭和5年頃、輸入ルノー6輪自動車(仏製)のシャシーを利用して少数が製作された。
●技本が開発した、習作的意味合いの強い車輌であるが、憲兵隊などで使用された。
[諸元]
重量:?t
全長:?m
全幅:?m
全高:?m
機動:液ガ12hp?㎞/h6X4
乗員:6名
装甲:?㎜
武装:機銃1
●昭和5年頃少数試作。
●6輪自動貨車(名称不詳)のシャシーに、オースチン装甲車を踏襲した並列砲塔を持つ装甲車体を載せたもの。
●部隊配備されたか否かは判然としない。
[諸元]
重量:?t
全長:?m
全幅:?m
全高:?m
機動:液ガ?hp?㎞/h6X4
乗員:?名
装甲:?㎜
武装:機銃2
●昭和5年制定。
●スミダ6輪自動貨車シャシーを利用して、石川島で生産された。※初期には4輪型も存在した(画像)。
●線路上は鉄輪で、道路上はソリッドタイヤで走行した。
●鉄道警備に従事し、銃眼から携行火器で攻撃を行う。
[諸元]
重量:?t
全長:?m
全幅:?m
全高:?m
機動:液ガ?hp?㎞/h6X4
乗員:?名
装甲:?㎜
武装:無し
ビッカース・クロスレイ装甲車 ちよだ型装甲車 九一式広軌牽引車
●昭和6年輸入(英製)。
●1925モデルである。
●半球形の砲塔が印象的である。砲塔には最大4挺のビッカースMk.Ⅰ重機関銃を装備できるが、通常は2挺のみを装備して運用する。
●満州事変で活躍した。
[諸元]
重量:7.50t
全長:?m
全幅:?m
全高:?m
機動:液ガ?hp70㎞/h4X2
乗員:5名
装甲:6㎜
武装:機銃2
●昭和6年に国防献金で献納され、満州事変に投入された。
●東京瓦斯電で生産され、社内名称は「ちよだQSW型装甲自動車」。
●ちよだQ型軍用トラックのシャシーを利用している。
●特に熱河作戦での愛国2(敦賀)号の追撃は有名。
[諸元]
重量:?t
全長:?m
全幅:?m
全高:?m
機動:液ガ?hp?㎞/h6X4
乗員:?名
装甲:?㎜
武装:機銃2
●昭和6年制定。
●九〇式広軌牽引車の改良型であるが、生産は瓦斯電で行われた。
●広軌と標準軌に対応可能。
●変速機は前進5段後進1段しか無い為、単車では後進時の速度が出せず、背中合わせの重連で使用される事も多かった。
●鉄道警備に従事した。
[諸元]
重量:7.70t
全長:6.50m
全幅:1.90m
全高:2.95m
機動:液ガ50hp40㎞/h6X4
乗員:6名
装甲:6㎜
武装:無し
九二式広軌牽引車 試製装甲車 九八式装甲牽引車
●昭和7年制定。
●九一式広軌牽引車の変速機に、車輪の回転を反転させる補助変速機を取り付け、単車での高速後進を可能としたもの。
●陸式代用燃料(木炭ガス)を使用出来るよう改造された車輌も配備された。
[諸元]
※九一式広軌牽引車に準ずる
●試作年度不明。
●九七式自動貨車のシャシーを利用したもので、装甲兵車を企図したものと思われる。
[諸元]
重量:約?t
全長:?m
全幅:?m
全高:?m
機動:液ガ45hp?㎞/h4X2
乗員:?名
装甲:?㎜
武装:無し
●昭和13年制定。
●九二式広軌牽引車と九七式鉄道牽引車の中間のような車輌で、線路も道路も走行可能な装甲自動貨車であった。
●道路走行時には、従来のソリッドタイヤではなく、空気入りチュ-ブタイヤを使用した。
●生産数は少なかった。
[諸元]
重量:約?t
全長:?m
全幅:?m
全高:?m
機動:液ガ?hp?㎞/h6X4
乗員:?名
装甲:6㎜
武装:無し
その他鹵獲装甲車
●昭和17年頃、蘭領印支で蘭軍より鹵獲(米製)。
●印度国民軍に貸与され、再利用された。
[諸元]
重量:?t
全長:?m
全幅:?m
全高:?m
機動:液ガ?hp?㎞/h4X2
乗員:?名
装甲:?㎜
武装:?
半装軌/装輪装軌併用
サンシャモンM21装輪装軌併用戦車 九八式高射砲牽引車(装甲型) 一式半装軌装甲兵車(ホハ)
●大正11年に1輌を参考輸入(仏製)。
●実際に輸入して実用試験をした結果、構造的に不利な点が多い事が判明し、その後日本では装輪装軌併用車輌が発達する事は無かった。
[諸元]
※不明
●昭和12年製作。
●九八式高射砲牽引車シャシーに装甲車体を架装したもの。
●単純に牽引車の装甲化が目的だったのか、あるいは装甲兵車の習作が目的だったのか、また制式化されたか否か等、不明点が多い。
[諸元]
※不明
●昭和16年制定。
●兵員を搭載し、戦車に随伴する事を目的とした車輌。
●シャシーを利用して木製車体を架装した自動貨車も製作された。
[諸元]
重量:7.00t
全長:6.10m
全幅:2.10m
全高:2.00m
機動:空デ134hp50㎞/h
乗員:3+12名
装甲:8㎜
武装:無し
鹵獲M3砲車
●昭和17年比島で鹵獲、
再利用された(米製)。
[諸元]
※不明
装甲車(装軌)
カーデンロイドMk.Ⅵ 九二式重装甲車 九四式軽装甲車(TK)
●昭和5年に2輌参考輸入された。
●技術本部と歩兵学校で研究され、また騎兵学校からも同種の軽装甲車輌の要望が出された。
●後の軽装甲車輌開発に貢献した。
[諸元]
重量:1.5t
全長:2.46m
全幅:1.70m
全高:1.22m
機動:液ガ23hp45㎞/h
乗員:2名
装甲:9㎜
武装:機銃1
●昭和7年制定。
●主武装である13㎜機関砲は車体スポンソンにボールマウントされ、高角射撃が可能であるが、実際の対空戦闘は無理だと思われる。
●車体を溶接構造としたが、技術的に未熟で、強度に不安あり。
●使用した部隊での評価は芳しくない。
[諸元]
重量:3.5t
全長:3.94m
全幅:1.63m
全高:1.87m
機動:空ガ45hp40㎞/h
乗員:3名
装甲:6㎜
武装:13㎜機関砲
  :機銃1
●昭和9年制定。
●開発当初は弾薬運搬用の牽引車であった。
●自衛用の回転砲塔を持つ事から、中国戦線では歩兵直共の豆戦車として重宝されたが、その戦闘能力には自ずと限界があった。
[諸元]
重量:3.5t
全長:3.08m
全幅:1.62m
全高:1.62m
機動:空ガ35hp40㎞/h
乗員:2名
装甲:12㎜
武装:機銃1
九七式植柱車 九七式延線車 試製一〇〇式観測挺進車
●昭和12年制定。
●九四式軽装甲車の車体を応用。
●発動機からPTO経由でドリルを回転させて地面に穴を掘り、有線通信用の電柱を植える作業に従事する。
●植柱車2輌と延線車1輌で1組となり、作業にあたった。
[諸元]
※不明
●昭和12年制定。
●九四式軽装甲車の車体を応用。
●植柱車に追随し、植柱車が植えた電柱に、電線を敷設する作業に従事した。
[諸元]
※不明
●昭和15年試作。
●九四式軽装甲車の後期特殊型車体を応用したものと思われる。
●砲兵の前進観測所として観測・通信機材を搭載した。
[諸元]
重量:4.90t
全長:4.00m
全幅:1.90m
全高:1.90m
機動:空デ60hp40㎞/h
乗員:6名
装甲:6㎜
武装:無し
九七式軽装甲車(テケ) 試製機関砲搭載軽装甲車(キト) 九八式装甲運搬車(ソダ)
●昭和12年制定。
●技術的には九四式軽装甲車の発展型であるが、運用的には九二式重装甲車の後継である。
●大東亜戦争初期の南方戦線で活躍したが、既に海外では豆戦車の時代は終っており、当車も戦力としては短命であった。
[諸元]
重量:4.8t
全長:3.70m
全幅:1.90m
全高:1.79m
機動:空デ65hp40㎞/h
乗員:2名
装甲:12㎜
武装:37㎜砲
又は:機銃1
●昭和14~15年頃試作。
●九七式軽装甲車の車体を応用し高射機関砲を積載したまま戦闘可能な、自走砲的車輌。同様に速射砲を積載した車輌はソトと呼称された。
●九七式軽装甲車では車格が小さい為、後に九八式軽戦車の車体で同様の試作が行われた。
[諸元]
重量:3.90t
全長:3.81m
全幅:1.92m
全高:1.50m
機動:空デ65hp40㎞/h
乗員:6名
装甲:12㎜
武装:機銃1
●昭和13年制定。
●九七式軽装甲車試作時に、車体レイアウトを九四式軽装甲車に準じた車輌も製作されたが、それを応用したものと考えてよい。
●結局、九四式軽装甲車+被牽引車のシステムは、戦闘力と輸送力にそれぞれ強化され分化した事になる。
[諸元]
重量:5.20t
全長:3.80m
全幅:1.90m
全高:1.60m
機動:空デ65hp40㎞/h
乗員:2名
装甲:12㎜
武装:無し
一式観測挺進車(テレ) 試製装軌自動貨車(TC) 試製装軌自動貨車(TE)
●昭和16年制定。
●九八式装甲運搬車の車体を応用。
●砲兵の前進観測所として観測・通信機材を搭載した。
[諸元]
重量:4.10t
全長:4.00m
全幅:1.90m
全高:1.99m
機動:空デ65hp40㎞/h
乗員:8名
装甲:6㎜
武装:無し
●昭和8年頃試作。
●足回りは九二式重装甲車と共通。
●車体後部への発動機の配置が非実用的であり、また車格も小さすぎる等、技術的には未熟な車輌である。
[諸元]
※不明
●昭和9年頃試作。
●発動機は九二式重装甲車と共通。
●車体右前部に発動機、左前部に操縦席、後部に荷台という配置は、以後の装軌自動貨車・装甲兵車の基本型となった。
[諸元]
※不明
試製装軌自動貨車(TG) 試製九八式装軌自動貨車(ソキ) 一式装甲兵車(ホキ)
●昭和10年頃試作。
●ガソリン車とディーゼル車の2種あり。
●転輪のスポーク部に、冷却効果を狙いピッチが付けられたのが特徴である。
[諸元]
※不明
●昭和13年試作。
●後の装軌貨車や装甲兵車の車体レイアウトが確立された。
●部隊配備されたという説も有る。
[諸元]
重量:5.50t
全長:4.60m
全幅:2.10m
全高:1.60m
機動:空デ90hp40㎞/h
乗員:2名
装甲:6㎜
武装:無し
●昭和16年制定。
●兵員を搭載し、戦車部隊に随伴し得る車輌として開発された。
●オープントップではあるが、後のAPCの始祖である。
●設計時から装軌か半装軌かで意見が分かれ、結局同時期に両形式の装甲兵車を開発し、採用した。
[諸元]
重量:6.50t
全長:4.70m
全幅:2.10m
全高:2.50m
機動:空デ134hp42㎞/h
乗員:2+12名
装甲:6㎜
武装:無し
一式装軌自動貨車 四式中型装軌貨車(チソ) 九五式装甲軌道車(ソキ)
●昭和16年制定。
●一式装甲兵車の兵員室を荷台にして、貨物輸送用としたもの。
[諸元]
重量:6.4t
全長:4.70m
全幅:2.10m
全高:2.50m
機動:空デ134hp42㎞/h
乗員:2名
装甲:6㎜
武装:無し
●試製四式重迫撃砲や試製7.5㎝対戦車自走砲の基礎車台となった車輌であると言われているが、単車での写真が発見されておらず、不明点が多い。
[諸元]
※不明
●昭和10年制定。
●通常は線路上を鉄輪で走行して警戒任務にあたり、非常時には線路外を無限軌道で走行して戦闘可能な、世界的にも珍しい車輌であり、成功作であった。
●線路幅の規格の違いにも対応出来た。
[諸元]※軌道外
重量:8.7t
全長:4.9m
全幅:2.56m
全高:2.43m
機動:空ガ84hp30㎞/h
乗員:6名
装甲:8㎜
武装:無し
九五式野戦力作車(リキ) 九三式装甲作業機(SS器)甲型 九六式装甲作業機(SS器)乙型
●昭和10年制定。
●九五式装甲軌道車の車体を基に開発された。
●車体後部に3tクレーンを有する。
[諸元]
重量:7.8t
全長:5.60m
全幅:2.00m
全高:2.2m
機動:空デ60hp32㎞/h
乗員:3名
装甲:?㎜
武装:無し
●昭和5年研究開始。昭和6年試作機完成。昭和8年仮制定か?
●SS器とは装甲作業機の秘匿名称。
●ソ満国境の縦深陣地突破を考慮して開発された。
●九三式という呼称が制式とは断定出来ない。
※当機は九六式装甲作業機の先行生産型として位置付けられる。
[諸元]
重量:12.0t
全長:4.40m
全幅:2.30m
全高:1.80m
機動:液ガ105hp28㎞/h
乗員:4名
装甲:10㎜
武装:火焔発射機大1小1
●昭和12年制定。
●SS器には工兵機械化への大きな期待が寄せられ、それは過大な要求が次々と追加される結果に繋がった。それらは甲型で試験され、有用な機能は乙型に反映された。
●大きな変更として鶴首式二折超壕装置とディーゼル発動機が挙げられる。
[諸元]
※詳細不明
九六式装甲作業機(SS器)丙型 九六式装甲作業機(SS器)丁型 九六式装甲作業機(SS器)戊型
●本機は1機のみの試作車輌であった。
●車体前面の爆薬を設置した後の退避行動を考慮して車体後部にも操縦席が設けられていた点と、流体変速機を装備していた点が特徴である。
[諸元]
※詳細不明
●外観は乙型と非常によく似ており識別点は誘導輪ぐらいしかない。
●乙型に比べ発動機の出力が増大しているとされるが詳細不明。
[諸元]
●昭和15年生産開始。
●SS器の最終型である。昭和19年生産終了。
●最も大きな特徴はカタパルト式超壕機であり、これは後のTG機にも継承された。また車体がそれまでの鋲接から溶接となり、火焔発射機の燃料槽が機外から機内に設置されるようになった。
[諸元]
重量:16.0t
全長:5.00m
全幅:2.30m
全高:1.80m
機動:空デ145hp37㎞/h
乗員:5名
装甲:25㎜
武装:火焔発射機大3小2
  :機銃1
鹵獲ブレンガンキャリア
●昭和17年、大東亜戦争初期に南方で英印軍より大量に鹵獲(英製)。
●印度国民軍に貸与され、再利用された
[諸元]
重量:3.81t
全長:3.65m
全幅:2.87m
全高:2.05m
機動:液ガ85hp48㎞/h
乗員:2名
装甲:12㎜
武装:機銃1
非装甲車両
自動貨車
シュナイダー自動貨車 四屯自動貨車 TGE-A型自動貨車
●明治40年、軍用自動車の調査開始。
●明治41~42年、仏ノーム,ルノー,シュナイダー,英ソーニクロフト,独ガッチナウ各社等から参考輸入して研究した。
●その結果、本車に倣った自動貨車の国産化が決定した。
[諸元]
重量:?t
全長:?m
全幅:?m
全高:?m
機動:液ガ?hp?㎞/h4X2
乗員:?名
積載:?t
●明治43年、シュナイダー自動貨車を基に設計開始。
●明治44年、大阪砲兵工廠で試作車2輌完成(甲号)。同年、東京砲兵工廠で甲号に改良を加えた試作車2輌完成(乙号)。
●増加試作型の丙号を経て、生産型の丁号が完成し、大正6年、四屯自動貨車として制定された。
[諸元]
重量:2.50t
全長:5.40m
全幅:1.80m
全高:2.50m
機動:液ガ20hp27㎞/h4X2
乗員:2名
積載:1.50t
●大正6年、東京瓦斯電気工業㈱が米リパブリック社製トラックを参考に開発し翌年完成。
●大正7年に公布された軍用自動車補助法の対象である軍用保護自動車の認可第一号となった。
●TGEは東京瓦斯電気の頭文字である。
[諸元]
重量:3.30t
全長:5.10m
全幅:1.78m
全高:2.37m
機動:液ガ30hp?㎞/h4X2
乗員:3名
ダット41型自動貨車 ウーズレーCP型自動貨車 ダット51型自動貨車
●快進社自動車工場が大正11年に完成したダット41型乗用車(※インチ規格)を、軍用保護自動車補助法適用の為、メートル規格の自動貨車に改修したもの。
●関東大震災の影響で審査が遅れ、大正13年に軍用保護自動車に認定された。
[諸元]
重量:1.09t
全長:4.25m
全幅:1.52m
全高:2.13m
機動:液ガ15hp26㎞/h4X2
乗員:2名
積載:0.75t
●大正12年に設立された石川島造船所自動車部が英ウーズレー社と提携し、翌年国産化したもの。
●昭和2年に国産型が軍用保護自動車に認定され、車名をスミダに変更。
[諸元]
重量:2.28t
全長:5.41m
全幅:1.83m
全高:2.25m
機動:液ガ26hp44.8㎞/h4X2
乗員:2名
積載:1.50t
●大正14年、快進社はダット自動車商会に規模を縮小したが、翌年に実用自動車製造㈱を吸収合併してダット自動車製造㈱となる。
●本車はダット自動車製造㈱が昭和2年に生産開始したもので、陸軍に納入された。
[諸元]
重量:?t
全長:?m
全幅:?m
全高:?m
機動:液ガ20hp?㎞/h4X2
乗員:2名
積載:?t
スミダBSW型六輪自動貨車 TGE-N型六輪自動貨車 ダット61型自動貨車
●昭和3年頃、陸軍の要求により石川島造船所自動車部でウーズレーCP型改造六輪自動貨車を試作。更に改良を加えASW型六輪自動貨車を試作。
●昭和4年頃、特許(後輪2軸の支持方法)を盛り込んだ本車が完成。高射砲牽引車として採用された。
[諸元]
重量:?t
全長:?m
全幅:?m
全高:?m
機動:液ガ?hp?㎞/h6X4
乗員:2名
積載:?t
●昭和4年頃、東京瓦斯電気工業㈱で製造されたもので、軍用保護自動車である。
※昭和6年には車名をちよだに変更。
●この頃から(英軍の6輪トラック運用研究に影響を受けた陸軍の方針で)軍用自動貨車は六輪自動貨車が主流となった。
[諸元]
重量:?t
全長:?m
全幅:?m
全高:?m
機動:液ガ?hp?㎞/h6X4
乗員:?名
積載:?t
●ダット自動車製造㈱が昭和4~5年頃生産開始したもので、陸軍に多数納入されている。
[諸元]
重量:?t
全長:?m
全幅:?m
全高:?m
機動:液ガ40hp?㎞/h4X2
乗員:?名
積載:?t
スミダP型六輪自動貨車 九二式四輪自動貨車 九二式六輪自動貨車
●昭和5年、石川島自動車製作所が製造し、陸軍に納入したもので、軍用保護自動車である。
●高射砲牽引車として使用された。
●PTOウィンチ装備のPB型や、装甲車の車台に流用されたQ型、軽量化して機動/牽引力増加を図ったS型も生産された。
[諸元]
重量:4.26t
全長:5.95m
全幅:2.00m
全高:2.80m
機動:液ガ?hp50㎞/h6X4
乗員:?名
積載:3.00t
●昭和5年頃、㈱石川島自動車製作所(スミダ)と東京瓦斯電気工業㈱(ちよだ)でそれぞれ開発/生産された軍用保護自動車を、昭和7年に九二式四輪自動貨車として制式化したもの。
●画像はスミダ車であり、ちよだ車との外観上の差異は少ない。
[諸元]
重量:2.80t
全長:?m
全幅:1.90m
全高:?m
機動:液ガ64hp50㎞/h4X2
乗員:2名
積載:1.50t
●昭和5年頃、㈱石川島自動車製作所(スミダ)と東京瓦斯電気工業㈱(ちよだ)でそれぞれ開発/生産された軍用保護自動車を、昭和7年に九二式六輪自動貨車として制式化したもの。
●画像はスミダ車であり、ちよだ車との外観上の差異は少ない。
[諸元]
重量:3.00t
全長:?m
全幅:1.90m
全高:?m
機動:液ガ64hp50㎞/h6X4
乗員:2名
積載:2.00t
ダット71型六輪自動貨車 九四式四輪自動貨車 九四式六輪自動貨車
●昭和7年、ダット自動車製造㈱が製造し陸軍に納入したもので、陸軍からの要望で悪路踏破性に優れた六輪自動貨車になった。
※同社は昭和8年に㈱石川島自動車製作所に吸収合併され、自動車工業㈱となる。
[諸元]
重量:?t
全長:?m
全幅:?m
全高:?m
機動:液ガ?hp?㎞/h6X4
乗員:?名
積載:?t
●昭和8年、自動車工業㈱(スミダ)と東京瓦斯電気工業㈱(ちよだ)が共同開発した商工省標準いすゞTX35型自動貨車を昭和9年に制式化したもの。
●九四式六輪自動貨車甲との互換性が高い。
[諸元]
重量:2.60t
全長:5.20m
全幅:1.90m
全高:2.70m
機動:液ガ52hp60㎞/h4X2
乗員:3名
積載:1.50t
●昭和9年制定。
●従来のスミダ/ちよだ六輪自動貨車を改修・強化し統合したもの。
●発動機の違いにより甲乙の2型が在る(乙はディーゼル)。
●主力自動貨車として大量生産され各地で活躍し、多くの派生型を生んだ。
[諸元]※甲
重量:3.40t
全長:5.43m
全幅:1.95m
全高:2.20m
機動:液ガ52hp60㎞/h6X4
乗員:3名
積載:1.50t
ニッサン80型自動貨車 九七式自動貨車 一式四輪自動貨車
●昭和12年、米グラハムページ社から図面及び製作機械を買取って日産自動車㈱が国産化したもの。
●キャブオーバー型の、独特の愛嬌がある車輌だが、構造的には脆弱であった。
●支那事変や大東亜戦争で広く使用されたが、前線での不整地機動に耐え得ず、故障が頻発した。
[諸元]
重量:5.25t
全長:4.75m
全幅:1.91m
全高:?m
機動:液ガ85hp?㎞/h4X2
乗員:2名
積載:2.00t
●昭和8年、自動車工業㈱(スミダ)と東京瓦斯電気工業㈱(ちよだ)が共同開発した商工省標準いすゞTX40型自動貨車を昭和12年に制式化したもの。
※両社は昭和12年に国策で新設合併し東京自動車工業㈱(いすゞ)となった。
●九四式六輪自動貨車と互換性あり。
[諸元]
重量:3.20t
全長:5.82m
全幅:2.00m
全高:2.25m
機動:液ガ52hp75㎞/h4X2
乗員:3名
積載:2.00t
●昭和16年、三菱/日野/池貝/川崎等で個別に開発していた各社ディーゼル部門は、国策により東京自動車工業㈱と新設合併してヂーゼル自動車工業㈱となった。
●本車は九四式六輪自動貨車の後継車として同社が開発したもので、発動機の違いにより甲乙の2型が在る。
[諸元]※乙
重量:3.80t
全長:6.73m
全幅:2.20m
全高:2.14m
機動:空デ85hp65㎞/h4X2
乗員:3名
積載:2.00t
一式六輪自動貨車 ニッサン180型自動貨車
●昭和16年制定。
●九四式六輪自動貨車の後継車としてヂーゼル自動車工業㈱が開発したもので、自動貨車の最も重要な性能である積載量が2倍に増加している点に注目して頂きたい。
●発動機の違いにより甲乙の2型が在る。
[諸元]※乙
重量:4.30t
全長:6.84m
全幅:2.20m
全高:2.14m
機動:空デ85hp55㎞/h6X4
乗員:3名
積載:3.00t
●昭和16年頃、日産自動車㈱が生産したもの。
[諸元]
重量:2.90t
全長:5.90m
全幅:2.00m
全高:2.14m
機動:液ガ80hp75㎞/h4X2
乗員:2名
積載:1.50t
装軌・半装軌車
ホルト五屯牽引車 ホルト三〇型牽引車 五十馬力牽引自動車
●第一次世界大戦後列強の砲兵機械化の趨勢を鑑み、大正9年研究開始。
●諸外国からの輸入車輌による各種試験が実施され、米キャタピラー社製ホルト農耕用トラクターの成績が良好であった為、軍用として必要な改修を施し採用。
●大正10年配備開始。九二式五屯牽引車採用迄の長期間使用された。
[諸元]
重量:5.54t
全長:3.10m
全幅:1.74m
全高:2.33m
機動:液ガ36hp9㎞/h
乗員:3名
火砲:三八式十加等
●昭和6年頃、老朽化したホルト五屯牽引車を更新する為、同じ米キャタピラー社より輸入。
●既に生産中止されていた先のホルト五屯牽引車に比べ、本車はより農耕用に特化されており、軍用としては若干問題があったが、改修して採用。
●国産の五〇馬力牽引車と併用された。
[諸元]
重量:4.30t
全長:?m
全幅:?m
全高:?m
機動:液ガ35hp9㎞/h
乗員:3名
火砲:十四年式十加等
●初の国産無限軌道車輌。
●大正9年設計開始。大正11年大阪工廠に発注。翌12年試作車完成。
●大正14年試製三屯牽引車として準制式化。
●数次の実用試験と改修を経て、昭和3年研究終了。
●昭和6年迄に計35輌生産し部隊配備。稼働率低く高価。
[諸元]
重量:4.27t
全長:3.65m
全幅:1.66m
全高:2.51m
機動:液ガ50hp17㎞/h
乗員:8名
火砲:十四年式十加等
九二式五屯牽引車(イケ) 九二式八屯牽引車(ニク) 九四式四屯牽引車(ヨケ)
●昭和6年試製五五馬力牽引車として技術本部と石川島自動車製作所で設計開始。同年試作車完成。
●昭和7年発動機換装等の改修を加え九二式軽牽引車として翌年迄12輌先行生産。
●昭和8年九二式五屯牽引車として制定。
●発動機の違いにより甲乙の2型が在る(乙はディーゼル)。
[諸元]※甲
重量:4.60t
全長:3.60m
全幅:1.80m
全高:2.40m
機動:液ガ55hp18㎞/h
乗員:?名
火砲:九二式十加等
●八九式十五加用として、大正10年~昭和5年の長期に渡り試製七十五馬力牽引車の開発・試験が実施されたが実用化に至らず、昭和6年に新たな牽引車の開発に着手。
●東京瓦斯電が設計し翌7年に試作車完成。試験を経て同年制式化。
●発動機の違いにより甲乙の2型が在る(乙はディーゼル)。
[諸元]※甲
重量:8.00t
全長:4.30m
全幅:2.00m
全高:2.58m
機動:液ガ80hp16㎞/h
乗員:7名
火砲:八九式十五加等
●昭和8年、野砲牽引車の整備が急務となり、既存の車輌部品流用を前提として研究開始。
●昭和9年、自動車工業㈱で試作車完成。野戦砲兵学校での実用試験、更に北満試験を経て、昭和10年に制式化。
●大陸における酷使で足周りと発動機の故障が頻発し、信頼性を損ねた。
[諸元]
重量:3.55t
全長:3.80m
全幅:1.85m
全高:2.20m
機動:空ガ91hp40㎞/h
乗員:6名
火砲:機動九〇式野砲等
九五式十三屯牽引車(ホフ) 九八式四屯牽引車(シケ) 九八式六屯牽引車(ロケ)
●昭和8年開発開始。既存の九二式八屯牽引車を大型化して重砲用牽引車を作る狙いであった。
●昭和9年東京瓦斯電気工業㈱で試作車完成。重砲兵学校での実用試験後、改修を経て、昭和10年制式化。
●発動機の違いにより甲乙の2型が在る(乙はディーゼル)。
[諸元]※甲
重量:13.00t
全長:4.76m
全幅:2.30m
全高:2.84m
機動:液ガ160hp14㎞/h
乗員:7名
火砲:七年式三〇榴等
●九四式四屯牽引車の信頼性不足を解消すべく、同目的で新たに設計された。製作は石川島自動車製作所で、昭和13年試作車完成。同年中に制式化された。
●足周りと発動機の信頼性向上で実用性のある車輌となった。
●派生型として、気球係留車が在った。
[諸元]
重量:4.30t
全長:3.70m
全幅:1.90m
全高:2.17m
機動:空ガ91hp40㎞/h
乗員:6名
火砲:機動九〇式野砲等
●九六式十五糎榴弾砲用として、従来の九二式五屯牽引車では性能に限界があり、更に余力ある牽引車が要求され、昭和12年開発開始。
●昭和13年東京自動車工業㈱で試作車完成。翌14年制式化。
●洗練された車輌で部隊での評価も高かったが、そのぶん高額でもあり、軽戦車と同等の価格であった。
[諸元]
重量:6.90t
全長:4.30m
全幅:2.05m
全高:1.91m
機動:液デ120hp24㎞/h
乗員:7名
火砲:九六式十五榴等
九八式小型牽引自動貨車(コヒ) 九八式大型牽引自動貨車
●開発中の新型高射砲(後の四式七糎半野戦高射砲)の重量は八八式七糎半野戦高射砲の倍以上で、従来の六輪自動貨車では牽引が不可能となり、新様式の高射砲牽引車が要求された。
●独の例に倣い半装軌式牽引車の開発が池貝自動車製造㈱に指示され、昭和13年に制式化。
[諸元]
重量:5.70t
全長:5.30m
全幅:2.00m
全高:2.20m
機動:液デ110hp45㎞/h
乗員:15名
火砲:四式七高等
●開発中の新型高射砲(後の四式七糎半野戦高射砲)の重量は八八式七糎半野戦高射砲の倍以上で、従来の六輪自動貨車では牽引が不可能となり、新様式の高射砲牽引車が要求された。
●独の例に倣い半装軌式牽引車の開発がいすゞに指示され、昭和13年に制式化。
[諸元]
重量:6.30t
全長:5.67m
全幅:1.90m
全高:2.30m
機動:液デ120hp45㎞/h
乗員:15名
火砲:四式七高等
其 の 他
地 雷
破壊筒/投擲器
火炎発射機
一号火焔発射器 二号火焔発射器 大型火焔発射器
●大正9年に技術本部で開発が始められ、大正12年に大小2種が完成した。そのうちの小型の方である。
●兵士1名が背負って接敵し攻撃する。
●当時としては最新の近接化学戦闘器材であり、一号/二号火焔発射器共に秘密取扱とされた。
[諸元]
形態:背負式
重量:32㎏
油量:14リットル
射程:28m
放射:10秒
●大正9年に技術本部で開発が始められ、大正12年に大小2種が完成した。そのうちの大型の方である。
●複数の兵士で攻撃目標付近まで搬送し、1名の兵士が長いホースの先に接続された発射管を持って接敵し攻撃する。
[諸元]
形態:担架式
重量:88㎏
油量:40リットル
射程:35m
放射:12秒
●一号/二号火焔発射器よりも更に油槽等を大型化・増加したもの。
●ホースは従来のものに比べ2~3倍に延長されている。
●制式か否か、あるいは形態等詳細は不明。
[諸元]
形態:?
重量:?㎏
油量:?リットル
射程:35m
放射:?秒
九三式小火焔発射器 九五式火焔発射器 一〇〇式火焔発射器
●昭和8年制定。
●一号/二号火焔発射器の共通の欠点として重量過大と点火信頼性が挙げられ、それに留意して開発された。
●点火装置に関しては更に改良が続けられ昭和14年に制式改正が行われている。
[諸元]
形態:背負式
重量:52㎏
油量:12リットル
射程:23~27m
放射:8~17秒
●昭和12年東京瓦斯電気工業で製作。車載用の大型と、携帯用の小型の2種がある。
● マレー作戦、コレヒドール作戦等で使用されたらしいが、詳細な諸元は不明。
●メーカーから推測すると装甲作業機(SS器)に車載された可能性も考えられる。
[諸元]
形態:背負式/車載式
重量:?㎏
油量:?リットル
射程:?m
放射:?秒
●昭和15年制定。
●特に空挺作戦を考慮し、ノズルの小型軽量化及び携行の便を主として改良されたもので、燃料系に関しては九三式火焔発射器とほぼ同じであるが、圧縮ガスは窒素から空気に変更され戦地での自給が可能となった。
[諸元]
形態:背負式
重量:51㎏
油量:11リットル
射程:25m
放射:10~15秒
毒ガス
黄一号甲 黄一号乙 黄一号丙
●独式のイペリットである。
●第一次世界大戦時欧州で使用され、独特の臭気からマスタードガスとも呼ばれた。
●糜爛性ガスであり、吸引したり付着したりすると内臓や皮膚が爛れる。
[諸元]
化学名:ヂクロール、ボエチ-ルズルフィルド
性 質:糜爛性
状 態:油状
●仏式のイペリットである。
●昭和4年に仏からイペリットの生産設備が輸入され、そのラインで生産されたもの。
●当時はまだ生産も配備も試験的な段階であった。
[諸元]
化学名:ヂクロール、ボエチ-ルズルフィルド
性 質:糜爛性
状 態:油状
●昭和8年に独からイペリットの新型生産設備を輸入し、そのラインで生産されたもの。
●これにより毒ガスの生産・配備が本格化した。
●黄一号甲と同じく独式のイペリットであるが、性質は異なる。
[諸元]
化学名:クロール、プロビルズルフィルド
性 質:不沸性
状 態:油状
黄二号 赤一号 茶一号
●ルイサイトである。
●第一次世界大戦後期に米国で開発された。
●昭和11年に生産体制が整ったが、生産コストの点で同じ糜爛性ガスであるイペリットに劣る為、生産の重点はイペリットにおかれた。
[諸元]
化学名:ジビロール、クロールアルシン
性 質:不沸性
状 態:液体
●ジフェニールシアンアルシンである。
●当時クシャミ性と称していたが、激しい嘔吐を引き起こし死にも至る毒性を持つ為、現在資料によっては嘔吐性と記述しているものも在る。
[諸元]
化学名:ジフェニールシアンアルシン
性 質:クシャミ性
状 態:固体
●サイロームである。
●いわゆる青酸ガスで強い毒性を持つが、珪藻土と混合して除虫剤・殺鼠剤として民間でも使用されていた。
●吸引すると窒息する。
●拡散し易い為、広い面の制圧には不向きで、密閉された戦車への攻撃用に配備された。
[諸元]
化学名:シアン化水素
性 質:窒息性
状 態:液体
緑一号 緑二号 青一号
●塩化アセトフェノンである。
●眼に入ると激しい刺激で涙が止まらなくなり、敵兵の戦闘能力を削ぐ。大量に吸引すると肺水腫を引き起こす場合もあるが、それを狙ったものではない。
[諸元]
化学名:塩化アセトフェノン
性 質:催涙性
状 態:固体
●臭化ベンジルである。
●強い催涙性を有する。
[諸元]
化学名:臭化ベンジル
性 質:催涙性
状 態:液体
●ホスゲンである。
●第一次大戦中、独が開発・使用した。吸引すると窒息する。
●生産・配備とも実験的なものであり、昭和9年には生産が中止された。
[諸元]
化学名:塩化カルボニル
性 質:窒息性
状 態:気体
刀剣類
エンピール銃剣 シャスポー銃剣 マルチニー銃剣
●エンピール銃用。
●銃と一緒に輸入され、スナイドル銃にも使用された。
●ヤタガン式という独特な曲線の刀身であるが、これは先込め銃に装填する際、銃剣が邪魔にならないように工夫されたものである。
[諸元]
全長:719㎜
重量:790g
●シャスポー銃用。
●ヤタガン式の刀身である。
[諸元]
全長:700㎜
重量:665g
●マルチニー銃用。
●殺傷効果を高める為に、刀身に鋸状の刃が付けられている。
[諸元]
全長:605㎜
重量:?g
十三年式銃剣 十八年式銃剣 二十二年式銃剣
●十三年式村田銃用。
●小銃もマスケットライフルの面影を残した古典的な外観だが、銃剣の方もやはり非常に長い古典的な外観である。
[諸元]
全長:710㎜
重量:710g
●十八年式村田銃用。
●前作の十三年式銃剣と相似形であるが、全長が大幅に短縮化されている。
[諸元]
全長:580㎜
重量:575g
●二十二年式歩兵銃用。
●旧来の銃剣に比して全長が著しく短縮化されている。
[諸元]
全長:372㎜
重量:310g
三十年式銃剣 二式短剣
●三十年式歩兵銃用として制定され、以降の三八式歩兵銃、三八式騎兵銃、九六式軽機関銃、九九式小銃、九九式軽機関銃等にも継承された。
●「ゴボウ剣」という俗称で呼ばれた。
[諸元]
全長:511㎜
重量:450g
●一〇〇式機関短銃、二式小銃等用。
●挺身隊(落下傘部隊)の帯剣降下を考慮して、非常に小型化されている。
[諸元]
全長:312㎜
重量:345g
非陸上兵器(海上兵器)
特殊船(強襲揚陸艦)
神洲丸 あきつ丸
●昭和9年竣工。
●世界初の強襲揚陸艦であり、厳重な防諜の程は多くの秘匿名称(MT,GL,龍城,土佐)からも窺える。
●航空機運用の為カタパルト(呉式二号五型)を有するのが特徴。
●船内に格納した大発を船尾左右門扉と両舷中門から連続的に発進させる事が可能。
[諸元]
全長:156.0m
排水量:7,100t
機関:8,000hp
速力:19kt
兵装:75㎜砲×2
その他:航空機
   :AB艇
   :大発
●昭和17年竣工。
●特殊船丙型と呼ばれる上陸用舟艇/航空機輸送船である。
●最大の特徴は飛行甲板を有する事で運用思想的には現代の強襲揚陸艦の先駆といえる(※姉妹船のにぎつ丸は飛行甲板の無い特殊船甲型)。
●本来の目的で活用される事は無かった。
[諸元]
全長:142.0m
排水量:9,186t
機関:13,435hp
速力:21.2kt
兵装:75㎜砲×3
  :20㎜機関砲×10
  :対潜迫撃砲×1
その他:航空機
   :大発
大発(上陸用舟艇)
小発動艇 大発動艇 特大発動艇
●大正14年頃に開発開始。昭和2年頃制定。
●艇体は鋼板製で、ガソリン発動機を搭載していたが後にディーゼルに換装された。
●大量生産され支那事変~大東亜戦争初期まで活躍したが、大発動艇増産によりその意義を失い、昭和18年頃に生産中止されている。
[諸元]
全長:10.70m
自重:3.50t
機関:45hp
速力:8~10kt
兵装:無し
積載:人員30名
又は:貨物3t
●大正14年開発開始。小発を大型化した艇体のA型が改良され、昭和5年にW型艇首+歩板構造のB型が確立。C型を経て昭和7年に八九式中戦車の搭載を可能としたD型を制定。以後D型が量産され上陸作戦の主力として活躍した。
●木製、合板製、組立式、折畳式、武装型など派生型も多い。
[諸元]
全長:14.88m
自重:22.50t
機関:80hp
速力:8~9kt
兵装:無し
積載:人員70名
又は:貨物13t
●九七式中戦車の揚陸を主眼として大発動艇を更に大型化したもので、昭和15年制定。
●60hpの発動機を2基持ち、2軸推進であった。
[諸元]
全長:18.50m
自重:34.00t
機関:120hp
速力:9~10kt
兵装:無し
積載:人員120名
又は:貨物16.5t
機動艇(SS艇) 機動艇(SB艇)
●海上機動旅団用の戦車接岸揚陸を主眼とした輸送艇。
●昭和17年、一番艇「蛟龍」竣工。更に改修を加えた二番艇「蟠龍」は排水量が98t増え速力が0.8kt減った。
●三番艇以降は戦時標準船として計20隻建造され、制式名は機動艇、通称はSS艇であった。
[諸元]※蛟龍
全 長:53.0m
排水量:850t
機 関:550hp×2
速 力:14.5kt
兵 装:75㎜砲
   :150㎜迫撃砲
   :20㎜機関砲×3
積載量:戦車×4他
●昭和19年、機動艇(SS艇)の不足から、海軍の二等輸送艦22隻を陸軍に移管したもの。通称はSB艇であった。
●兵装については詳細不明であるが、おそらく対空用の20㎜機関砲を装備したものと推測される。
[諸元]
全 長:75.0m
排水量:870t
機 関:2,500hp
速 力:16kt
兵 装:詳細不明
積載量:戦車×8他
護衛用艦艇
装甲艇(AB艇) 装甲艇(ST艇) 駆逐艇四型(カロ艇)
●昭和12年頃制定。
●上陸作戦時に大発・小発を援護する事を主目的としたが、中国戦線では河川警備にも用いられた。
●装甲は薄く6㎜だった。
●毎年10隻前後が建造されたが、昭和18年に建造中止となった。
[諸元]
全 長:17.1m
排水量:18.0t
機 関:350hp
速 力:14kt
兵 装:57㎜砲
   :機銃×2
   :発煙筒発射機
●昭和15年頃試作。
●中国での渡河作戦の援護や河川警備を主目的として開発された。
[諸元]
全 長:11m
排水量:?t
機 関:?hp
速 力:9.6kt
兵 装:37㎜砲
●魚雷艇及び潜水艦の駆逐を目的として一型~四型まで開発された。四型は量産されて海上駆逐大隊に配備された。
●通常のスクリューに加えて航空機のようなプロペラも持ち、高速化に留意した設計である。
[諸元]
全 長:18m
排水量:?t
機 関:?hp
速 力:?kt
兵 装:37㎜砲
   :20㎜機関砲
   :爆雷
   :噴進砲
四式肉迫攻撃艇(まるレ)
●昭和19年制定。○の中にレを書いてまるレと呼ばれた。
●敵上陸用舟艇への夜襲攻撃を目的として開発された。
●艇体は合板で生産容易。
●開発当初は体当たり専用ではなかったが、海上挺身隊に配備され、専ら体当たり攻撃を行った。
[諸元]※甲一型
全 長:5.6m
排水量:1.4t
機 関:80hp
速 力:20kt
兵 装:120㎏爆雷×2
又 は:250㎏爆雷×1
潜水艇
三式潜航輸送艇(まるゆ) 五式半潜攻撃艇(ハセ)
●昭和18年制定。○の中にゆを書いてまるゆと呼ばれた。
●島嶼への物資輸送を目的に開発された。
●民間の西村深海研究所の西村式潜水作業艇の2号艇を入手して参考にした。
●造船所を使用せず、機械工場等で分割建造した。
●約40隻が完成し、うち4隻が戦没。
[諸元]
全 長:41.4m
排水量:275t
機 関:200hp
速 力:10kt(水上)
   :5kt(水中)
潜 航:8h
深 度:100m
乗 員:11名
兵 装:37㎜砲
物 資:25t
●昭和20年制定。
●沿岸防御を目的に開発された木金混合の半潜水艇で、艇体をほぼ水没させて隠蔽しつつ接敵・攻撃する。
●武装は両舷に火薬式簡易魚雷または電池魚雷2本を予定していたが間に合わず、艇首に爆薬を搭載して体当たり攻撃用とされた。
[諸元]
全 長:10m
排水量:4t
機 関:60hp
速 力:7kt
乗 員:2名
兵 装:爆薬1t














































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