日本の平和大使運動

家族でいっしょに地域清掃 気候変動問題考えるきっかけに

■南東京平和大使協議会などが主催・国連「国際家族デー」記念行事

UPF-Japanと南東京平和大使協議会の共催で2019年4月27日、清掃プロジェクト「ファミリー・クリーンラリー246」が開催され、区議会議員、同協議会に所属する平和大使など約80人が参加しました。プロジェクトは国連が定める「国際家族デー」(5月15日)の記念行事として毎年開催しているもので、今年で9年目。

活動のスタート地点である世田谷公園で開会式が行われ、大瀬文吉郎・南東京平和大使協議会副議長が主催者を代表して挨拶。その後、区議会議員が祝辞を述べた後、荒瀬和紀・UPF-Japan事務次長が「国際家族デー」の趣旨を説明しました。荒瀬次長は、今年の家族デーのテーマが「家族と気候変動対策:SDGs(持続可能な開発目標)目標13に焦点を当てて」であることを紹介し、「国連は気候変動によって家庭環境の安全が脅かされることを危惧し、早急な対策を呼びかけている。今日の活動を通して、ゴミ問題が家庭を含む社会環境にどのような影響を与えているのかを考えながら、活動してほしい」と語りました。

家庭教育支援条例実現への取り組みを報告

■第33回松江平和大使フォーラム

島根県平和大使協議会は1月27日、島根県松江市内の会場で「第33回松江平和大使フォーラム」を開催し、県議、市議、教育関係者など14人が参加しました。

はじめに、同協議会の細田重雄議長が「年初から新型肺炎の感染拡大などが世界を騒がせているなか、一方で皆さんのご協力により平和大使の活動が一歩一歩進んでいることに感謝する」とあいさつしました。

活動報告の時間では、12月の県議会で家庭教育支援条例の必要性が問われた際に、教育長から「先進事例を調査する」という前向きな回答があったことなどが紹介されました。

続いて、吉岡登・同協議会事務局長が「家庭教育支援条例制定を支持し、また家庭施策が更に充実するよう県民として協力してきたい」として、UPF・平和大使協議会の活動やビジョンについて報告しました。

また、教育問題や県政などについて活発な意見交換も行われました。

「少子化」克服へ 今こそ家庭再建運動の積極推進を

■2020年新潟県平和大使協議会総会で梶栗会長が講演

新潟市内の会場で1月11日、「2020年新潟県平和大使協議会総会」が開催され、県議会議員、市議会議員など約400人が参加しました(=写真下)。

崔俸準・同協議会会長の主催者あいさつに続き、UPF-Japanの梶栗正義会長が「世界と日本で展開する平和大使運動」をテーマに記念講演を行いました(=写真上)。

梶栗会長は冒頭、同日に投票が行われていた台湾の総統選などに触れ、激動する国際情勢について概観。その上で、内外の課題を解決し日本と世界の平和構築に寄与するために平和大使運動が掲げる「One Family under God(神の下の一家族)」のビジョンと、と3つのゴール(①「平和国連」のモデルを形成する②日米韓を基軸としてアジア太平洋地域の平和と繁栄に貢献する③平和理想家庭の価値と為に生きる「奉仕の文化」を定着させる)について説明しました。

特に、現在、日本が直面する最大の危機が少子化による人口減少であることを指摘。状況の改善には親が子供を養育するための健全な環境を整備していくことが喫緊の課題であると強調しました。

そして、こうした問題の解決に向け、平和大使協議会が展開している「人づくり、家庭づくり、国づくり国民運動」を説明。具体的には、全国的に家庭教育支援条例の制定や、結婚文化を醸成するための取り組みを紹介しながら、こうした運動への積極参加を呼びかけました。

記念講演後の総会では、事務局から昨年度の活動と新年度の活動計画案が示されました。また、今回、議長の交代が発表され、退任する議長に対して功労賞が贈られました。

梶栗会長がUPF・平和大使運動の世界的広がりを報告

■兵庫県平和大使協議会 総会・記念講演会開催

兵庫県平和大使協議会は2019年11月30日、神戸市内の会場で第11期総会と記念講演会を開催しました。

冒頭、UPFの国際活動を紹介する映像を上映した後、平和大使協議会の「人づくり、家庭づくり、国づくり」国民運動が進めている家族の絆を深める8項目の約束「ファミリープロミス」(http://www.kokuminundo.jp/promise.html)を参加者で唱和しました。

韓勇鎬共同議長の開会挨拶に続き、議長の選任、今年度会計報告などが行われ、2020年度の事業計画案の報告と合わせ、参加者の賛成多数で承認されました。

第2部の記念講演会では、UPF-Japanおよび平和大使協議会の梶栗正義会長(=写真下)が「世界と日本で展開する平和大使運動」と題して講演しました。

梶栗会長は、世界各国の首脳をはじめ各界の指導者、平和大使が集結して行われているサミット会議や各種国際会議の様子を報告しました。

また11月22日、台湾で行われた「世界平和華人連合 2019世界大会」の様子も紹介されました。「神様の下の一家族、世界の華人の社会的役割」をテーマに開催された同大会には、日本、韓国、中国本土、香港、オーストラリアをはじめ15カ国・地域から約300人の華人が集いました。米中貿易戦争や香港の民主化運動が高まりを見せるなか、梶栗会長は台湾で華人たちが自由と民主主義を支持し、連携する様子を感慨深く語りました。