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アルゼンチンが再び債務不履行、ISDAに信用事由の判定要請

 7月31日、アルゼンチンが約12年ぶりに再び債務不履行に陥った。写真は同国旗を振る人。バチカンで2013年3月撮影(2014年 ロイター/Giampiero Sposito)

[ブエノスアイレス 31日 ロイター] - アルゼンチンが再び債務不履行(デフォルト)に陥った。ホールドアウト債権者(2002年のデフォルトで債務再編に応じなかった米投資ファンドなど一部債権者)と債務返済をめぐる協議を続けていたが、30日深夜の国債の利払い期限までに合意に持ち込むことはできなかった。

これがクレジット・イベント(信用事由)とみなされるかどうかが今後の焦点。国際スワップデリバティブズ協会(ISDA)はウェブサイト上で、この件に関する最初の要請があったことを明らかにした。

スイス金融大手UBSUBSN.VXがISDAの判定委員会に対し、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の決済を引き起こす支払い不履行の信用事由に該当するかの判断を要請。債務再編後の新債券の保有者らに対する利払いが期限までに行われなかったことを理由に挙げた。

要請が受け入れられれば、同委員会の採決が行われ、早ければ1日に判定が下る可能性もある。

クレディ・スイスはこれより先に、CDSの決済が起こる可能性は高いとの見方を示した。

一方、ジュリアス・ベア銀の債券アナリスト、エミリアノ・サルバレ氏は、デフォルトの背景は訴訟であり、支払いが滞ったことが理由ではないと指摘した。

アルゼンチンのカピタニチ内閣官房長官は同日、同国は債務不履行に陥っていないとしたうえで、債務再編に応じた債権者は、利払いを禁じた米裁判所に対し、資金を要求すべきとの考えを示した。

*内容を追加して再送します。

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