岸辺露伴は動かない:きょう深夜第2期一挙再放送ゥゥッ! 市川猿之助が“怪演” 「ジョジョ」本編原作エピソードも

ドラマ「岸辺露伴は動かない」第5話「背中の正面」の一場面 (C)NHK
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ドラマ「岸辺露伴は動かない」第5話「背中の正面」の一場面 (C)NHK

 荒木飛呂彦さんの同名マンガを俳優の高橋一生さん主演で実写化したNHKのドラマ「岸辺露伴は動かない」(総合)の第2期(4~6話)が、8月19日深夜0時14分から一挙再放送される。

 ドラマは、荒木さんの人気マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの人気キャラクター、岸辺露伴を主人公とした「岸辺露伴は動かない」を実写化。人を本にして“読む”能力を持つマンガ家・岸辺露伴が遭遇する奇怪な事件や不可思議な現象に、女性編集者・泉京香と立ち向かうサスペンス・ホラーで、第1期(第1~3話)が2020年12月28~30日に3夜連続で放送された。

 第2期は、1年ぶりの新作として、2021年12月27~29日に3夜連続で放送。主人公・岸辺露伴役の高橋さんと、露伴の担当編集・泉京香役の飯豊まりえさんが続投し、ゲストとして、第4話「ザ・ラン」に笠松将さん、第5話「背中の正面」に市川猿之助さん、第6話「六壁坂」に内田理央さんが登場。アニメ版「ジョジョ」シリーズで岸辺露伴を演じている人気声優の櫻井孝宏さん、ファイルーズあいさんが、各話に声の出演を果たした。

 「背中の正面」は、チープトリックというスタンド(架空の超能力)が登場する「ジョジョの奇妙な冒険」本編が原作のエピソードとして注目を集め、猿之助さんの怪演も話題となった。

 第4話「ザ・ラン」では、露伴は会員制のスポーツジムで橋本陽馬(笠松さん)という若い男と出会う。陽馬は駆け出しのモデルで、事務所の社長から「体を作れ」と指示されてジムに通う、無気力でつかみどころのない青年だった。だがこの日を境に陽馬はランニングにのめり込むようになり、「走り」に対する執着は次第に常軌を逸していく。ある日、久しぶりに露伴の前に姿を見せた陽馬は見違えるほど自信に満ちあふれていた。そして陽馬は、露伴にマシーンを使った「あるランニング勝負」を提案する……。

 第5話「背中の正面」では、露伴の家にリゾート開発を請け負う会社の営業部に勤める男、乙雅三(猿之助さん)が訪ねてきた。家の中に招き入れると、男は背中を壁につけたまま、ずりずりと不自然な動きで入ってくる。靴を脱ぐときも、椅子に座るときも、紅茶を飲むときも、愛想笑いは返しても、男は決して露伴に背中を見せようとしなかった。その奇妙な行動に猛烈に好奇心をかきたてられた露伴は策を弄(ろう)して無理やり男の背中を見てしまう。すると背中を見られた乙を異変が襲い、その異変はやがて露伴にも……。

 第6話「六壁坂」は、露伴は妖怪伝説を取材するためだけの理由で「六壁坂村」の山林を買い破産してしまう。「財産よりもネタが大事」な露伴は妖怪伝説の謎を追って京香と村を訪れるが、手掛かりは見つからない。そんなとき露伴の前に現れたのは、村一番の名家の跡取り娘、大郷楠宝子(内田さん)だった。楠宝子は露伴が村を訪ねた理由を探ってくるが、自らも何かを隠しているようだ。楠宝子の記憶をヘブンズ・ドアーで読んだ露伴は、楠宝子と六壁坂にまつわる驚がくの真実を知ることになる。

 8月19日午後11時45分から、原作やアニメも交え、高橋さんや脚本の小林靖子さんら露伴を愛する面々が語り尽くす番組「私の岸辺露伴語り」も再放送される。

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