(最終更新日: 2019年10月15日)
マンションを購入するときには、部屋の広さや数、その他セキュリティ面が整っているかといった様々なことを基準として部屋を選びますよね。その基準の1つにマンションの向きがあります。マンションの向きによって部屋の明るさや温度などが変わってきますから、部屋選びでは重要な要素と言えるのではないでしょうか。そこで、マンションの向きについて見ていきましょう。今回は東向きマンションに焦点を当て、他の方角を向いているマンションと比較して、どんなメリット・デメリットがあるのかといったことを考えていきます。
そもそもマンションの向きって?
東向きのマンション、南向きのマンションというのはよく聞きますよね。ただ、「〇〇向き」がどういうことを指しているのか理解していますか? これはベランダがどの方角に向いているかということを表しています。つまり、東向きマンションの場合はベランダが東を向いているということです。
マンションの向きで人気なのは?
マンションの向きがベランダの方角を意味していることがお分かりいただけましたね。東西南北と方角がある中で、最も人気の方角は南です。南向きのマンションはベランダに日が差す時間が長く、住みやすいという特徴があります。快適に過ごせる南向きのマンションに住みたいと感じる方は多いため、価格も高くなっています。
東向きのマンションにおける3つのメリット
東向きのマンションはどうなのでしょうか。まずは東向きのマンションのメリットから見ていきましょう。
メリット1:朝には日差しが入ること
ご存知のように東から太陽が昇りますから、朝には家の中に強い日差しが入ってきます。人間は朝に日を浴びることで体内時計を整えることができますから、家の中に朝日が強く差し込むことで目覚めが良くなり、体内リズムを整えやすい環境となるでしょう。
メリット2:暑い時期でも過ごしやすい環境なこと
1日の中で一番暑くなる午後2時頃には、太陽は真上を通過します。その時間帯には部屋に日は差し込みません。ですから、暑い時期にも比較的、過ごしやすい環境となります。
メリット3:南向きマンションに比べると物件の価格が安いこと
人気と価格は基本的には比例します。最も人気のある南向きのマンションに比べると、東向きのものは少しだけ物件の価格が安くなる傾向にあります。
東向きのマンションにおける2つのデメリット
デメリット1:洗濯物は朝早くに干す必要があること
朝は日差しが強く差し込むものの、午後になるとベランダにもあまり日が差さなくなります。そのため、午後に洗濯物を干しても直接太陽が当たらないので乾きにくく、朝早く起きて洗濯物を干す必要があります。朝が苦手な方にとってはそれがデメリットにも感じられるでしょう。
デメリット2:寒くなりやすいこと
暑い時期には過ごしやすいという特徴がありますが、その一方で冬場には寒くなりやすい環境にあります。暑さよりも寒さに弱いという方には向かないかもしれません。
西向きのマンションの特徴
西向きのマンションは、午後から日が当たるようになります。夕方には西日が強く差し込みます。寒い時期には西日が部屋を暖めてくれる反面、夏場には厳しい暑さを感じるでしょう。暑さよりも寒さに弱いという方には適しているかもしれません。そんな西向きマンションの価格としては、東向きと同程度か、それよりも少しだけ安くなる傾向にあります。
北向きのマンションの特徴
北向きのマンションは、他の方角を向いているマンションよりも一般的に価格が安いという特徴があります。夏場には涼しくなりますが、冬は部屋が冷え込みやすくなります。もちろん物件によって条件は変わってきますので、北向きだからといって悪いというわけではありません。よく物件の情報を見て、内見などで自分の目で見て判断してくださいね。
東向きマンションのメリット・デメリット、それから他の方角を向いているマンションの特徴についてもご紹介しました。ご自身の性格や感じ方によって、適切なマンションの向きは異なります。
マンションを借りたり買ったりすれば、その物件には少なくとも数年住むことになります。ですから、様々な角度から物件の良し悪しを慎重に判断しましょう。その際の基準の1つとしてマンションの向きについても注目してみてはいかがでしょうか。
こちらで紹介した内容を参考にして、ご自身に適したマンションの向きを考えてみてください。物件に関してはこちらの「マンション検索」から探してみてください。
その他、マンションの売買に関して疑問をお持ちの方は「マンション専門家への質問」からご質問ください。マンションに詳しい東京カンテイの社員が対応いたします。これらを活用して、納得した状態でお住まいの検討をしてはいかがでしょうか。