3LDKがどういった間取りか正しく理解していますか?自分の希望に合った物件を、適切に選んでいくためには間取りについても知識を得ておく必要があります。3LDKの間取りや部屋の特徴について正しく理解し、物件選びを進めていきましょう。
3LDKとは
3LDKとは、3部屋 + リビング(Living)・ダイニング(Dining)・キッチン(Kitchen)を兼ねるスペースで構成されている物件のことです。
その頭文字を取って「3LDK」と呼んでいます。
3LDKについてのよくある間違いとして、「3部屋+リビング+ダイニング・キッチンで合計5部屋ある」、「3部屋のうちの1部屋としてリビング・ダイニング・キッチンがあって合計3部屋のみ」といった誤解がありますので、注意してください。
3LDKの間取りは、3部屋とは別にリビングに当たるスペースがあること、そしてリビング(Living)・ダイニング(Dining)・キッチン(Kitchen)の3つを兼ねたスペースが1つあることがポイントです。
部屋の配置に関しては物件によって様々で、リビングを中心として3つの部屋が配置されている物件や、リビングを通らなくても部屋に入れる配置の物件などもあります。
購入や賃貸を考える際には、部屋の間取りや価格だけでなく、部屋の配置についても注目してください。また、キッチンに関してはオープンキッチンやセミクローズドキッチン、独立キッチンの3種類があります。オープンキッチンやセミクローズドキッチンで家族の様子やテレビを見ながら料理したいという方や、独立キッチンで半プライベート空間を持ちたいという方もいます。物件選びの際にはキッチンの種類に関しても判断基準の1つとして見ておくと良いでしょう。
3LDKと3DKの違いとは
3DKとの違いは、リビング・ダイニング・キッチンに当たるスペースの広さにあります。簡単に言うと、「LDK」と比較してこのスペースが狭いものが「DK」となります。
「LDK」と「DK」を分ける明確な基準はないものの、公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会は「LDK」と「DK」など特定の用語を使用する際の目安となる基準を決めています。部屋数によって基準が異なり、1部屋の場合はリビング・ダイニング・キッチンに当たるスペースが4.5畳以上ならDK、8畳以上ならLDKとなり、2部屋以上の場合は6畳以上でDK、10畳以上でLDKと表記されます。
| 部屋数 | DK | LDK |
|---|---|---|
| 1部屋 | 4.5畳以上 | 8畳以上 |
| 2部屋以上 | 6畳以上 | 10畳以上 |
こうした基準を参考にしながらも、ご自身で間取り図や実際の部屋を確認して、部屋の広さを確かめるようにしましょう。
3LDKと2LDKの違いとは
2LDKとの違いは部屋の数にあります。3LDKは部屋が3つありますが、2LDKは部屋が2つあります。
リビング・ダイニング・キッチンに当たるスペースに関しては、先ほど紹介した用語を使用する際の目安となる基準に当てはめると、3LDK も2LDK も10畳以上というのが基本です。
3LDKはファミリー層向けの物件
3LDKは、専有面積の広さからファミリー層向けで、3人~4人で暮らす方におすすめの物件です。
3つの部屋は寝室や子ども部屋、書斎などとして、リビングは家族で団欒するスペースとして使えます。ただ、広さに関しては人によって感じ方が違いますので、3LDKに2人で暮らしたいと感じる方もいるでしょうし、4人家族で4LDKや5LDKのほうが良いと考える方もいるでしょう。
また、リビングの広さを求めないのであれば3DKにする選択肢もあります。いずれにしても部屋ごとの用途や求める広さを明確にしていくと、適切な部屋数や部屋の広さが見えてくるはずです。具体的には以下のことを検討しましょう。
■ 書斎は必要か
■ 寝室は1つで良いか
■ 家族の人数が増える予定があるか
■ リビングに広さを求めるか
こういったことを一緒に住む方とよく相談しながら適切な物件選びをしていきましょう。
今回は3LDKについてご説明しました。最後に、簡単におさらいしておきましょう。
3LDK = 3部屋+リビング(Living)・ダイニング(Dining)・キッチン(Kitchen)を兼ねるスペース
物件選びの際に自分の希望する物件を探しやすくするためにも、間取りと部屋数について正しく理解しておきましょう。
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