“寡聞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かぶん75.0%
くわぶん20.8%
かもん4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
従来、清盛を書いた小説としては、私の寡聞では、明治四十三年千代田書房発兌山田美妙氏の平清盛があるだけではないかと思う。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
僕は不幸にも寡聞の為に仏蘭西人はルナアルをどう評価してゐるかを知らずにゐる。けれども、わがルナアルの仕事の独創的なものだつたことを十分には認めてゐないらしい。
人皇百十一代霊元天皇の延宝五年丁巳霜月初旬に及んで其業るや、京師の本山より貧道を招き開山住持の事を附属せむとす。貧道、寡聞浅学の故を以て固辞再三に及べども不聴
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)