1. ホーム
  2. ニュース
  3. 社会
  4. 量子計算機、完成形に前進

量子計算機、完成形に前進

社会 | 共同通信 | 2022年8月9日(火) 00:00

 「2量子ビットゲート」のイメージ。二つのルビジウム原子に1000億分の1秒だけレーザー光を照射する(分子研・富田隆文特任助教提供)

 現在のコンピューターよりはるかに高性能な「量子コンピューター」の根幹となる演算素子「2量子ビットゲート」の大幅な高速化に成功したと分子科学研究所(愛知県岡崎市)のチームが9日、科学誌「ネイチャーフォトニクス」に発表した。分子研の大森賢治教授は「より完成形に近い汎用的な量子コンピューターの開発につなげたい」と話した。

 大森氏によると、2量子ビットゲートとしては世界最速で、米グーグルによるこれまでの世界記録より2倍以上速い6・5ナノ秒(ナノは10億分の1)という。今回の手法を使えば将来的に1ナノ秒まで短縮できる見込みで「画期的な成果だ」と強調している。

社会に関するその他のニュース

動画米空母ロナルド・レーガン、横須賀に帰港 補給や維持目的

共に学ぶ考 国連審査「通常学級就学は権利」 障害当事者・川端 舞さん

神奈川県内の特殊詐欺被害 上半期で16億3600万円

米空母「ロナルド・レーガン」 19日午前、横須賀帰港へ

関東学院大生が環境配慮表現 マックのトレーシート採用へ

痴漢・盗撮に注意を 被害多い川崎・登戸駅でキャンペーン