《超次元 バイス・ホール》 [編集]
超次元バイス・ホール UC 闇文明 (6) |
呪文 |
相手の手札を見てその中から呪文を1枚選び、捨てさせる。 |
次のうちいずれかひとつを選ぶ。 |
►自分の超次元ゾーンにあるサイキック・クリーチャーを2体まで、コストの合計が6以下になるように選び、バトルゾーンに出す。 |
►コスト10以下の闇のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。 |
※殿堂入り |
《マインド・リセット》が内蔵されており、相手の呪文を落としつつサイキック・クリーチャーを呼ぶことができる。出したサイキック・クリーチャーが呪文により除去されにくくなっている他、仮に呪文が無くハンデスが出来ずとも相手の手札の状況に合わせて的確なサイキック・クリーチャーを呼び出せる。
特筆すべきは出せるサイキック・クリーチャーの範囲の広さである。
定番の6コストサイキック・クリーチャーの他、闇ならば10コストまで出すことができ、《時空の封殺ディアス Z》や《時空の邪眼ロマノフZ》を出す際には重宝される。
また《時空の喧嘩屋キル》を2体出したり、マナ回収の《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》やマナブーストの《魂の大番長「四つ牙」》を出すことも可能であり、かなり器用な動きができる。現代では《エンジョイプレイ! みんなの遊び場! GANG PARADE!》の構成パーツ、《STARSCREAM -ALT MODE-》など優秀な小型も増加しており、相手の盤面や手札に合わせて様々な動きが可能。
総じて、二つの効果が上手くかみ合っており、対応力が非常に高い超次元呪文である。コストが6と若干重いが、コスト10のサイキック・クリーチャーを呼び出す呪文としては最も軽く、《邪眼教皇ロマノフII世》や《聖霊左神ジャスティス》など多くのクリーチャーによって踏み倒せる範囲であり、それほど不便はしないだろう。
環境においては、《時空の支配者ディアボロス Z》を最も軽いコストで出せる超次元呪文であることが評価され大いに活躍した。《時空の支配者ディアボロス Z》のクリーチャー限定アンタッチャブル(=呪文には選ばれる)と、このカードの効果が上手く噛み合っているためである。また、相手に先んじてこの呪文を唱えることで相手の超次元呪文をハンデス出来る事が、超次元を中心とした環境では非常に有利に働いたことも大きい。
しかしその強力さ故に、2011年6月24日に、同年7月23日から施行されるプレミアム殿堂超次元コンビに《時空の支配者ディアボロス Z》とともに指定された。
闇入りの【超次元コントロール】を中心に様々なデッキで利用されていたが、2014年3月15日にてプレミアム殿堂に指定されることが決まった。殿堂入りを経由しないプレミアム殿堂カードとしては《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》、《フューチャー・スラッシュ》、《アクア・パトロール》に続き4枚目である。これに伴って《時空の支配者ディアボロス Z》とのプレミアム殿堂超次元コンビは解除された。
DMEX-17でこちらの調整版のような性能を持つ《超次元ジェニー・ホール》が登場。ハンデス効果が相手に選ばせるものとなり、それが出来ない時自分が2枚ドローとなっている。
サイキック・クリーチャーを呼び出せる範囲が《バイス・ホール》と全く同じであったこちらがあまり活躍しなかったこと、またサイキックの優位性の低下を踏まえてか、2022年7月1日付で殿堂入りに降格。これにより実に10年ぶりに殿堂レギュレーションで《時空の支配者ディアボロス Z》との共演が叶うこととなった。
また、殿堂入り、プレミアム殿堂、プレミアム殿堂コンビとデュエマにおける全ての規制を経験している。
- 代表的な呼び出し先には以下がある
コスト10以下の闇サイキック・クリーチャー [編集]
《時空の支配者ディアボロス Z》 | 定番。上述の通り最高の相性を誇る |
《時空の悪魔龍 ディアボロス ZZ》 | 呪文アンタッチャブルと呪文ハンデスが噛み合っているブロッカー。 |
《時空の封殺ディアス Z》 | 殲滅返霊持ちのフィニッシャー |
《時空の邪眼ロマノフZ》 | 覚醒すると墓地から呪文を撃てる |
《勝利のガイアール・カイザー》 | スピードアタッカーのアンタップキラー |
《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》 | タップされた敵獣を破壊 |
《勝利のリュウセイ・カイザー》 | 相手マナをタップイン |
《激天下!シャチホコ・カイザー》 | 毎ターン小型をリアニメイト |
《激相撲!ツッパリキシ》 | パンプアップ |
《時空の脅威スヴァ》 | ブロッカー |
《時空の鼓動 ブラックX》 | |
《蒼き覚醒 ドギラゴンX》 | パワー13000のドラゴン |
《時空の禁断 レッドゾーンX》 | 相手1体のパワーを-9000させる進化サイキック・クリーチャー |
《ヴォルグ・サンダー》☒ | 墓地肥やしかライブラリアウト促進 |
《勝利のヴォルグ・サンダー》 | 相手のコスト踏み倒しでハンデス |
《STARSCREAM -ALT MODE-》 | スピードアタッカー |
《鎮魂の覚醒者デス・エイプリル》 | アタックトリガーで1枚ハンデス |
《道玄坂マングース、ココ・ユユ・ドクソン》 | 可能であればブロックするデメリットを付与 |
コスト6以下のサイキック・クリーチャー [編集]
《時空の喧嘩屋キル》 | 定番。2体撒けば計4打点に |
《時空の英雄アンタッチャブル》 | その名の通りアンタッチャブル |
《勝利のプリンプリン》 | 相手クリーチャー1体の攻撃、ブロックを封じる |
《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》 | ターン終了時にマナ回収 |
《魂の大番長「四つ牙」》 | ターンのはじめにマナブースト |
《時空の戦猫シンカイヤヌス》 | キルと同時に出して即覚醒のコンボが可能 |
《流星のフォーエバー・カイザー》 | サイキック・クリーチャーの攻撃を封じる |
《時空の鬼若コーシロウ》 | 覚醒するとマナゾーンから踏み倒し |
《不死身のブーストグレンオー》 | 相手クリーチャーを破壊。 |
《冒険の覚醒者ジョンジョ・ジョン》 | 3回目の攻撃時にアンタップ |
《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》 | 相手1体をフリーズさせる進化サイキック・クリーチャー |
《その先の未来へ、カミヤ・ミキ・ユア・ナルハ》 | マッハファイター |
《愛しい場所、マイカ・月ノ・ハルナ》 | ブロッカー |
- この呪文を使い《時空の戦猫シンカイヤヌス》→《時空の喧嘩屋キル》の順番でサイキック・クリーチャーを出すことで(逆ではヤヌスが覚醒しないので注意)、疑似スピードアタッカーを2体用意できる。キルがバトルゾーンに出たことでシンカイヤヌスが《時空の戦猫ヤヌスグレンオー》に覚醒、召喚酔いが解除されたのちヤヌスグレンオーの能力で自分のクリーチャー1体をスピードアタッカーにできるためである。このコンボはキルヤヌスと呼ばれ、この呪文が入ったデッキではしばしば利用されていた。
- 《邪神M・ロマノフ》がプレミアム殿堂する以前はそちらの能力で唱えることが可能だった。下記の《時空の支配者ディアボロス Z》などを1ターンでも早く出したい場合には悪くない選択肢であった。
- 一発でプレミアム殿堂となった原因として、《時空の支配者ディアボロス Z》のほぼ同型再販として、のちに《時空の悪魔龍 ディアボロス ZZ》のリリースが控えていたことが挙げられる。同型再販が出るたびにプレミアム殿堂コンビをいちいち設定するのは、あまり望ましくないためだろう。
- プレミアム殿堂に指定される以前は、《「呪」の頂 サスペンス》や《無限王ハカイ・デストロイヤー》で相手の《バイス・ホール》を唱えれば一応《時空の支配者ディアボロス Z》を出すことができた。
- 殿堂解除されたカードでは初となる単体でハンデス出来るカードである。
- 単体でなければcipでハンデスが可能な《龍魂宮殿 ブラックロ》を出せる《真・龍覇 ヘブンズロージア》が殿堂解除されていた。
- イラストに描かれているのは《時空の封殺ディアス Z》。効果の範囲から《時空の封殺ディアス Z》を呼び出すために作られたカードだということが見て取れる。イラストレーターも同じYuichi Maekawa氏。
- 漫画「SX」ではアダムが勝舞戦で使用。勝舞の手札を1枚捨てさせ、《時空の封殺ディアス Z》を呼び出したが、次のターン、勝舞が前のターンに《レッピ・アイニー》の能力で手札に加えていた《超次元ストーム・ホール》を唱えられ、《時空の神風ストーム・カイザー XX》を呼び出された。何故捨てさせなかったのだろうか。
関連カード [編集]
収録セット [編集]
- illus.Yuichi Maekawa
- DM-37 「覚醒編 第2弾 暗黒の野望(ダーク・エンペラー)」(29/55)
- プロモーション・カード(P19/Y10)(アルトアート)