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SDGs ジェンダー平等 先進7カ国中日本は最下位 変わっていくには何が必要か…

 男女格差に関する国際的な調査結果が発表され、日本は146ヵ国中116位と低い結果になりました。先進国の中でもかなり遅れている日本。一体どうしたらいいのかでしょうか。

 この日、森アナウンサーが話を聞いたのはSDGパートナーズの代表田瀬和夫さんです。外務省や国連での勤務を経てSDGsの実現に向けた起業支援などを行ういわば「SDGsのプロフェッショナル」です。

森さやか:「田瀬さんがSDGsを進めるときに何を一番最初に手がけるべきだと考えますか。」

SDGパートナーズの代表田瀬和夫さん:「順番というよりは全部繋がっている、5番のジェンダー平等ここがイチバンの押しどころ」

しかし、「ジェンダー平等」について日本は残念ながら遅れをとっています。世界各国の男女格差について調査している「世界経済フォーラム」によると日本は146ヵ国中116位とG7=主要7ヵ国の中でも最も低い結果となりました。

SDGパートナーズの代表田瀬和夫さん:「経済的なところと政治の参加が極端に低い、職場も社会も女性が意思決定の場に参画することが重要。」

森さやか「少しでも先に進めるには何が必要?」

SDGパートナーズの代表田瀬和夫さん:「教育って後から効いてくる。社会にとって一番効くのは幼児教育といわれるくらい教育の影響は30年、40年経ってから出てくる。」

その教育現場向けに先月、男女の区別なく作られた“水着”が登場しました。男女とも同じデザインで体のラインが出にくい素材で作られています。

20歳女性「いいですね、アリだと思います。
 小学5年生:「結構よいし、うれしいかな」
 小学3年生:「ちょっとうれしい感じ」
 小学5年生:「他人の目を)気にしなくてもいいようになるから」

田瀬さんはジェンダーギャップを埋めていくためには親が子どもの意見を尊重することが重要だと言います。

SDGパートナーズの代表田瀬和夫さん:「大人が社会の中にある偏見を押し付けている部分がある、男の子らしくあってほしいという気持ちもわかるし、女の子はかわいらしくというのもいい。
 問題はそうじゃないときに否定してはいけない。選択肢を増やして選べる自由があることが重要。」

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