「…ルルーシュ」
「…なんだ、C.C.」
「…これ、どうするんだ?」
「…まぁ、使っていくしかないだろ」
「「はぁ…」」
2回目の記念パレードから1ヶ月が経った頃、ルルーシュとC.C.の目の前には、大量の赤ちゃん用品が置いてあり、それの整理に2人は頭を悩ませていた。
ルルーシュとC.C.の目の前に置かれた赤ちゃん用品は、全て贈り物であり、その送り主はなんとジノであった。
記念パレードのあと、ジノは自分の行動を反省して、カレンに謝罪の電話をし、C.C.とルルーシュ(ジノはルルーシュの事をアランだと思っている)に対しては謝罪の手紙と一緒に、お詫びとして赤ちゃん用品を送ってきたのだが、送られてきた量がおかしかった。
「ルルーシュ、いったいどれぐらいの量なんだ、これ?」
「…ミルクとか消費期限があるもの以外は、最低2年は買い物に行かなくてもいいな」
「…お詫びとして送られてきたんだよな?」
「手紙にはそう書いてあったな」
「……嫌がらせじゃないんだよな?」
「……それは流石に違うだろ」
2人に対する罪悪感からの、100%善意である。
「「…とりあえず、仕分けしてから片付けよう」」
ルルーシュとC.C.は、赤ちゃんベッドで眠っているリーシャに気を配りながら、送られてきた大量の赤ちゃん用品を仕分けし始めた。
ちなみにカレンは、ルルーシュとC.C.の''あるお願い''の為、東京へ出かけており、ジェレミアとアーニャは外で作業中である
「ふぅ…。こんなものか」
「やっと終わったな。お疲れ様ルルーシュ」
ルルーシュとC.C.が片付けをし始めて少し時間がかかったが、やっと終わったので2人は一息をついた。
「まさか部屋の1つが、赤ちゃん用品で埋まるとは思わなかったぞ」
「ジェレミアにお願いしてよかったよ」
ルルーシュはあまりの量に、屋敷の余ってる1部屋を、赤ちゃん用品を置く為の部屋にしてほしいとジェレミアにお願いをして、ジェレミアはそれを了承したのである。(その際、ジェレミアから屋敷の部屋はご自由にお使いくださいと、言われたのだが…)
「さて、今からどうするか」
「リビングでカレンが帰ってくるのを待ちながら、お茶でもしていようか」
「そうだな。…よいしょっと」
ルルーシュは、C.C.が寝てるリーシャを抱いたのを確認して、一緒にリビングへと向かった。
「ただいまー」
ルルーシュとC.C.が、リビングでゆっくりとお茶をしていたら、カレンが帰ってきた。
「お帰り、カレン。どうだった?」
「許可取れたわよ。2週間後に使えるように手配してくれるって」
「そうか。すまなかったな、東京まで行ってもらって」
「別にいいわよ、これぐらい。それにしても、また神根島に行く事になるとわねぇ」
「ルルーシュ、リーシャを見ていてくれ。起きたみたいだし、ミルクを作ってくる」
「わかった」
ルルーシュとC.C.がカレンにお願いした事とは、神根島に行きたいのでどうにか出来ないか?という事だったので、カレンは東京に行き、神楽耶に船を貸して欲しいと、お願いしてきたのである。
神楽耶はそれを快く承諾して、船(ナイトメアも乗せることが出来る大きな船)を一隻、手配したのだった。
「理由聞いてなかったけど、どうして神根島に行くの?」
「ん?…あぁ。シャルルと母さんに会いに行くんだ」
「…へ?なんで?」
「リーシャに会わせてやるためにな。…あれでも俺の親には変わりないんだ。ならリーシャを見せてやろうと思ったんだ」
「なるほどねぇ。あ、お帰りC.C.」
「あぁ。…リーシャ、まだ熱いから少し待ってろよ?」
ルルーシュとカレンが話していると、ミルクを作りに行っていたC.C.が戻ってきた。
「ところでカレン」
「なに、C.C.?」
「ジノに伝えておいてくれ。送ってくるのはいいが、量を考えろと。幾ら何でもあれは多過ぎだ」
「あはは…。ジノも悪気があったわけじゃないから許してあげてね?取り敢えずジノには伝えておくわ。…さて、外で作業しているジェレミアさんと、アーニャの手伝いでもしてこようかしら」
「ならジェレミアとアーニャに、今日の夕飯は俺が作ると伝えといてくれ」
「りょーかい。それじゃ、行ってくるわね〜」
「「行ってらっしゃい」」
カレンはジェレミアとアーニャを手伝いに、外へ出て行った。
「私達はどうする?…待たせたなリーシャ、ミルクだぞー」
「やる事も無いし、夕方まで、ゆっくりとしてればいいだろ。C.C.、今日の夕飯で何か希望はあるか?」
「ピザ」
「…1枚だけな?」
そうしてルルーシュとC.C.は、リーシャと共に、ゆったりとした時間を過ごしていった。