元理事「こんなの事件になるか」 特捜部の捜査に反発
東京地検特捜部に逮捕された東京五輪・パラリンピック組織委員会の元理事高橋治之容疑者(78)は6~7月、共同通信の電話取材に複数回応じた。AOKIホールディングス(HD)側から資金を受領したが、五輪に絡む便宜は図っていないとし「こんなの事件になるか」と捜査に反発していた。
取材には、AOKIHDの関連会社と自身の会社が2017年にコンサルタント契約を結んだことを認め、以前から経営の相談を受けていた前会長の青木拡憲容疑者(83)から「正式に契約したい」と提案されたと説明。自らが持ちかけたわけではないとした。