東京五輪・パラリンピック組織委員会元理事の高橋治之容疑者(78)がかつて専務を務めた古巣の電通。17日の逮捕を受けて現役社員からは「会社への影響がないと良いのだが…」とイメージ悪化を懸念する声が上がった。
東京都港区の電通本社ではカメラマンらが待ち構える中、出入りした社員とみられる男性は「広報を通してください」と足早に去った。
東京五輪のスポンサーになった企業とやりとりしたことがある30代の電通社員は「スポンサーになってもらうためにさまざまな手を尽くすのが自分たちの仕事だが、違法かどうかきちんと線引きをすべきだ」と話した。