青木容疑者、五輪に熱い思い 長野市で創業 「社会性」「公共性」求めた先に

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青木拡憲容疑者(左)と青木宝久容疑者(AOKI財団HPから)

「世の中のお役に立つという思いをもとに、万全の準備態勢を敷く」。2020年1月、都内のホテル。東京五輪・パラリンピックで日本選手団が開会式や式典で着用する公式服装の発表会で、AOKIホールディングス会長(当時)の青木拡憲(ひろのり)容疑者は熱い思いを込めてあいさつした。

 「比類なき壮大な規模」。青木容疑者は「共生」をテーマに五輪とパラリンピックの選手が同じデザインを使用する東京大会をこう表現。公式服装の作製に「全力かつ真摯(しんし)に真剣に取り組む」と述べた。

 席上、組織委の森喜朗会長(当時)が「ブエノスアイレスでもAOKIに作ってもらった。縁起のいい服」と持ち上げると…

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