テッパチ! #07【第二部・部隊編スタート!初の現場出動は緊張の連続!】[字][解][デ]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
テッパチ! #07【第二部・部隊編スタート!初の現場出動は緊張の連続!】[字][解][デ]
いよいよ陸上自衛官になった宙と馬場。配属された部隊には、個性豊かな先輩たちが!初めての現場出動は、緊張の連続…自衛官に与えられた大事な使命とは!?
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番組内容
厳しい訓練を乗り越え、晴れて自衛官となった国生宙(町田啓太)は、候補生のときに同じ班の仲間でバディでもあった馬場良成(佐野勇斗)とともに普通科隊員として南関東駐屯地に配属される。そんな宙たちの前に、教官だった桜間冬美(白石麻衣)が現れた。1尉に昇級した冬美も、普通科隊員として宙たちと同じ駐屯地に異動になったのだ。「今日からはあなたたちの上司よ。候補生のときは少々甘い態度を取ったこともあったけど部下
番組内容2
に対してはそうはいかないから」と冬美は、宙たちに忠告する。
若干の不安を抱きながら隊舎に向かった宙と馬場を待っていたのは、先輩自衛官たち―班長で1曹の大木隆之(久保田悠来)、バツイチで大木の次に古株の金子慎也(桐山漣)、大木いわく駐屯地イチの爽やかイケメンだという風間速人(工藤阿須加)、年齢は班内で1番年下だが優秀な野村晴樹(結木滉星)の手荒い歓迎だった。先輩たちからのイタズラに耐えつつ、
番組内容3
押し付けられる雑用をこなしながら日々の厳しい訓練に明け暮れる宙たち。そんな折、宙と馬場の歓迎会が行われることになる。そこで宙は、自衛隊にも部活があり、ラグビー部もあることを知るが…。
そんな中、災害派遣要請を受けた冬美や大木班の一同は、現場へ出動する。初めての避難誘導に戸惑ってしまう宙と馬場。そこには、避難していた一般人のオリンピック候補生・芝山勝也(水沢林太郎)がいて…。
出演者
町田啓太、佐野勇斗、白石麻衣 / 北村一輝
工藤阿須加、桐山漣、久保田悠来、結木滉星、水沢林太郎 他
※桐山“漣”のしんにょうの点は正しくはひとつ
スタッフ
【脚本】
関えり香
【企画】
渡辺恒也、江花松樹
【企画・プロデュース】
栗原美和子(共同テレビ)
【プロデューサー】
山崎淳子(共同テレビ)
【演出】
石川淳一(共同テレビ)
【制作協力】
共同テレビ
【制作著作】
フジテレビジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
テキストマイニング結果
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キーワード出現数ベスト20
- 大木
- 風間
- 金子
- 野村
- 国生
- 冬美
- 馬場
- お願い
- 大丈夫
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- 先輩
- 今日
- 女性
- 避難所
- 訓練
- 前橋
- 大事
- ハァ
- 自衛官
- 部屋
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
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(宙)あっ?
(馬場)桜間教官!
どうして ここに?
私も この駐屯地に異動になったの
普通科隊員としてね。
普通科隊員?
だから もう教官じゃない。
今日からは あなたたちの上司よ。
上司?
(冬美)訓練生に対しては
少々甘い態度を
取ったこともあったけど
部下に対しては
そうはいかないから。
覚悟しておきなさい。
それと
教育大隊長だった神宮寺さんも
ここの普通科の副連隊長に
異動されました。
副連隊長ってことは…
ナンバー2?
マジかよ…。
(冬美)職種部隊に
配属されたからといって
訓練生時代と同じよ。
日々の訓練で スキルアップすることを
忘れないで。
♬~
桜間1尉とも同じ駐屯地で
よかったな。
別によかねえよ。
教官の次は上司ってよ。
あとは同じ部屋の先輩か。
どんな人たちだろうな?
そりゃあ しっかりしてて
すんげえんじゃねえか?
すんげえか。
仲良くできるといいけどな。
お前 くそ真面目だからな
大丈夫か?
大丈夫だよ
チュウ君こそケンカすんなよ。
あっ? 大丈夫だよ。
あっ。
チュウ君の部屋 ここ。
んっ?
俺は こっちだ。
あっ そっか。
こっちの部屋 先輩いたら
俺も挨拶してくよ。
うん。
よし 最初が肝心だからな。
(せきばらい)
よし OK。
うっ!
失礼します!
失礼します。
(せきばらい)
んっ? 誰もいねえ。
ウエルカーム!
ウエルカーム!
(風間)ウエルカーム!
うわっ うわっ! うわっ!
何だ… おい!
いった!
(野村たち)おら~! おらおら~!
何すんだよ!
怒んな 怒んな。
ちょっとした歓迎の儀式だ。
あっ!? これのどこが?
ここに来る新人は
みんな やられてるからさ。
(金子)いっぺんに2人歓迎できて
効率よかったな。
(野村)メジャーリーグでもやってんだろ
新人が チームメートからサプライズ受けんの。
まさか知らねえ?
(大木)知らないなら教えるまでだ。
だから…!
(風間)うお~!
あらためて挨拶な。
俺が お前らの班長
大木 隆之 1曹だ。
よろしく。
うっす。
初めまして 国生 宙っす。
うっす。
(背中をたたく音)
近…。
馬場 良成です。
(背中をたたく音)
(大木)で うちの班員たち。
こいつが金子
馬場と同じ部屋だ。
お願いします。
ギャンブルやんのか?
あっ いえ。
そうか。
この中では俺の次に古い先輩だ。
幸せをつかみ損ねた
ふびんなやつだ。
言われたくないっすわ~
一度も結婚できない先輩からは。
(大木)あのな
俺は結婚できないんじゃなくて
しないだけだ。
黙れ 出戻り ハハハ…。
出戻り?
ああ。
結婚して ここ出て
離婚して また戻ってきたんだよ。
それくらい察しろよ!
察せねえっすよ。
(大木)で 風間。
この駐屯地いちの爽やかイケメン。
駐屯地いちは言い過ぎですよ。
イケメンは認めんすね。
おう。
(大木)で 国生と同室の野村だ。
年は一番下だが
何かと頼りになるやつだ。
聞いてるよ 国生。
んっ?
(野村)お前って 自衛隊入る前
相当やんちゃしてたらしいな。
めっちゃ真面目っす。
(野村)年は下でも
ここでは俺が先輩。
それ 忘れんな?
はい。
(大木)まっ 同じ班になったのも
何かの縁だ。
みんな 仲良くやろう!
(金子・風間・野村)ういーす。
よろしくお願いします。
(大木)よろしくな。
あっ ねえ
どんな女の子がタイプ?
えっ?
カワイイ系? 奇麗系?
何言ってんすか?
(風間)女の子 嫌い?
嫌いなやつ います?
♬~
≪♬(ラッパの演奏)
はあっ!?
(野村)あぁ…。
すげえ濃い顔になってんな
ハハハハッ。
こんの…。
(ドアの開閉音)
はっ? 全然落ちねえ。
まさか油性…! くっ…。
(冬美)遅い! 点呼 1分遅刻。
気を付けなさい!
すいません!
気を付け!
掃除は お前らだけでやれ。
この階全部 部屋の中もだ。
えっ?
先輩たちは?
ここは一番下っ端が
やることになってんの。
手 抜くなよ 1時間以内だ。
清掃 開始!
1時間…。
(野村)行く!
そんなんじゃ終わんねえぞ
頭使え 頭!
あ~!
(野村)おいおいおい…
おいおい!
これには絶対触るなよ。
もう触っちまいました…。
二度と! 金輪際。
馬場!
気を付けろよ。
はい!
(自衛官)ヤッ!
♬~
次!
ほら いくぞ。
(風間)馬場。
はい!
はい。
お願いします。
はい。
来い。
うっ!
あっ!
うぃ~!
(大木)よし これ 返してみろ。
ううっ…。
まだまだ。 馬場 返してみろ!
痛いです! 痛いって!
(金子)そっから頑張れ そっから。
(野村)根性見せろ。
頑張れ 新人。
(自衛官)返してみろ!
痛ててて…。
いって! あ~!
おいおい そんなんじゃ足りんだろ。
えっ?
よく訓練したら腹も減る。
いや…。
(金子)減ってねえってことは
訓練してねえってことだわ。
いやいや… もういいっす もう…。
(金子)いいから いいから。
遠慮すんな 遠慮すんな。
遠慮してない…。
待て 待て 待て…。
えっ?
(金子)お前もだよ 遠慮すんな。
もうもう…。
(金子)いや いい。
待て待て…! いいから いいから。
さっきより多い。
(金子)しっかり食おうな。
もうもう…。
きっつ…。
口から米 出そう。
(金子)おう お前ら。
まだ いけんだろ?
金子さんが お前らのために
わざわざ作ってくれた戦闘糧食だ。
(野村)ありがたく食えよ~。
(金子)意外とうめえだろ?
なあ?
うまいっす。
うまい。
結局 ここでも訓練漬けだな。
どっかに出動!とかねえのかよ。
でも 俺たちが
出動しないってことは
逆に平和だってことでしょ。
まあな。
ハァ やっと休憩できるわ。
(マッサージ器の作動音)
(大木)おう。
お疲れっす。
凝ってますよね?
マッサージさせましょうか?
国生に。
ああ。
(大木)おお おお 気持ちいいぞ。
なかなか筋がいいぞ 国生。
ざっす。
(野村)もっと強く。
はい。
痛っ! いってえ バカ。
すいません。
(野村のいびき)
(野村のいびき)
地獄だ…。
(野村のいびき)
くっ!
(野村のいびき)
これ
先輩ガチャ失敗ってことだよな。
はっ?
ここの営内生活が
快適かどうかってのは
同じ部屋の先輩たちによるって
聞いてたから。
そんなら…。
《フンッ フンッ》
暑っ苦しいマッチョ班長。
(バイブレーターの音)
《マミちゃん… だよね?
もちろん覚えてるよ》
ぱっと見 爽やかな
女ったらしと…。
(金子)《1 4 1 4! きた 1!
差せー! 差せー!》
ギャンブルに目がねえ
くたびれたおっさん。
《見ろ ほこりが残ってる》
《こういうささいな見落としが
いざってときのミスに
つながんだよ》
《何か文句あんの?》
いけ好かねえ たいこ持ちの
いびき野郎。
《あるの? ないの?》
《あるなら言う ないなら拭く!》
こんなん外れ中の外れ 大外れ!
詰んでるわ!
訓練生の頃はよかったよな
上も下も関係なくて。
ハァ 今日こそ
あいつより先 寝てやる。
じゃねえと あのいびきで
もう気ぃ狂って…。
≪(ドアの開く音)
国生 馬場 すまん。
俺としたことが
一つ重大なことを忘れていた。
えっ?
これからやるぞ。
お前らの 新人歓迎会!
えっ?
え… 今から!?
俺たちと早く打ち解けるのも
必要だ。 行くぞ。
(風間)
店 もう予約入れといたから。
班長の大木さんの誘いだし
断るわけないよな?
いや…。
(野村)おい 早く準備しろ。
(大木)はい。
(大木)乾杯!
(風間たち)乾杯!
≪くは~。
あぁ~。
水?
さすが大木さん。
いい飲みっぷりですね。
(大木)お前らも じゃんじゃん飲め。
そして食え!
はい。
あっ なっちゃん。
(なつみ)はい。
忙しいとこ ごめんね。
(なつみ)いえいえ。
ビール もう一杯と あと唐揚げと
たこわさと刺し身盛り合わせ。
はい。
(風間)あっ ねえ 雰囲気変わった?
えっ!
(風間)ちょっと待って 当てる。
髪形 変えたでしょ?
(なつみ)分かります?
ちょっと待ってください。
(金子)どこが変わった?
(大木)どこだ?
(野村)分かんなかったっす。
≪どこが どうなった?
(風間)巻いてるじゃん。
≪巻く?
(店員)おいおいおい。
これ 風間さんだけにサービス!
ありがとう。
(なつみ)キャー!
うちの娘に似てんだよな~。
いや 金子さんの娘
まだ7歳ですよね?
大きくなったら ああなんだよ
きっとな。
娘さん いるんですか?
娘!?
(野村)いても
元奥さんに引き取られて
めったに会えないんだよ。
金子さんに思い出させんな。
自分で
言い始めたんじゃないっすか。
(大木)そういえば お前ら
クラブ活動はやらないのか?
お待たせしました。
部活動みたいの あんすか?
そう サッカーに野球に剣道。
まあ 他にも色々な。
へぇ~。
学生時代は
何かやってなかったのか?
吹奏楽部で
トランペットやってました。
(風間)へぇ~。
(大木)トランペットか。
音楽関係もあったかもな。
(風間)そうですね。
で 国生は?
えっ?
(大木)見るからに いい体してる。
何かやってたろ?
ああ… いや 特に何も。
これは あの 自衛隊入る前に
工事現場でできた体っす。
何もやってなかったのか?
いい大胸筋してそうだけどな。
向いてるだろうけどな
ラグビー辺り。
バ~っ!
(風間)なっちゃん お絞り。
(金子)お前…。
すいません!
(大木)どうした?
(大木)はい! はい!
じゃあ 次!
俺のいいところ 各自10個ずつ。
誰からにしようかな~。
全然酔えねえ…。
(大木)馬場!
えっ?
1!
大腿四頭筋。
お~ いいじゃねえかよ。
はい 2!
ハムストリング。
いいぞ 脚からきてるな。
はい 3!
(風間)大木さん 大木さん。
(大木)あっ?
ニーニーマルマルなんで
そろそろ。
ああ。 じゃあ お開きにすっか。
飲み代 たぶんおごりだよな?
当たり前だろ。
俺らの歓迎会なんだから。
だよな。
うしっ じゃあ ここで一発勝負!
んっ?
今日の飲み代じゃんけーん!
で 負けたやつのおごりな。
いいっすね!
大木さん 風間さん どうっすか?
いいだろう。
(風間)いいよ やろう。
絶対勝ってやる。
(金子)いくぞ!
最初はグー じゃんけん…。
(宙たち)ぽん!
(金子)お~!
あいこで…。
(宙たち)しょ!
(宙たち)うお~!
あっ! えっ!?
いや… いやいや 俺らの…。
すまんな 国生!
でも勝負だからな。
か…。
≪悪いな。
歓迎会…。
(ドアの開閉音)
あぁ… マジ疲れた。
あぁ… あぁ。
あの人ら 体力 化け物かよ。
これから また先輩たちに
こき使われるよな。
あっ? 冗談じゃねえよ。
今日こそは きっぱり…。
断れる?
馬場 頼んだ。
おっ… お疲れっす。
お疲れさまです。
君が国生君だな?
はい。
ラグビー部の監督やってる
前橋といいます。
君 高校時代はスタンドオフで
花形だったらしいね。
えっ?
花園にも出たと聞いたよ。
大したもんだ。
何で…。
何で黙ってたか
こっちが聞きたいなぁ 国生。
《向いてそうだけどな
ラグビー辺り》
(金子)《バ~っ!》
《あっ すいません!
マジすいません》
(操作音)
スター選手だったのに
内緒は水くさいな。
(前橋)君のような経験者には ぜひ
うちのチームに入ってもらいたい。
ぜひ今度 練習を見に来てくれ。
えっ?
(前橋)必ず来いよ 待ってるぞ!
いや ちょっ…。
(野村)お疲れさまです!
またラグビーできちゃうなんて
よかったじゃん。
俺に感謝しろ。
自主トレ行く?
ああ 今日 背中の日だわ。
背中の日? 昨日 何やったの?
胸。
結構パンプしてんな。
あっ チュウ君。
んっ?
結構ガチでやってんだな
マジで部活だな。
うん。
声が出てないぞ 声が!
《お前ら 何で
あんなパスも取れねえんだよ》
《あのパス通ってたら
勝てた試合だぞ》
《ハァ… 結局 俺一人で
走るしかねえのかよ》
《せめて俺を生かせる
ゲームメークぐらいしろよ!》
(後藤)《あいつがいると
和が乱れんだよ》
《いなくなってくれた方が
清々するわ》
≪(前橋)国生君!
お~ 国生君だろ?
うっす。
見に来てくれたのか?
いや たまたまっす。
(前橋)中には初心者もいるんだが
なかなかいいのが集まってるだろ。
ああ…。
(部員)監督!
(前橋)んっ?
(部員)休憩しちゃっていいっすか?
(前橋)おお いいぞ!
(部員)はい!
どうだ?
また やりたくなってこないか?
俺 もう ラグビー
興味ないっすから。
えっ?
悪いっすけど
二度とやるつもりないんで。
っす。
≪(西)馬場さん!?
お~! あっ チュウさんも!
お~! 久しぶり!
久しぶりっす!
お~ 健太! ハハハ。
お前 何してんだよ?
俺 野戦特科に
配属されたじゃないですか。
予定では ここで力つけて
空挺レンジャーになるつもり
なんすけど
もっと体力つけて強くなりたいって
兄貴たちに相談したんです。
そしたら「ラグビーでも
始めたらどうだ」って言われて。
初心者っすけど入部したんです。
そっかぁ。
頑張ってんな!
はい。
あっ 馬場さんもチュウさんも
ラグビー 一緒にやりましょうよ!
いや 俺は向いてない。
俺もやらねえ。
(西)えー そうなんすか?
あっ でもイベントとか何かあったら
俺 連絡待ってます。
馬場さんに呼ばれたら
俺 すぐ行きますんで。
分かった 絶対呼ぶな。
あざます!
じゃ 俺が誘ったら来ねえんだ?
えっ?
いや そんなことないっすよ。
絶対嘘だろ お前。
いや チュウさんに呼ばれても
行きますよ。
ホントだな?
ホントです ホントです。 ねぇ?
ねぇ? 馬場さん。
根に持つぞ。
根に持つ…。
お前 いいから早く行けよ 戻れよ。
んあ… ぬぅ…。
おう お前ら。
お疲れっす。
なかなか
いい筋肉してんじゃねえか。
マジっすか?
見せてくれよ。
やってくれ こうだよ。
≪いいな!
(野村)いい筋肉してるな。
(大木)いいぞ キレてるぞ。
おたまじゃくしさん!
最高だぞ お前。
♬(音楽)
(野村)さあ 始まりました。
ミスターボディビル
南関東駐屯地選手権大会。
1番 国生 宙選手!
≪フゥ!
(野村)2番 馬場 良成選手!
≪うぉい!
マッスルアピール
張りきってどうぞ!
はっ?
(大木)ポーズだ ポーズとれ!
ほら やれ!
あ~ もう!
こうだろうが!
(野村)さすが大木さん!
めちゃめちゃキレてますね!
(風間)どう?
お~!
(野村)風間さんもさすがっす!
(大木)国生 ついてこい!
あい!
いいっすね!
グーッと。
グッ! グッ!
もっと力 入れろ!
(大木)う~っ!
う~っ!
(野村)いい血管 出てる!
くだらねえ… ガキかよ。
自衛官のイメージ狂うよな。
こんなんで大丈夫か?
あっ お疲れっす。
お疲れさまです。
俺 ちょっと トイレ。
あっ?
失礼します。
いや お前 さっきも行ってたろ…。
《俺…》
(冬美)《訓練生に対しては
少々甘い態度を
取ったこともあったけど
部下に対しては
そうはいかないから》
《覚悟しておきなさい》
ここは もう慣れた?
えっ? ああ まあ…。
訓練生時代と違って
緊張感あるでしょ。
そんなの全然感じないっすよ。
先輩っつうから どんだけカッコイイ
自衛官かと思ったら…。
あんなガキっぽい人らが
国 守ってるなんて 笑えるわ。
ハァ…。
あなた
何も分かってないわね。
えっ?
(キャスター)速報です。
たった今 気象庁から
神奈川県相模原市に
大雨特別警報が…。
どうしたの?
大雨特別警報だって。
(キャスター)地域の方々は
雨や風の強まりに
引き続き警戒が必要です。
間違いなく出動命令 出るな。
(自衛官)心構えしとかないと。
♬~
(神宮寺)神奈川県相模原市の
山間部での雨は
現在やんでいるが
今夜また 大雨警報が出るとの
予報が出ている。
神奈川県知事より
災害派遣要請を受け
これから近隣住民を
避難所へと誘導するため
部隊を派遣する。
(一同)はい!
♬~
♬~
俺たち ちゃんとできるよな?
あんだけしんどい訓練
耐えてきたんだ。
できねえはずねえ。
(冬美)集まれ!
(一同)はい!
(冬美)この班の指揮は
私 桜間が執る。
現在 雨は弱まり
土砂崩れは収まってきている。
しかし今後 新たな土石流が
発生する危険性があるため
対象地域の方々を全員
この間に この避難所に。
緊急事態ではないため
住民の方々を焦らせず
落ち着いて誘導するように。
(一同)はい。
(冬美)今から
各自 担当するブロックを示す。
それぞれの持ち場で
速やかに避難誘導を実施する。
質問!
(一同)なし!
(冬美)大木1曹 全般統制!
(大木)大木1曹 全般統制!
(冬美)風間3曹 誘導!
避難所はこちらです! はい。
あ~ ちょっと待ってください。
こっちに進んでください。
どうぞ どうぞ 避難所は
あちらの体育館になってます。
正面入り口から入ってください。
はい。
すいません すいません!
ごめんなさい!
止まらず進んでください。
足元 お気を付けて。
ママがいないよ~。
大丈夫? どうした?
(女の子)ママがいないの。
そうか お名前言える?
言えない。
すいません! この子の保護者の方
いらっしゃいませんか?
保護者の方!
(女性)すいません!
はい。
(女性)うちのおじいちゃんと
はぐれちゃって。
大丈夫かどうか分からなくて。
えっと それは避難所の方で
確認お願いします。
あっ すいません こっちです。
こっちに進んでください。
(女性)どうも。
はい。
(女の子の泣き声)
大丈夫だよ。
すぐ来るからね お母さん。
こちらでーす。
焦らず ゆっくり進んでください。
ありがとうございます。
(自衛官)国生2士。
はい。
ヒトヨンマルマル タカミ地区の
避難住民を乗せたトラックが
ここに到着する。
待機して誘導!
了解!
≪すいません!
通してください すいません。
どこ行くんですか?
避難所は あちらです。
あのね かばんをね
玄関に置いてきちゃったの。
取りに帰るわ。
危ないんで戻ってください。
あのね 大事なものが
入ってるんです!
走ってけば すぐなんです。
お願いですから…。
大事なものって?
亡くなった…
主人の お位牌です…。
えっ?
(光代)何がなくても
お位牌だけは どうしても
私は手元に置いとかないと
駄目なんです。
自衛隊さん お願いですから。
お願い お願いですから…。
それ 俺が取ってきます。
だから安心して
避難所で待っててください。
ありがとうございます…。
ありがとうございます。
うっす。
(男性)すいません 忘れ物
取りに行ってもらえるんですか?
えっ? あっ いや…。
銀行の通帳 印鑑
慌てて出てきたから
全部置いてきちゃったんです。
うちのもお願いします!
(女性)あの うちもお願いします!
家族のアルバムを。
この子が生まれてきてからの写真。
(女性)手元に残らないのは
さみしくて…。
(男性)すいません!
私もノートパソコンを。
パソコン!?
仕事のデータが全部入ってるんです。
私は薬を。
えっ!?
この人 ぜんそくなんです。
(女性)お願いします!
(住民たちの依頼する声)
分かりました!
全部まとめて俺が取ってきます。
(住民たち)
ありがとうございます!
そのまま真っすぐお進みください。
フゥ…。
(冬美)馬場2士!
次の持ち場へ移動!
了解!
よし ミッションクリア。
えっ?
(風間)国生 何してた?
(大木)トラックの到着が早まったんだ。
マジっすか!?
(大木)甲板下げ。
(風間)甲板下げ。
皆さんには これから
順番に降りていただきます。
高さがあるので ゆっくり
指示に従って降りてください。
まず お年寄りと小さいお子さんに
降りていただきます。
小さいお子さんは われわれが
抱えて降ろしますので
安心してください。
(風間)国生 ここ お前の担当だろ。
俺っす。
(大木)お前はそっちの準備をしろ。
えっ?
(大木)同じようにやってこい!
あっ… はい!
(風間)では 順番にお願いします。
皆さん 今から ここを開けて
ステップを出します。
で 1人ずつ順番に
降りてもらいますんで
ちょっと待ってください。
おしっこしたい。
おしっこ…。
悪い ちょっと我慢しな。
もうちょっと我慢できるか?
(光代)自衛隊さん!
おお…。
あの 頼んだお位牌は?
いや ばっちりっすよ。
ありがとうございます!
ちょっと待ってくださいね。
こっち 先やっちゃいますんで。
あちらの方に。
≪(女性)あのう!
さっきの自衛隊員さん!
あっ?
お願いした この人の薬
まだですか?
(男性のせき)
今 行きます!
すいません 皆さん。
ちょっと待ってください。
そのままで。
お兄ちゃん おしっこ出ちゃう。
分かった。
じゃあ 俺が先に降りるから
下から抱えてやるよ。
これで合ってます?
(女性)はい!
(吸う音)
あっ 救護所もあるんで
安心してください。
ありがとうございます!
駄目だって!
えっ?
(男の子)お兄ちゃん!
(住民たちの悲鳴)
(男性)大丈夫!?
(芝山)うう… う…。
大丈夫ですか!?
大丈夫ですか!?
いって…。
(芝山)うっ…。
(冬美)何があったの!?
そこから落ちて…。
どうですか? 立てますか?
無理… 足が痛くて…。
折れてるのかも。 救急車を!
頭は痛いとこありますか?
おしっこ…。
よし トイレ行こうか。
お兄さんは大丈夫だから。
ねっ おいで。
よし 行こう。
あっ…。
(金子)すいません!
道あけてください。
道あけてください。
≪担架 到着。
(金子)おい! 邪魔だ! どいてろ。
(冬美)右足 骨折の可能性あり。
(金子)右足。
(大木)よし 行くぞ。
上げる 用意。
(金子たち)上げる 用意。
(大木)上ーげ!
(金子たち)1…。
うあっ う…。
(金子たち)2。
う… ハァ ハァ…。
♬~
持ち場を放り出して
どこに行ってたの?
あ… あれ 取り行ってて。
誰が そんな指示を出したの!?
自分勝手な行動は取るなと
言ったはずよ!
俺 たばこ吸ってくるわ。
先 戻ってる。
うん。
フゥ…。
♬~
♬~
≪(八女)ついでだよ ついで。
ちょっと用があったんでな。
おっさん?
≪(冬美)本当は昨日のことが
気になったんじゃないですか?
ハハ…。
で どうだった?
あいつらの初めての出動。
問題なかったか?
(冬美)実は昨日 負傷者に関する
報告が入ったんです。
芝山 勝也という青年が
トラックの荷台から落ちて
足を骨折して。
手術は無事 終わったものの
彼の足が元通りに回復するには
かなりの時間が必要だと。
(八女)そうか…。
ところが 彼
スケートボードの選手だったんです。
次のオリンピックに向けて強化選手にも
指定されたばかりでした。
え…?
≪(冬美)最近 急成長して
メダルも狙えるかもって
期待されているらしく…。
でも昨日のケガでは
次のオリンピックの出場は
かなり厳しいだろうって。
彼のケガは私のミスです。
私の指揮が甘かったせいで…。
≪嘘だろ?
オリンピック出れねえって
ホントなのかよ?
(冬美)国生 落ち着きなさい。
落ち着いてなんかいられるかよ。
入院してる病院 どこだよ?
(冬美)何をする気?
謝りに行くに決まってんだろ!
謝ってどうなるの?
時間は戻せない。
(八女)おい 国生!
失礼します。
(芝山)誰?
陸上自衛隊の国生っす。
昨日はすいませんでした!
桜間教官!
あっ すいません
もう教官じゃなかったですね。
何?
チュウ君 見掛けなかったですか?
さっきから捜してるんですけど…。
彼なら外出したわ。
えっ?
あなたがケガしたのは…
俺のせいなんです。
俺が あんとき持ち場離れず
ちゃんと誘導できてたら…。
ホントにすいませんでした。
(芝山)謝ってどうなるんだよ。
お前に謝られたって
次の大会には出られないんだよ!
その顔 見てると余計いらつく。
帰れ。
あっ これ よかったら…。
帰れよ! 早く消えてくれ。
(八女)よう。
何で いんすか?
フゥー。
おっさん 暇かよ。
ハハッ。
お前は一生 俺の教え子だからな。
諦めろ。
フッ…。
訓練どおりにはいかないもんだろ。
現場を混乱させた。
俺のせいでケガ人も出た。
けど…。
一人一人の頼み
全部聞いちゃいけねえのか?
俺はただ 位牌とか
通帳とか薬とか
危ねえ目に遭ってる
あの人らの大事なもん
それ ただ守りてえって
思っただけなのに…。
日々の訓練が
何のためか分かるか?
もちろん お前は間違ってない。
でもな もし お前が
それを取りに行っている間に
他の場所で
誰かが死んでたとしたら
どうする?
大事なもんは人それぞれだ。
もちろん通帳や位牌も大事だろう。
そんなのは俺たちにも分かってる。
でもな 何よりも大事なのは
命だろ。
違うか?
俺たちは それを守るためにいる。
それが 俺たちの使命だ。
フッ… まだ始まったばかりだ。
一人前に へこたれてんじゃねえぞ
お前。
それ… 今日は一段とうぜえな。
もう1回やってやろうか?
いや いいよ。
ハハッ。
ハハハ…。
ありがとうございます。
(大木)前の訓練生の頃とは
ずいぶん違うだろ?
はい。
はい。
俺も初出動のときはパニクったわ。
風間さんが?
うん。
でも まあ それでも
出動するたびに
とにかく必死にやりきった。
そしたら だんだん落ち着いて
状況に応じた行動が
できるようになった。
まあ 誰でも
最初からうまくはやれねえよ。
俺だって新人の頃は
色々とやらかしてたわ。
フッ ハハ…。
(大木)俺たちが出動する現場には
必ず人がいる。
不安や恐怖 生きるか死ぬかの
ぎりぎりのところで
追い込まれてる人たちがな。
その人たちの命を
俺たちは守らなければならない。
そんな中で
いかに冷静でいられるか
いつも自分自身との闘いだ。
(風間)まあ 色々手厚く
歓迎したのも そのためだ。
えっ?
えっ?
どんな事態にも適応できる能力を
身に付けさせる。
それが大木班のやり方なんだ。
それに ほら
もっと食って力つけねえと。
この2人には
とうてい勝てねえぞ。
おう。
(風間)いつでも挑戦 待ってるよ。
(大木)現場では
いつ何が起こるか分からん。
適応能力と それを実行する体力
それが大事だ。
そうだったんすね。
(金子)班長~。
だから こうやって
最初から話した方が早いって
いつも言ってんすよ。
(大木)それじゃ つまらんだろ。
なあ?
(風間)いや~…。
あらためて
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
(金子)当たり前だろ。
がっつりよろしくされてやるよ。
お前たちは もう
大木班なんだからな。
はい!
(風間)あっ そういえば
お前がバカみたいに
いっぱい物 取ってきた人たちな
避難所で すごい感謝してたぞ。
(金子)そうそう。
ありがたいって 泣いて位牌に
手 合わせてるばあさんもいたな。
馬場も お前のブロックで
迷子になった女の子
自衛隊のお兄さん
優しかったって。
国生 馬場。
お前たちは
何もできなかったわけじゃない。
(金子)ハハッ
そんな辛気くさい顔すんな!
国を守る俺たちが
そんな顔してたら
国民まで不安になるだろ。
今日は飲んで さっさと寝ろ。
あしたから また同じ訓練だ。
落ち込むのは今日まで。 なっ。
うい。
(風間)んっ。
うい~。
いただきます。
いただきます。
ハハハ…。