1976年に初出場で優勝を飾り、喜ぶ崇徳ナイン

 都道府県別の最多優勝回数は、愛知と大阪が11回で並ぶ。愛知は東邦と中京大中京の2校で計9回を占める。これに対し、大阪は浪華商、北野、PL学園、近大付、上宮、大阪桐蔭の6校と多彩な顔ぶれが頂点に立っているのが特徴だ。

 戦前からの「野球どころ」が上位に並ぶ中、広島は5位タイの5回。山口と岡山も各1回の優勝を飾っている。ちなみに準優勝も大阪が10回で最多で、東京9回、愛知8回、広島6回の順で続く。

 学校別ではトップの東邦が5回、2位の中京大中京が4回で、3位には3回の広島・広陵や神奈川・横浜、PL学園など6校が並ぶ。夏の全国選手権で6回の優勝を誇る広島商も、1931年に唯一の選抜優勝を果たした。

 ▽初出場で優勝、鮮烈な印象を残したのは