小沢一郎衆議院議員が10月7日のツイッターで、岸田文雄新首相らを猛批判した(アカウントは事務所名義)。

 小沢氏は、森友問題で自殺した元職員の妻が再調査を求める手紙を岸田首相に送ったニュースのリンクとともに、「岸田総理は一貫して森友・加計問題、桜を見る会、広島巨額買収事件の再調査を否定。森友問題再調査をほのめかした途端、安倍氏の逆鱗に触れ、すぐ撤回するという情けなさ」とツイート。続けて、「政策云々の問題ではない。最低限の倫理観・道義心を持たない連中が何を言おうと無駄。政権交代で真相究明をする以外に道はない」と怒りを爆発させた。

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 小沢氏が指摘する通り、岸田氏は森友問題に関し、自民党総裁選への出馬をめざしていた当初は「さらなる説明」を求めていたが、途中から「再調査は考えていない」とスタンスを一変させた。安倍晋三元首相が高市早苗氏支援を表明したのは、この動きに怒りを示したためではと、一部メディアでは報じられていた。

 小沢氏の書き込みに、ネット上では「総理が岸田氏に変わろうとどうしようと、自民党である以上、モリカケ桜問題等をサラッと無視する以上、ダメなものはダメ」「安倍も、人の心すら無かったが、岸田も心すら無い人間、人の話をよく聞くと言っておきながら、亡くなった赤木さんの遺族の方の話すら聞く耳すら持っていない、総理になる人は、人の心すら無くなるのだろうか」といった「倫理」を問う声が聞かれた。

 このほか、「その他闇に葬られそうな案件諸々、政権交代を現実のものにしてはっきりさせたいですね」といった声も聞かれた。

 岸田内閣はいわゆるご祝儀相場もなく、低い支持率からスタートした。やはりそこにあるのは、小沢氏が指摘する通り、「最低限の倫理観・道義心を持たない連中」であると国民に見抜かれているせいかもしれない。

記事内の引用について
小沢一郎氏のツイッターより https://twitter.com/ozawa_jimusho