For a better world, beyond any borders.
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境界線を越えた 平和な世界を目指して
終わらない戦争、根深い差別、
未来の見えない貧困…。
ふとニュースに目を転じると、
このような悲しい現実ばかりが
世界を覆っているように
見えてしまいます。
しかし、世界は本当に
恐怖や悲しみに満ちているもの
なのでしょうか。
「わたし」と「あなた」を繋ぐ
その想像力さえ生まれたら、
世界は「未知と触れる恐怖」ではなく、
「対話をする喜び」に満ちている
ことに気づくことでしょう。
日常から零れ落ちる声なき声を
届けることで、
みなが共生していける世界を
目指します。
Japan日本国内
巨大な防潮堤工事の続く陸前高田市。嵩上げ地に建つ建物もまばらだ。(2019.2/岩手県陸前高田市)
2011年3月、東日本大震災は日本が災害大国であることを改めて突き付けました。
あれから10年が経ちますが、東北の被災地ではいまだに大規模な復旧工事が続いています。仮設住宅暮らしから抜けられない人々もいれば、津波によって攫われた大切な人の遺骨を探し続ける人もいます。
各地で頻発する災害や、都市部での大規模な開発工事の影響もあり、資材の高騰、人材の不足などにより、復興計画は大幅に遅れています。時間が経つごとに、興味関心が薄れ、報道が減っていくことは仕方のないことかもしれません。
しかし、自然災害により大切なものを失った人々から、こんな言葉を頂いてきました。
「被災地のことは忘れてもいい。でも、そこから得た教訓だけは伝え続けてほしい」と。
年に何度も自然災害に襲われる日本では、次から次へと新たなニュースが流れては遠のいて行きます。「自分だけは大丈夫だと思った」と、自責の念のこもった被災者の言葉を耳にするとき、それを単に過去への後悔とせず、未来の命を救うための教訓にしていくことが、今を生きている私たちの務めなのではないかと思います。
Zambiaザンビア
新たに植林し、未来世代に森を遺すプロジェクトが行われている。(2010.9/ザンビア共和国)
21世紀を迎えた今日は、自然と人間がどのように共存していくかということを考えさせられる時代でもあります。
大量生産、大量消費で経済を回す社会においては、自然は単に人間の生活のための道具と見なされがちです。しかし、自然の回復速度を上回った過度な成長を人間が求めるとき、かならずその歪みは人間に跳ね返ってきます。
東南部アフリカ諸国では、80%以上の過程が木炭や薪を家庭のエネルギー源として使用しています。
ザンビア共和国では、無許可での森林伐採、木炭作りは禁じられていますが、事実上黙認されている状態です。違法な木炭がザンビア内部だけではなく、隣国や、さらには海を越えた国まで運ばれ、何倍もの値段で取り引きされています。
人々は日々の生活の糧を得るために森を切り続けていますが、すでに森林の減少した地域では、その影響により小川の流れが変わり、虫や小動物がいなくなり、日常的な作物ですら栽培が困難となっています。
ザンビアの初代副大統領のサイモン・カプウェプウェ氏は、「自然の成長速度に合わせて暮らせば自然の尽きることはない」という言葉を残しました。娘のチルフィア氏は現在、森の未来を守る活動を続けていますが、もはや地域的な問題ではなく、地球規模で自然との共生を考えなければならない時代であると警鐘を鳴らしています。
Palestineパレスチナ
「日常を返してほしい」と、2014年のガザ侵攻により家を失ったサディアさんは訴える。(2018.2/パレスチナ自治区)
200を超える国家、地域がひしめく地球上で、人類はいかにして共生していけるのでしょうか。
パレスチナ、ヨルダン川西岸地区ベツレヘム。
そこには空高く聳える壁があります。
フランス革命以降、ヨーロッパを中心に国民国家が相次いで誕生しました。人々は「国民」や「民族」という言葉にアイデンティティを求め、地球上では今に至るまで、国境線の奪い合いが続いています。
第二次世界大戦後に建国されたユダヤ人の国イスラエルは、そこに元から住んでいたパレスチナ人の土地の上に作られた国でした。
当然、限られた土地をめぐり、両者は衝突を繰り返すこととなります。天井のない監獄とも形容されるガザ地区で出会った女性はこう言います。
「本当に恐ろしいのは目に見える壁じゃない。人間の心の中にある見えない壁こそが、分断を生み続けているのです」。
私たちの日々の中にもそのような壁がないでしょうか。
過激な言葉で誰かを排斥し、差別するとき、そこには互いの間に強固な壁がそびえたっているのかもしれません。その壁は、どこか遠く海外にあるわけではなく、「何々人」、「何々教徒」といった差異を強調する、私たちの心の中にこそあるのではないでしょうか。
Cambodiaカンボジア
2016年7月、政治アナリストのカエム・ライ氏が、首相の莫大な資産に関する報告書についてコメントを述べた直後に殺害された。2年後、その死を悼む人々が集った。
社会をより良くしていくためには、まずは「知ること」がその一歩となります。しかし、様々な社会課題や現状を伝える報道や表現といったものは、決して当たり前のものではありません。
きらびやかな高層ビルの立ち並ぶカンボジアの首都、プノンペン。
ASEANで最も貧しい国と言われていたこの国は、近年目覚ましい経済成長を遂げています。しかし、戦争の傷跡や、いまだ猛威を振るうエイズなどといった疾患に加え、民主主義の危機がこの国で大きな問題となっています。
2017年11月、与党は最高裁判所を通じ、最大野党であるカンボジア救国党(CNRP)に解散を命じ、党員の政治活動を5年間禁止すると言い渡しました。
翌18年の総選挙では、与党の人民党が国会の全議席を獲得し、実質的な一党独裁体制へと移行しました。報道機関の閉鎖や、人権活動家やジャーナリストたちへの弾圧も絶えません。SNSの書き込みなども監視対象となっています。
民主主義とは、単に国民に選挙権が与えられるということだけを意味するのではなく、人々が自分の意志を表明する自由が保たれることが、その基盤であるはずです。
そしてその自由な思想を支えるものは、他の国々、地域ではどんなことが起こっているか、世界にはどのような考えや価値観を持つ人々がいるのかということを知るための情報ではないでしょうか。
インターネットの発達により、毎日数えきれないほどの情報が流れては消え、また新たな波が押し寄せます。全ての情報に目を通すことができないからこそ、社会にとって大切な情報を、意志を持って届ける報道や表現が必要とされるのではないでしょうか。
誰にも届くことのない情報は、「起こってないこと」だと見なされてしまいます。しかし、本当に大変な状況に置かれている人々の声は、か細く、かき消されそうなものがほとんどです。
自ら耳を傾け、大切な情報に手を伸ばすこと。それが「対話」により未来を築くために欠かせないものだと思います。
Syriaシリア
隣国からの侵攻による虐殺に声をあげる市民。(2018.03/シリア北東部)
2011年3月といえば、日本では東日本大震災を思い浮かべますが、中東のシリア共和国でも大きな悲劇が起こっていました。
独裁政権の長引くシリアでは、チュニジア、エジプト等で発生した民主化運動が波及し、各地で反体制デモが行われていました。しかし政権はその民衆に武力で対抗、それから8年以上にも渡る泥沼の内戦へと至りました。
50万人近くが犠牲となり、人口の半数が国内避難民や難民となり家を追われました。戦火は女性や子どもたちにも及び、今なお犠牲者は増え続けています。シリア北東部、ロジャヴァと呼ばれるクルド人が多数派を占める自治区では、未だにIS(いわゆるイスラム国)の信奉者によると見られる自爆テロが相次いでいます。
ISの壊滅を大儀に紛争に介入したアメリカや、そのほかの連合国軍による空爆の死者も夥しく、ラッカという街の中心部は、あらゆる建物が骨組みだけの廃墟となっている有様でした。
ISに戦闘員として参加していたというチュニジアの若者を取材したときのことです。その若者は、「シリアで政権に蹂躙されている市民を助けたかった。他人事とは思えなかった」と供述しました。
誰かが傷つけられ、その報復のために誰かを傷つける。憎しみと暴力の連鎖が世界中で繰り返されています。
日本は「平和な国」だと言われます。しかしそれは本当の「平和」なのでしょうか。
世界で起きている紛争を、「遠い国のことだから」と無関心に暮らしていくことは、本当に心安らぐ生き方なのでしょうか。日本社会で大きな問題となっている鬱やいじめ、自死の増加は、こういった世界の諸問題と無関係ではないように思います。
誰もが自らの幸せを願い、平和に生きる権利を信じられる世界を実現することが、終わりなき憎しみの連鎖を断ち切り、本当に平和な世界を築くために必要なことではないでしょうか。
私たち、Dialogue for Peopleは、
困難や危機に直面する人々、
社会的課題の渦中にある地域に
飛び込み、
語り合い、写真や文章、
動画、音楽など様々な表現を通じて、
ともに同時代を生きる全ての人々に
「伝える」ことを活動の
主軸としています。
どこか遠くの問題に思えてしまう
出来事について、誰もが考え、
自分の役割を見つける機会を創造し、
社会課題の解決につながるきっかけを
生み出していきます。
佐藤 一男さん
岩手県陸前高田市
防災士。東日本大震災で避難所運営を2ヶ月間、その後、仮設住宅の自治会長を4年以上経験。
何かを伝える時には、喜怒哀楽が根っこにあります。喜びと楽しさを伝える時には、どうしたら喜びと楽しさが続き、喜びと楽しさが広がるかを伝えます。怒りと悲しみを伝える時には、どうしたら怒りと悲しみの中にある人を救えるか、怒りと悲しみを繰り返さずにすむかを併せて伝えます。怒りと悲しみを伝える時、「なぜ起きたのか」、「繰り返さないためには、どうしたら良いか」、の代わりに「誰が悪いのか」、を答えにしようとする人がいます。「悪い人」を見つけるとそこで満足してしまい、良い方向にはつながりません。これからの悲しみを減らし、これからの楽しさを増やす。そんな「伝える人」がここに集まりました。
バルザーン・サラムさん
イラク
現地コーディネーター
D4P現地協力員
Natsuki(安田)、Kei(佐藤)とは2016年から一緒に働いています。彼らと一緒に仕事をするのはとても好きです。2014年にISISが勃興してから、様々なジャーナリストと共に仕事をしましたが、彼らとの仕事は私にとって最も大切なものです。NatsukiとKeiは、取材される側の許可なくして写真を撮ったり、勝手に発表をしたりということがありません。必ず取材を受ける側の意志を尊重します。それはとてもプロフェッショナルな姿勢だと思います。時には、ジャーナリストとしてではなく、ひとりの人間として、国内避難民の家庭を訪れ、必要な物資の支援を行うこともありました。インタビューの最中にも、人々を励まし、勇気づける言葉をかけます。地元の人々のことをより良く理解するために、取材に来る前に、現地のことを沢山勉強して来ます。私の実家では、家族たちと素晴らしい時間を共に過ごしました。一緒に働けることが嬉しく、次の機会も楽しみにしています。
アマルさん
パレスチナ・ガザ地区
起業家
Kei(佐藤)と Nancy(安田)とは数時間しか一緒に過ごしていないのに、まるでずっと昔からの友達で、もう何度も会っているような気がします。厳しく隔離されたガザ地区でできることは、「書くこと」だけです。私の兄は報道写真家でしたが、病院の取材中に爆撃を受けて瀕死の重傷を負いました。私たちの日常について、世界のほとんどの人々が知らないことは承知しています。日本の人々の力だけでは現状を変えることは難しいかもしれません。けれど現地の声を伝えてくれることは、私たちにとっても日々を強く生きるための大切な力になっています。片手では手を打ち鳴らすことはできません。一緒に何ができるか、考えていけたら嬉しいです。
皆さまからいいただいたご寄付は、活動のベースにある取材活動はもちろん、
現地で派生する支援活動やプロジェクト、
情報発信のための媒体物の作成などの様々な事業費や、
事務局運営費などに大切に活用させていただきます。
Dialogue for People 代表佐藤 慧
情報化社会と呼ばれる今日でさえ、消え入りそうな小さな声は、誰にも届くことなく途絶えてしまいます。報道によって伝えられる情報が、未来の希望を紡ぐためのものであるならば、それは簡単には値札をつけることのできないものです。時に、人類にとって非常に大切なこと、未来のために考えなければいけないものごとが、市場価値が低いという理由で無視されてしまいます。皆さまからの寄付はそういった、「本当は大切なのに見過ごされがちな声」を届けるために使用させて頂きます。
Dialogue for People 副代表安田 菜津紀
この仕事を続けながら、大切なのは役割を持ち寄ることなのだと感じてきました。現地で取材を受けてくださる方、その声を持ち帰る私たち、そして取材を応援下さり、受け止めてくださる方々がいてはじめて、「伝える」ことができるのです。その誰しもが「当事者」です。皆さんのサポートが、取材の力となります。
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