「夜から缶チューハイ何本も」父親が妻子を乗せて飲酒運転…ディズニーシーに向かう途中で車が大破

8月12日、新宿・靖国通りでワンボックスカーが信号機に突っ込み大破した事故。
運転していた父親からは基準値を大幅に超えるアルコールが検出された。

事故が起きたのは午前7時過ぎ。
「乗用車と信号の交通事故が起きている」と目撃者から通報があったという。

歌舞伎町の定点カメラの映像を見てみると、画面右から現れた乗用車が中央分離帯の信号機に衝突。

事故の衝撃で信号機は激しく揺れ、前の部分が大きく壊れた乗用車は、道路の中央で逆向きに止まっていた。

現場近くで事故を目撃し、救助活動を手伝ったという3人は…

事故を目撃した人A：
（乗用車が）走ってきて、電柱（信号機）にバンとぶつかって、めっちゃ飛び散って、扉破損みたいな。めっちゃ車からオイル出てて、煙も出ていて。

事故を目撃した人B：
家族連れの方で4人、お父さん、お母さん、子ども2人、女の子が乗っていて…

家族は東京ディズニーシーに向かう途中で、父親（40代）は座席に足を挟まれて、けが。
母親（40代）と娘2人（10代）もけがをして、病院に運ばれた。

検出されたアルコールは「基準値の5倍近く」

警視庁によると、父親の呼気からは基準値の5倍近くのアルコールを検出。

父親は11日午後10時ごろから12日午前2時頃まで、缶チューハイを何本も飲んでいたと話しているという。

事故を目撃した人A：
（事故後）すぐ近寄ったんですけど、お父さんが運転していて、お父さんが足を挟まれていて…

事故を目撃した人B：
まず子どもたちを救出して、お父さんの状況を見て、足挟まれてたので、うちらじゃちょっと無理なんで救急隊待ってっていう感じです。
ディズニーのミッキーの耳をしてたんで、たぶんお盆休みだからディズニー行くのかなと思って。せっかくの家族の時間がこんな風になっちゃうとびっくりですね。

車はこの事故の直前にも、1台の車にぶつかる事故を起こしたとみられていて、警視庁は詳しい状況を調べている。