家庭教師のトラコ#04[解][字][デ]謎の女がお金の使い方で家族を救うホームドラマ…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
家庭教師のトラコ#04[解][字][デ]謎の女がお金の使い方で家族を救うホームドラマ
新展開!今度は大人に問題が!リストラされた記者の母親へのトラコの問い「1万円拾うのとあげるのどっちが幸せ?」その真意とは?橋本愛主演、家庭個別指導式人間ドラマ!
出演者
橋本愛、中村蒼、美村里江、細田佳央太、矢島健一、丸山智己、細田善彦、阿久津慶人、加藤柚凪、板谷由夏、鈴木保奈美
番組内容
家庭の大黒柱を自負する記者・中村真希(美村里江)がリストラされた。家計がひっ迫する中、真希はトラコ(橋本愛)に「1万円拾うのとあげるのどっちが幸せ?」と問われ、即答するが、熟考を迫られる。次の仕事が決まらない真希はトラ子に相談すると仕事をいろいろ紹介され、家庭をトラコに任せ職探しに専念する。すると、トラコと知恵(加藤柚凪)と夫(細田善彦)の中が深まって……そんな中、夫がオレオレ詐欺にあってしまう。
監督・演出
【演出】岩本仁志
原作・脚本
【脚本】 遊川和彦
音楽
【主題歌】
「茜」森山直太朗(ユニバーサル ミュージック)
【音楽】
平井真美子
制作
【チーフプロデューサー】
田中宏史
石尾純
【プロデューサー】
大平太
田上リサ(AX―ON)【制作協力】 AX―ON
【製作著作】 日本テレビジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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キーワード出現数ベスト20
- 知恵
- 朔太郎
- ママ
- ICレコーダー
- パパ
- 仕事
- トラコ先生
- 会社
- 新聞
- 大丈夫
- 万円
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- お母様
- ホント
- 自分
- 心配
- 主人
- ダメ
- 家族
- 頑張
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(中村真希) どういうことですか?
メール室に行け…。
ちょっと待ってください!
それって…
体のいいリストラじゃないですか。
えっ 部長?
(根津寅子) 知恵ちゃん。
もしかして私立に行けないかも。
(中村知恵) ん~。
ん~。
♬~
デスク 本当ですか?
今度の辞令の話。
しばらく頭冷やして来い。
上 怒らせる記事ばっかり
書くから
こんなことになるんだろ。
じゃあ
財界や政界のお偉方に
媚びを売るような記事
書いてればいいんですか?
新聞社は。
そういう ヒーロー気取りは
もういいから
いいかげん 大人になれ
って言ってんだよ こっちは。
何ですか? 大人になれって。
会社の方針に従うって
約束してくれたら
戻してやるから。
私は…。
子供に説明できないことは
できません。
はぁ?
うちの娘 今 こっちが
ビックリするぐらい成長してて
世界で今 一体 何が起きてるのか
すっごく知りたがってるんです。
そんな娘に 「大人になるって
どういうこと?」って聞かれて
「上の人に逆らわずに
おとなしくすることよ」
…なんて言えますか?
だから!
そういう熱血みたいなの
流行らない
…って言ってんだよ こっちは。
何よ 誰も追い掛けて来ないわけ?
会社 辞めちゃったんだ 私。
ハァ…。
おかえりなさい。
トラコ先生 あれ 何で?
今日は家庭教師の日ですけど。
あっ あ~ すいません。
暑っつい。
珍しいですね。
いつも完璧なお母様が
忘れるなんて。
会社で何かありました?
いえ 別に 何も。
もしかして
辞めちゃったとか?
グッ…。
何で分かるんですか?
昨夜 電話で話してらっしゃるのを
小耳に挟んで。
自分を曲げられない
お母様のことだから
こうなるんじゃないかと思って。
だって おかしいと思いません?
新聞社なのに
不正を暴く気なんて 全くなくて
やれコンプライアンスだとか
利益上げろとか
そんなことばっかり言うんですよ。
そんなの マスコミの
やるべきことじゃないでしょ。
私 間違ってます?
いいえ。
でしょ!
ただ 生活のほうは
どうするんですか?
確か お父様の年収は450万で
お母様は650万なので
収入の半分以上を
失うことになりますけど。
グッ…。
そうすると この家のローンや
知恵ちゃんが私立に合格した時の
学費を払うのが大変なのでは?
心配ないです。
失業保険が8か月 出るし
その間に
新しい仕事も見つかるんで。
正確には雇用保険です。
それに お母様のように
自分から会社を辞めた場合
支給は 2か月か3か月後に
なりますけど。
えっ そうでしたっけ?
(中村朔太郎) ただいま。
おかえりなさい。
ご主人に
相談なさったらどうですか?
そんな必要ないです。
あの人に話しても
何も解決しないし
心配掛けたくないんで。
(朔太郎)
トラコ先生 いらっしゃい。
おかえりなさい。
あれ? ママ どうかした?
ん? 何で?
だって 今日 やけに早いからさ
会社で何かあった?
別に 何にもないわよ。
(朔太郎:知恵:真希) あのさ!
何?
いや そっちこそ。
後でいいわよ 私は… 知恵は 何?
(知恵) ねぇ 知恵は
私立に行けないの?
何言ってんの? いきなり。
そうだよ
何で そんなこと言うんだよ?
だって トラコ先生に
そう言われたから。
えっ?
ホントに?
うん 夢で… フフっ。
あっ。
アッハハ…。
なら心配しなくて大丈夫だから。
パパとママが一生懸命働いて
ちゃんと私立に行かせてあげるし。
なぁ ママ。
う… うん フフっ。
それより さっき
パパも何か言いかけたけど…。
あっ うん…。
実は…。
母さんが
引っ掛かったらしいんだ
オレオレ詐欺に。
えっ?
オレオレ詐欺って な~に?
正しくは
振り込め詐欺といってね
突然 家族を名乗る者から
電話がかかって来て…。
あ~ 知恵は
まだ知らなくていいから。
ごはん 終わったんでしょ?
部屋で遊んでなさい。
え~ 知恵 知りたい!
ダメ!
ちょっと大人の話があるから。
は~い。
一体 どういうこと?
オレオレ詐欺… 振り込め詐欺って!
母さん 電話かかって来たヤツを
俺と信じて
100万
渡しちゃったらしいんだよ。
しかも その金 老後のために 家を
バリアフリーにした工事費で
月末に支払わなきゃ
いけないみたいで。
だから…。
だから?
何とか助けてくれないかな?
何言ってんの!
無理よ こんな時に。
えっ こんな時って?
別に何でもないわよ。
そんな 100万なんて大金
一体 どこから出すの?
ほら 定期 崩すとかさ。
あれは 知恵が
私立に行った時の学費でしょ。
でも また2人で頑張って
ためればいいし。
簡単に言わないでよ そんなこと。
でも 前は助けてくれたろ?
その時も思ったけど
お義母さん ちょっと
のんき過ぎるんじゃないの?
私なら絶対 引っ掛からないけど
オレオレ詐欺なんて。
そんなこと言わずにさ…
俺も会社や親戚に頼んでみるけど。
ぜひ そうしてください。
うちには そんな余裕はないんで。
あれ お前は?
ん? 何が?
何か 話あったんじゃないの?
あぁ…。
もういいわよ
大した話じゃないから。
(犬の吠え声)
あ~ 洗濯物 忘れてた。
何なら やめましょうか?
何をですか?
お宅に寝泊まりするの。
私の食費が 1人分 浮きますし。
心配ないです
そういう契約ですから。
そうですか では。
今週の授業料を。
あっ… すみません。
先生 私 冷たいと思いますか?
主人のお母さんに。
さぁ? これまでの経緯も
よく分からないので。
お義母さん 前も詐欺商法に
引っ掛かったんですよ。
なのに また助けてくれって。
こっちも 宝くじ当てたり
大金拾ってるわけじゃないのに。
お願いします。
では 質問です。
えっ?
1万円拾うのと
1万円あげるのと
どちらが幸せだと思いますか?
それは… 1万円拾うのに
決まってるんじゃ。
答え 早っ! しかも普通。
えっ…。
あっ すいません
あまりにも どストレートで
ひねりのない答えだったので
つい。
じゃあ 何なんですか? 正解は。
じっくり考えてみてください
新聞記者なんですから。
(上原 守)
すっげぇ かわいそうな老人が
財布を落としたとして
俺は たまたま
そこに通り掛かって
「どうぞ 使ってください」って
1万円あげちゃうわけ。
そしたら 実は
この人は超大富豪で
「今どき 何て心の優しい青年だ。
よし!
わしの全財産を残そう!」
…って結果 1万円が何万倍にも
なっちゃいましたとさ。
結局 あげるより
もらうほうがいいんじゃない。
いやいや…
結果的に そうなっただけで。
(ノック)
(上原里美)
先生 ちょっと早いけど
おやつにしません?
どうぞ。
(里美) 失礼しま~す。
今日のおやつは
一段と豪華ですね。
(里美) だって もう うれしいから
お取り寄せしたの。
先生 これ見てください。
この子 この前
東大も入るし 芸人にもなるって
宣言してから
成績がグングン上がっちゃって。
2つ D判定になってますね。
この前まで
全部 E判定だったのに。
言ったでしょ
やればできる子なんです この子。
いや~ 俺的には
全部D判定にできたんだけど
試験の時 寝不足で
体調万全じゃなかったから。
もういいから そういう言い訳は。
で 今日は何のお勉強?
ママなら どっちが幸せですか?
1万円拾うのと
1万円あげるなら。
ん~。
どっちでもいいわ
拾っても もらっても。
へぇ~ そうなんだ… って違う!
拾うか あげるかだから。
拾っても もらってもじゃ
両方 自分のもんだし。
(里美) じゃあ もらっとくわ。
どうしてですか?
お金持ちなのに。
だって その1万円
トラコ先生の授業料に足せば
もっと守の成績上がるでしょ。
それは どうでしょ?
(下山高志)
それは多分 あげるほうかな。
ほう どうして?
だって 普通は拾ったほうが
幸せそうだけど
先生のことだから
そんな単純な答えじゃ ない
って思って。
じゃあ
あげるほうが幸せな理由は?
それは まだ考え中だけど。
(下山智代) 私は両方 嫌だな。
えっ 何で?
だってさ 拾うのも
何か ネコババしたみたいだし
かといって わざわざ
あげる理由もないじゃない。
タダより高いものはない
っていうし
お金はね コツコツ働いて
稼ぐのが一番 うん!
だから私は拾わないし あげない。
女将さん…。
(智代) ん?
ある意味 正解!
いつでも相談に乗るって
おっしゃったじゃないですか。
えっ あっ あの
ちょっと待ってください…。
いい年して
青臭いと思われるでしょうけど
このままだと ホントにマスコミは
ダメになると思うんです。
こんな時代だからこそ 逆に
権力の監視者であり…。
(振動音)
来た。
(振動音)
はい 中村です… はい。
えっ どうしてですか?
ハァ~ 知恵のお迎えには
まだ早いしな…。
≪あっ はい
申し訳ございません!≫
本当に申し訳ございません。
みんな 大変そうだけど
私よりはマシだからね。
あれ?
どうされたんですか? お母様。
あらら いや 別に 先生こそ…。
さっき
1万円を落としてしまって
捜してるんですけど。
あの もしかして これじゃ?
あぁ…。
今 拾ったんです どうぞ。
いえ 結構です。
えっ どうしてですか?
私が落とした1万円とは
限らないし
私がウソをついている
可能性もありますから。
まさか そんな…。
とにかく その1万円を
どうするかは そちらの自由です。
じゃあ 警察に届けます。
33億。
えっ?
東京で年間に
落とし物で届けられた金額です。
ウソ! そんなに!?
日本には お母様みたいに
真面目で親切な方が
たくさん いらっしゃるんですね。
べ… 別に それが義務ですから。
は~い お待たせ
ごはん できたよ!
(朔太郎:知恵) は~い!
(朔太郎) よし 行け!
あ~ お腹すいた~!
(朔太郎) 転ばないでね。
(知恵) いただきま~す。
はい いただきま~す。
えっ 何で もやし尽くし?
別にいいでしょ
安いし 体にいいし。
知恵 ほら テレビ消して。
え~ 見てちゃダメ?
もったいないでしょ 電気代が。
どうしたんだよ?
今まで そんな節約家族
みたいなこと言わなかったのに。
別に どうもしないけど。
物価も上がってるし これからは
無駄な出費を控えないと。
ハァ~。
この流れで
言いにくいんだけどさ
母さんに電話かけたら
支払いの期日が迫ってるって
泣き付かれちゃって。
まだ そんなこと言ってんの?
断ってって言ったでしょ。
そこを何とかさ!
そういえば さっき見たら
定期の通帳 なくなってたけど。
やっぱりね。
やっぱりって?
勝手に使われちゃマズいと思って
取っといたの!
ハァ~ 何だよ それ
使うんなら ちゃんと言うし。
どうだか。
なぁ 頼むよ。
会社や親戚に頼んでも
ダメだったし。
そうだ そっちも
会社に頼んでもらえたりは?
無理に決まってんでしょ!
そんなの。
何でだよ?
知恵があげようか? ばあばに。
えっ?
お小遣いためたの あるから!
あぁ…
ありがとう でも大丈夫だよ。
知恵はホントに優しいな!
フフフフ…。
いってきます。
(メールの受信音)
「誠に残念ではございますが…」。
ハァ~ またか。
(エレベーターの到着音)
ダメだ 耐えられない。
≪ウソ! 36歳 女性
資格なし 免許なしだと
こんな仕事しかないんですか?≫
35歳ですと
もう少しあるんですが
1つ違いで 36歳になりますと
ガクっと減ってしまうんですよ。
ハァ… 分かりました
ありがとうございます。
ありがとうございました。
あら お母様。
あっ トラコ先生
何してるんですか?
実地調査です。
お母様の就職困難度は
どれくらいなのか知りたくて。
あの 心配いらないんで
そんなことしていただかなくても。
でも まだ新しい職場が
決まらないから
こちらにいらしたのでは?
いいえ
たまたま通り掛かったから
ちょっと取材がてら。
ちなみに
こちらが紹介された仕事です。
あ~ どうも。
お母様に向いてそうなのは
書店スタッフ 印刷会社事務
学習塾コールスタッフ。
あとは文筆業に こだわるなら
各種サイトの執筆が
1文字 0.01円
100文字で1円です。
ってことは 原稿用紙1枚4円
ってことですか あり得ない!
となると…。
今 お母様にできる仕事は
チラシ配りやパチンコ屋の店員
工事現場の交通整理に
サンドイッチマン。
もう少し高収入を望むなら
思い切って
昼キャバもありますけど。
私には…。
無理ですよね もちろん。
それに 他に
もっといい仕事があるんじゃ…。
あっ 1つ忘れてました。
人助けや社会貢献にもなって
能力によっては かなりの高収入が
見込まれる仕事が。
えっ 何ですか? その仕事。
じゃがいも
好きな野菜
たまごをざっくりと。
ペイザンヌサラダは
田舎風のサラダという意味だそうだ。
熟成させた卵黄と
3種のハーブのコクとうま味。
お母さん 私よ 分かる?
来てくれたの あんた。
うん… 主人と娘も一緒なの。
はじめまして お義母さん
お加減 いかがですか?
お願い ばあば 死なないで!
大丈夫よ
ばあばは絶対に治るから。
ねっ。
ありがとう。
お母さんのこと 許してね。
何言ってるの 当たり前でしょ。
よかったね。
ええ。
フフフフ…。
(朔太郎) 何やってんだよ? お前。
あっ!
そっちこそ…。
俺は ここの小児科病棟に定期的に
おもちゃ納入してるから。
あっ そうなんだ。
それより 誰だよ? この人たち。
あっ これは え~っと その
何ていうか…。
お前 もしかして…
浮気してんのか?
違うわよ! これは あの…。
私が紹介した仕事で
代行業なんです。
代行業?
ご家族に会えない
理由がある方から依頼され
3人で わずかの間
孤独を忘れさせてあげてたんです。
本物の家族のふりをして。
分かった?
これ バイトなのよ バイト。
あ~ じゃあ 私たちは これで。
お疲れさまでした!
あっ お疲れさまです。
行こう ねっ お疲れさまでした
お疲れさまでした。
でも 何で こんなバイト?
っていうか お前 仕事は?
何で言ってくれなかったんだよ?
会社辞めたんなら。
だって 心配掛けたくなかったし。
どうすんだ? 一体。
俺の稼ぎだけじゃ 知恵を
私立に行かせるなんて無理だし。
(階段を下りる音)
お勉強 終わりました。
(朔太郎) あっ はい。
どうしたの? 2人とも。
ううん 何でもない ごはん作るね。
じゃあ それまで
パパと一緒に遊ぼうか。
(知恵) うん!
(朔太郎) 知恵 何する?
ハァ~。
あ~ もう!
痛っ!
大丈夫ですか?
あっ すいません 大丈夫です。
すみません
私が仕事を紹介したばっかりに
ご主人に会社を辞めたことが
バレてしまって。
別に 先生のせいじゃ…。
新しい会社が決まるのも
こんなに時間がかかると
思ってなかったし。
お詫びといっては何ですが
これからは
お家のことは私に任せて
職探しに専念されたら
いかがですか?
いいんですか?
そんなことまでお願いして。
ええ 家庭教師ですから。
(インタビュアー)もったいな~インタビュー!
靴下さんは
もったいないと思うこと あります?
(靴下)♬「洗剤の入れ過ぎ 資源の無駄過ぎ」
♬「多く入れりゃ落ちるなんて 考え甘過ぎ!」
自分 地球リスペクトなんで。
あ~ リスペクトですか~。
あと 俺 兄ちゃんもリスペクトしてて。
あっ もう片方のね。
イエス イエス。
兄ちゃんが言ってたんすけど
♬「ワンハンド いつでも きっちり計量」
♬「ワンプッシュ 5g ぴったり適量!」
まぁ 計量リスペクトっすね。
ず~っと うるせえ。
<もったいないを ほっとけない。 花王>
(黒木)≪帰れば 「金麦」
帰れば… ひとっ風呂!!≫
≪待つか? 走るか? 走るぞ!!≫
キャー!!! うわぁやばい!
(缶を開ける音) プシュー
<帰れば 「金麦」> ちっちゃ!
<サントリー 「金麦」> おおっ
(小栗)誕生
♬~<マスターズドリーム マスターズドリーム マスターズドリーム…>
(缶を開ける音)プシュ!
<醸造家の果てしない夢を>
この一杯に!
<プレモルの最高峰 「マスターズドリーム」 新登場>
ワ~オ
権力の監視者であり
庶民の味方であるという
基本理念に立ち戻らないと
ダメなんじゃないですか
私たちは。
なるほど。
やっぱり ダメですよね。
私みたいな暑苦しい人間は。
いつから働けます?
えっ?
えっ いいんですか?
中村さんが
優秀な記者だってことは
痛いほど分かりましたから。
ありがとうございます。
ただ 1つ条件が。
(智代) いらっしゃいませ~!
あら~! また角煮定食
食べに来てくれたの?
ええ まぁ。
あら いらしてたんですか。
ええ うちの息子も
お2人のお子さんみたいに
勉強 やる気になったんで
お知らせしたくて。
よかったですね。
あら どうしたの?
元気ないじゃない。
実は 会社に「辞めてやる」って
啖呵切っちゃって。
あら 大変!
あ~ 何か お仕事 紹介するように
主人に頼みましょうか?
ご心配なく。
さっき 面接受けた業界紙が
内定くれたんで。
あ~ じゃあ よかったじゃない!
でも 1つ条件があって。
えっ?
何?
記事を書く時には 会社の方針に
従うって 約束してほしいって。
えっ それって 自分の自由には
書けないってこと?
ええ。
で 何て答えたの?
取りあえず
考えさせてほしいって。
(智代) なるほど。
あの お2人だったら
どうします?
私なら働くかな。
え~ どうして?
だって 毎月 必ずお給料が入る
なんて幸せじゃないのよ~。
それにさぁ 何にも我慢しないで
できる仕事なんて
世の中にはないよ。
確かに そうですけど…。
私は やめたほうがいいと
思うけど。
えっ どうしてですか?
だって
旦那さんも働いてるんでしょ?
だったら 焦って決めなくて
いいんじゃない?
あ~ でも
ほとんどのとこに断られて
それに主人の給料だけで
やってけるかどうか。
あら そうなの?
何なら 100万くらいなら
お貸ししましょうか?
えっ!
いいわよね~ お金持ちは。
旦那さん 銀行家なんですよね?
ええ。
何なら ちょっと うちにも
お金 貸してもらえないですかね?
あ~ でも 主人は
回収できる見込みのない所には
シビアだから。
アハハハ…! ヤ~ダ
はっきり言ってくれちゃって!
ハハハハ…。
アハハハ…。
アタっ…。
どうしたんですか?
いや ちょっと別に 大したこと
ないんだけど ちょっとね。
胃の調子が悪いのよね。
あら。
あっ 角煮定食 食べる? ねっ!
おいしいもん食べたら
元気出るからさ~!
そうよ
困ったら いつでも相談して。
人生の先輩として
アドバイスしてあげてもいいし。
(智代)
あ~! それ いいじゃないのよ。
こうやって知り合ったのも
何だし
女子会とか やっちゃいます?
定期的に。
あら 楽しそう! じゃあ
ぜひ今度 家にもいらして!
え~! ウソ! え~!
私 あの お金持ちのお家
生まれて一度も
入ったことないんです!
(メールの受信音)
テンション上がる!
あ~!
どうしたの?
すいません 娘の保育園のお迎え
忘れてて すいません 失礼します。
(戸が閉まる音)
(2人) 大変ねぇ。
ただいま。
おかえりなさい。
トラコ先生
どうしたんですか? その格好。
せっかくなので
若奥様スタイルになってみました。
このほうが家事にも力が入るし。
あっ エプロン お借りしてますね。
はあ… あっ 知恵は?
ご心配なく
私が迎えに行きましたから。
(朔太郎) どう?
(知恵) これ おいしい!
(朔太郎) フフフ…。
フフっ。
(朔太郎) あっ おかえり。
ママ! ママも食べたら?
トラコ先生のお料理 おいしいよ!
お母様も お食事になさいますか?
それとも お風呂?
あっ その前に洗濯機 回さないと。
洗濯物 たまって…。
お節介かと思いましたが
やっておきました。
ご主人のシャツには アイロンも。
すいません そんなことまで。
ママ 流しもピッカピカだよ。
水あかや湯あかも
たまっていたので
キレイにしておきました。
あと 食器棚も
整理しておきました。
どこに何があるか
分かりにくかったし
お皿も出しにくかったので。
あっ すみません。
トラコ先生 お代わり!
はいはい。
たくさん食べて大きくなってね
知恵ちゃん。
うん! いっぱい入れてね!
フフフフ…。
(朔太郎) ママも早く食べたら?
あっ うん…
先にお風呂入って来る。
知恵 アスパラも食べてみようか。
(知恵) うん フフフ… おいしい!
フゥ~。
フッ… ひどい顔。
(朔太郎:知恵) 新聞じゃんけん
じゃんけんぽん!
(朔太郎) あ~ 負けた~!
また2人とも負けです。
(知恵) 行くよ せ~の!
(朔太郎:知恵) 新聞じゃんけん
じゃんけんぽん!
(朔太郎) あ~ まただ~!
(知恵) あ~ 負けた~!
チョキで負けた~。
2人とも新聞を折ってください。
は~い。
ちょっと 何してんの?
ママも一緒にやろうよ!
トラコ先生に教えてもらったの!
じゃんけんに負けるたびに
新聞を半分に折って
その上に立っていられなくなった
人が負けなんです。
楽しいよ ママ! エヘヘ…。
結構 気分転換になるしさ。
じゃあ行くよ! せ~の!
(朔太郎:知恵) 新聞じゃんけん
じゃんけんぽん!
あぁ~! クッソ~!
フフフ…。
やった! 勝った~!
あ~ もう無理だよ パパ。
そんなことない 見てろよ~。
ホントに~?
ホッ!
あ~!
せ~の!
(朔太郎:知恵) 新聞じゃんけん
じゃんけんぽん!
(朔太郎) ハハハハ…。
あ~ 負けた~。
(朔太郎) 知恵 大丈夫か?
(知恵) 小っちゃくなっちゃった。
(朔太郎)
小っちゃくなっちゃったね~。
うわ~! トラコ先生 助けて~!
しょうがないですね。
では こちらに来てください。
(知恵) トラコ先生 大好き!
(朔太郎)
お~い ズルいよ そんなの!
(知恵) いいから 行くよ。
(朔太郎) はい!
(知恵) せ~の!
(朔太郎:知恵) 新聞じゃんけん…。
ちょっと いいかげんにしてよ!
あっ 痛ぇ!
何すんだよ!
こっちのセリフよ!
職探しで
毎日大変な思いしてんのに
何で のんきに遊んでられるの?
だからって
そんなに怒ることないだろ?
怒るわよ! 私は新聞記者なの!
どういうつもり?
新聞 粗末にして!
あっ ごめんなさい。
そんなつもりじゃないんだ。
私はね ただ
この世界で起きている真実を
そのまま伝えたいだけなの。
それなのに
「お前の
その正義感が面倒くさい」って
会社とかから言われる
つらさ 分かる?
だから 悪かったって なっ。
知恵も大人になったんだったら
少しは分かってよ!
ママの気持ち。
お仕事 見つからなかったら
ホントに 私立に行けないかも
しれないんだからね!
(朔太郎)
おい! 知恵に当たらなくても。
偉そうなこと言うなら
少しは出世して 私が働かなくても
いいようにしてよ!
それとも何?
あんまり悩まなくてもいいって
神様から お許しでも
もらってんの?
おい! そんな言い方ないだろ。
パパを怒らないで!
あ~ もういいから!
2人とも黙って
私の言う通り してればいいの!
♬~
お母様… 少し落ち着いたほうが。
あなたも ひとのエプロンして
この家の主婦気取りするの
やめてもらっていいですか?
「サクセス」
(中村)原田さん。
(原田)んっ?
成長するって どういうことなんですかね?
今の自分に 満足しないことかな。
お~。
まだまだ これからも
成長していきたいって思ってるよ。
これからもですか?
うん。
(2人)ハハハ…。
<髪にだって 成長期はある>
<髪の成長期を保ち
抜けにくい強い髪を育む>
<「サクセス薬用育毛トニック」
トニックの前にはシャンプーも>
(福田福多)
そりゃ 家事完璧にやって
家族にも好かれてたら
乗っ取る気かって思っちゃうよ。
料理だって ホントは
俺が作ったって知らないんだし。
でも母親 そんなに刺激して
どうする気だよ?
まさか あの家庭 壊したいわけ?
別に ちょっと
若奥様 やってみたかっただけ。
ハッハ… 何だよ それ。
そのコスプレは
ちょっと見てみたかったけど。
いや でも
これから どうするつもりだよ?
母親の仕事が決まらなかったら
ホントに
家庭崩壊になっちゃうかも。
俺が 昔の知り合いに頼んで
何か いい仕事 紹介しようか
奥さんに。
相変わらず優しいですね
福多君は。
(福多:ビートたけしのモノマネ)
うるせぇ ばか野郎!
あのね あの そもそもね
1万円を拾うのと
1万円あげるの
あの~ その
どっちが幸せかってね
質問の狙いも よく分かんねえぞ
ばか野郎!
この お前な…。
どうせ 似てないとか言うんだろ?
ちょっと
頼みたいことがあるんだけど。
えっ?
あ~ 牛乳買うの 忘れてた。
(トラコの声)
「お節介かもしれませんが
買っておきました」。
(操作音)
(呼び出し音)
あっ もしもし
あの 先日 面接に伺った
中村真希と申します はい。
あ… あの 私でよければ…。
(通話中着信音)
あっ すみません。
ちょっとお待ちください
キャッチ入ったんで…。
(操作音)
もしもし?
もしもし 俺だけど。
パパ? どうしたの?
公衆電話からなんて。
それが スマホなくしちゃって。
えっ どうしたの?
バッグに入れてたんだけどさ
ひったくりに遭って
しかも その中に
会社から預かった金が入ってて。
ちょっと 何やってんのよ~!
え~ どうしよう!?
すぐ100万円
用意しないと
横領で 会社クビになっちゃうよ。
え~ どうすんの? そんな大金。
なぁ 頼むよ
助けてくれないかな。
トラコ先生 何やってるんですか?
こんな所で。
お母様こそ どうされたんですか?
ちょっと うちの主人が
トラブルに巻き込まれて…。
あれ どこにいるんだろ?
はい 1万。
ハァ~ …ったく。
何してるんですか?
賭けてたんです
あなたが だまされるかどうか。
えっ? えっ…。
ちょっと
意味が分からないんですけど。
すいません さっきの電話
僕なんです。
えっ!
(福多:朔太郎のモノマネ)
え~ どうしよう!?
すぐ100万円 用意しないと
横領で 会社クビになっちゃうよ。
彼は中途半端に
モノマネが得意なので。
どういうつもりですか 一体!
こんなまねして。
お母様が 振り込め詐欺には
絶対に だまされないと
おっしゃっていたので
試してみたんです。
そうやって 他人を
ばかにしてる人に限って
いざ 自分となると
冷静な判断が
できないことが多いので。
何なんですか? あなた!
いつかは 知恵に
誘拐まがいのことしたと思ったら
私に こんなこと…。
あの トラコは
あなたが仕事を失って
心にゆとりがなくなってるのを
心配してるだけで…。
もういいから
ほっといてください!
あなたたちが卑怯な手を
使ったから だまされただけで
私は別に いつも通り冷静ですから
ご心配なく!
私には嫌いな言葉が4つある。
はぁ?
今までは3つだったけど
今 1つ増えた。
4つ目は 「心配ない」だ。
心配掛けないのが
正しいとか カッコいいとか
思ってるのかもしれないけど
その時点で
「私 ホントは心配なんです」オーラ
ガンガン出しちゃってるから。
事実 家族は もう あんたのこと
めちゃくちゃ心配してんだし
つまんない意地張ってないで
「助けてください」って言えよ。
この世界には
甘えられる家族なんか
いないヤツが腐るほどいるのに
中途半端に
強がってんじゃねえよ
知ってます?
子供の前で 親が取り乱すのが
教育に一番良くないって。
久しぶりに見た。
えっ?
あっ すいません。
今 キレてましたけど
あれが本当のトラコなんです。
小さい頃から いろいろあって
この世界の不公平とか
恵まれた人への怒りとかが
めちゃめちゃ たまってて。
でも あいつ
ホントは 誰よりも優しくて
誰よりも
大きな愛を持ってるんです。
…と 僕は信じてます。
♬~
何ですか?
聞いてみてください。
トラコが こっそり録音したんで。
(再生ボタンを押す音)
(ICレコーダー:知恵) ねぇ パパ
ママ 大丈夫かな?
(ICレコーダー:朔太郎)
大丈夫じゃないかもな
あの様子じゃ。
(再生ボタンを押す音)
(ICレコーダー:知恵) ねぇ パパ
ママ 大丈夫かな?
(ICレコーダー:朔太郎)
大丈夫じゃないかもな
あの様子じゃ。
(ICレコーダー:知恵) ママは
何で お仕事辞めちゃったの?
(ICレコーダー:朔太郎) う~ん…
正義の味方だから
ズルい人や間違ってる人を
許せなかったんだよ
真っすぐ過ぎて
不器用なとこあるし。
(ICレコーダー:知恵) ブキヨウって何?
(ICレコーダー:朔太郎)
今は 周りに流されたり
空気読んだりする人が多いけど
それができないんだ ママは。
(ICレコーダー:朔太郎)
だから 周りからも浮いちゃうし
いろいろ
悪口も言われちゃうけど
つらい顔なんか見せずに
頑張っちゃうんだ。
(ICレコーダー:知恵) 怒ると怖いのも
正義の味方だから?
(ICレコーダー:朔太郎)
そうそう 真面目だから
家のことも
完璧にやろうとするしな。
(ICレコーダー:知恵)
だから パパがお皿洗った時
いっつも汚れが残ってるって
怒られるの?
(ICレコーダー:朔太郎) 自分は す~ぐ
お皿割ったりするくせにな。
(ICレコーダー:知恵)
知恵が お部屋 汚したら
す~ぐ怒るし。
(ICレコーダー:朔太郎) アハハハ。
(ICレコーダー:朔太郎) でも 知恵は
そんなママが嫌いか?
(ICレコーダー:知恵)
ううん 大好き! パパは?
(ICレコーダー:朔太郎)
大好きに決まってるだろ
だから 今は正義の味方が
ピンチなんだと思って
2人でママのこと
助けてあげようか。
(ICレコーダー:知恵) じゃあ 知恵
おもちゃで遊んだ後
お部屋 汚さないようにする
あと ママが疲れてたら
肩もんであげる!
(ICレコーダー:朔太郎)
よし! じゃあ パパは
ママが帰って来るまでに
お風呂 沸かしておく
あと 洗濯物を畳んで
皿も 怒られないように
キレイに洗っとこう。
(ICレコーダー:知恵) 2人で頑張って
ママが安心して
お仕事探せるように
助けてあげようね!
(ICレコーダー:朔太郎) ああ
あっ でも ママには内緒だぞ
気を使われるのが嫌いだからさ
パパと知恵は
いつものように明るくな。
(ICレコーダー:知恵) 分かった!
いつものように明るくね!
♬~
(知恵) じゃ 行くよ?
ただいま。
(知恵) せ~の 新聞じゃんけん
じゃんけんぽん!
(朔太郎:知恵)
お~! やった~! イェ~イ!
(知恵) 新聞 折ってください。
はい。
おかえり!
ちょうどいいとこに帰って来た。
トラコ先生 どうして?
この前 勝負の途中だったので
決着をつけに来ました。
いいだろ?
今度は新聞じゃないから。
あぁ…。
(朔太郎) それに あと1回で
トラコ先生に勝てそうだから。
ママ! ママも早く入って!
早く! 早く!
早く入って!
(知恵:朔太郎) 早く! 早く!
分かった。
よし 知恵 行け!
うん! 行くよ!
新聞じゃんけん じゃんけんぽん!
(知恵:朔太郎) あ~! 負けた~!
(朔太郎) 知恵 頑張れ もう1回!
(知恵) 行くよ? せ~の
新聞じゃんけん じゃんけんぽん!
(朔太郎) あ~! クソ~!
(知恵) あ~! まただ~。
もう小っちゃくなっちゃった。
あ~ もう無理だよ。
大丈夫だよ! 知恵 おいで!
よいしょ~!
ママも しっかり つかまって!
分かった。
はい~。
(知恵) じゃあ 今度はパパ
じゃんけんして!
分かった!
(朔太郎:知恵) 新聞じゃんけん
じゃんけんぽん!
(朔太郎) あ~! 何で~?
(知恵) あ~ 何でだ~。
何でパパ チョキ出すの?
降参ですか?
いや まだまだ!
無理だよ もう。
(朔太郎) 大丈夫だよ!
俺たち家族なら。
知恵… ママ 片足ね。
あっ 分かった。
(朔太郎) 行くよ!
(知恵) じゃあ 今度はママやって
じゃんけん。
もっとギュっとして
ギュっとして ギュっとして。
(知恵) 頑張ってね。
よし。
新聞じゃんけん じゃんけんぽん!
うわ~!
あっ! やった~!
うわっ! あ~!
お~っととと…!
大丈夫か?
残念ながら そちらの負けです。
(朔太郎:知恵) あ~あ…。
(知恵) 惜しかった…。
でも 楽しかったね ママ!
どうしたの? ママ。
泣くことないだろ
負けたからって。
(泣き声)
そうじゃないの。
(はなをすする音)
パパ 知恵…。
助けてください!
(朔太郎) えっ?
私
いっつも
自分が正しいって思ってた。
パパが頼りないから
私が しっかりしなきゃって
自分ばっかり
頑張ってるような気になってた。
しょうがないよ
実際 稼ぎも少ないし。
それだけじゃないの。
どうして 知恵は
あんなにパパのことが
好きなんだろうって思ってた。
私 こ~んなに頑張ってるのに
どうして ママのほうが好きって
言ってくれないのよって。
知恵 ママのことも大好きだよ。
分かってるの ママが悪いの。
仕事のことだってそう。
「こんな会社 辞めてやる」って
啖呵切った時
何で みんな
私の価値が分からないのって
私がいなくなって困るのは
そっちでしょって思ってた。
でも 現実は逆。
みんな
私のことなんか必要ないの。
私みたいな人間 煙たいだけなの。
そんなことない。
でもね さっき
パパと知恵を抱き締めてたら
もっと大事なことに気付いたの。
私は 2人がいないとダメなの。
2人に助けてもらわないと
何にもできないの。
この世界で
ホントに大切なのは
パパと知恵なの。
だって 私の欠点も
全部 愛してくれるんだから
2人は。
それなのに…。
「私の言う通り してればいい」
なんて言って
ごめんなさい。
あの… ハァ ハァ…。
こんな私だから
これから ますます
迷惑掛けると思うけど
これからも
今まで通り
助けてください お願いします。
しょうがないなぁ。
これからも助けてやろうか 知恵。
(知恵) うん そうしてやろう!
おっ!
はぁ? ちょっと 何 その言い方!
あっという間に
いつものママに戻っちゃった。
でも 知恵 ママ 大好き!
♬~
(朔太郎) いつもありがとう。
(知恵) いつもありがとう。
うむ よかろう。
(朔太郎) フフフ…。
違う ごめんね… ごめん。
♬~
(ベル)
はい 中村です。
あっ お義母さん
ご無沙汰しております。
ええ うちは大丈夫なんで
使ってください。
あ~ そんな…
泣かないでくださいよ。
お金出そうって言ったの
朔太郎さんなんで。
フッフ… はい ええ。
こちらこそ これからも
よろしくお願いします。
はい! は~い 失礼しま~す。
(受話器を置く音)
♬~
トラコ先生
あの答えが
分かったような気がします。
1万円拾うのと
1万円あげるのと
どちらが幸せですか?
あげるほうです。
拾っても幸せなのは 一瞬だし
そもそも落とした人が
幸せじゃないけど
あげたら こっちも向こうも
両方 幸せになれるから。
ご主人のお母様
とっても感謝してたみたいですね。
もう一つ
大事なことに気が付きました 私。
どんなに生活が苦しくても
心まで
貧しくなっちゃいけないなって。
心が豊かじゃないと
本当の自分を見失ってしまうから。
どう思います?
いいんじゃないですか。
取りあえず
今回も丸く収まったけど
最近ちょっと
過激 過ぎないか お前。
誘拐に 偽ライブに
今回はオレオレ詐欺って。
振り込め詐欺ね。
今までは どんな過激なことも
何だかんだ言って
子供や親のためにやってるって
思ってたけど…。
この頃 ちょっと
不安になって来たんだ。
ホントは お前は
家族が めちゃめちゃになっても
いいっていうか
むしろ そうしたいって
思ってるんじゃないかって。
別にいいじゃん あんたには
迷惑掛けないようにするから。
それって
俺は 本当のパートナーなんて
思ってないってことか?
何 マジになってんの? 今日は。
なくなってんだけど 8000万。
ごめん 使った。
何に?
いつもの感じ。
お前が稼いだ金だから
別にいいけど
せめて言ってくれよ 使うんなら。
生活費のことだってあるし
俺だって デイトレードで
増やそうとしてるんだから。
何だよ?
分かった ごめん。
だから 謝ってんのに怖いんだよ
お前の顔。
ごめん。
♬~
(智代) ありがとうございました。
(智代) ハァ~。
(智代) フゥ~。
ハァ~。
おかえりなさい 女将さん!
うわ~ ビックリした~!
えっ? えっ… 何?
あっ 今日 家庭教師の日か!
高志は?
今 上で勉強してます。
お茶入れようかと思って。
お茶 お茶!
お茶 私がやりますよ はい。
あ~ ビックリした。
何かありました?
えっ? 何でですか?
お店も休んでるし
元気もないから。
もしかして
検査の結果が悪かったとか?
えっ… 何で分かんの?
この頃 胃の調子が良くないし
再検査するって
言ってましたよね?
♬~
♬~ 先生 私…。
♬~
胃がんだって。
ガ~ン! ハハハ… なんちゃって。
ハハハハ… ヤダ。
ハハハハ…。