事務所と窓の亀裂

Activate Office & Windows

KMSPico によるMicrosoft Office 2016のアクティベーション


KMSPicoは、Windows OSやOffice等、最新のマイクロソフト製品のライセンス認証を回避させるツールです。実行プログラムを、PCにインストールする必要が有ります。

仕組はKMSのプロキシサーバーを立てて、マイクロソフトにあるサーバーからの応答に偽装をしているようです。180日ごとにOffice製品の再認証の要求が来るのですが、KMSpicoをパソコンにインストールしておくだけで自動起動し再認証をクリアしています。

このページで紹介するバージョン(KMSpico v10.2.0)では、Windows Vista Business/N/Enterprise/N、Windows 7 Professional/N/Enterprise/N、Windows 8/8.1 All、Windows 10 All、Office 2010/2013/2016のアクティベーションに対応しています。

WindowsやOfficeを入手する場合は、Windows ISO Downloader というソフトを使用すると便利です。
Windows ISO Downloaderは、WindowsやOfficeのISOファイルをMicrosoftのサーバーから直接ダウンロードできるソフトです。例えば、「Office 2016 Pro Professional Plus」をダウンロードした場合は、設定されたダウンロードフォルダに、ディスクイメージファイル(ProPlusRetail.img )がダウンロードされます。拡張子.imgファイルは、.isoファイルと全く同じ形式のファイルなので、マウントする際は、該当するWindowsプログラムへの関連付けを行います。(.isoへの拡張子変更でも可)

Windows ISO Downloaderの使い方につきましては、こちら(PDF文書)にまとめておきました。

KMSPicoの実行プログラム(KMSpico_setup.exe)を使用する前には、必ずPCにインストールされている市販のウィルス対策ソフト、或いは、Windows10 に付属の Windows セキュリティ(旧 Defender)のリアルタイム保護を一旦無効にする必要が有ります。

ここでは、Office2016の認証を行います。(実施環境:Windows 10 Professional 64bit)

操作手順


1. 先ず、KMSpicoのインストール実行ファイル(KMSpico_setup.exe)を起動すると、以下の画面が表示されます。


2. 「Next>」をクリックします。


3. 「I accept the agreement」をマークしてから「Next>」をクリックします。


4. インストールフォルダを変更しない場合は、このままで「Next>」をクリックします。


5. スタートメニューフォルダを作成しない場合は、「Don't create Start Menu folder」をチェックしてから
 「Next>」をクリックします。


6. インストールが開始されますので、インストーラーの自動終了を待ちます。

7. インストールフォルダ(C:\Program Files\KMSpico以下)に有るファイルとフォルダが、ウィルス駆除ソフトにより削除されないよう、サブフォルダを含むKMSpicoフォルダ全体をスキャン除外フォルダに指定するようにします。


8. このフォルダ内に有るアクティベーション回避の実行プログラム(KMSELDI.exe)を管理者権限で起動すると、以下の画面が表示されます。


9. 左側下方にある「赤いスイッチ」のアイコンをクリックすると処理が開始されます。

10. 数秒間画面のロゴマーク色が変わりインストールが開始され、すぐに「... Complete ...」と英語のアナウンス(女性の声)が流れた後、プログラムが自動終了してアクティベーション完了となります。

11. 以後、WORDかEXCELを起動してライセンス認証が正常に行われているかどうかを確認します。

再アクティブ化のスケジュールの確認


1. スタートメニューにある「プログラムとファイルの検索」欄から「msconfig.exe」を実行します。システム構成画面のサービスタブをクリックし、表示画面のリストに有る「Service KMSELDI」を確認します。


2. WindowsディスクトップのPCアイコンを右クリック → 管理 →「コンピューターの管理」画面表示 → タスクスケジュール → タスクスケジューラ・ライブラリ → 表示画面の「AutoPico Daily Restart」を確認します。


3. 本プログラム実行により設定される「AutoPico Daily Restart」というサービスは、マイクロソフト側のサーバーからの180日ごとのOffice製品の再認証の要求に対して、ここでは(デフォルト設定)毎日1回自動起動して再認証をクリアしています。
もし、自動起動のトリガー設定を変更する場合は、上記画面のAutoPico Daily Restartオンマウス → 右クリック → AutoPico Daily Restartのプロパティー画面表示 → 「トリガー」タブ → 「編集」ボタンをクリックして以下の画面から変更する事が出来ます。(例: 10日ごとに起動の場合は、間隔欄を「10」に変更 →「OK」をクリック)


4. 再アクティブ化実行プログラムの設定は、KMSPicoの初回アクティベートの実行により自動的に行われますが、その確認は、AutoPico Daily Restartのプロパティー画面表示 → 「操作」タブ → 「編集」ボタンをクリックして行う事が出来ます。


■ 根拠は有りませんが、KMSPicoに対する不信感

無料で入手が可能なこのような「Activator」を安易に利用するのは、マルウェア(ウイルス、ワーム、トロイの木馬を含む悪質なコード)の感染リスクが常に伴うと考えるべきです。

このKMSPicoによるアクティベートは、極めて簡単で便利ですが、先ず気に入らないのが、PCに実行プログラムのインストールが必要なこと、次に、タスクスケジューラの起動時に実行されるプログラム「AutoPico.exe」が、Windowsフォルダ内にウィルス駆除ソフトが有害と認識する (SECOH-QAD.exe)と(SECOH-QAD.dll)という怪しいファイルを作成してしまうことです。


これらは、再アクティブ化の際に必要な実行ファイルと思われますが、マルウェアの疑いが有ります。
現時点では、この「SECOH-QAD.exe」がPC内でどのように作動し影響を及ぼすかは不明ですが、アクティベートを行った後、アンインストールプログラムで「KMSPico」の完全なアンインストールを行うのが無難かも知れません。(但し、アンインストールにより、180日以内に再度KMSPicoのインストールによるOffice製品のアクティベーションが必要となりますが...)

アンインストール後は、前記のタスクスケジューラ・ライブラリ表示画面の「AutoPico Daily Restart」を選択し、オンマウス → 削除で登録を抹消しておきます。

尚、この「SECOH-QAD.exe、SECOH-QAD.dll」は、何故かプログラムをアンインストールしても削除されないようなので、フリー検索ソフト「Everything」等を利用して検索後(上図)削除するようにします。

やはり、このような怪しげなツールの利用は即刻止めて、Microsoft製品の正規なライセンスを取得するようにしましょう!


警告: このツールを使用してMicrosoft製品のアクティベートを行い、ソフトウエアを継続使用する事は、違法となりますので、記載内容の取り扱いにつきましては自己責任でお願いします。

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