(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は11日、中国による軍事的脅威が依然存在する中、台湾は軍事衝突のリスクを高めることも、紛争を誘発することもしないが、断固として主権と国家の安全、民主主義と自由の防衛線を守るとの台湾の立場を改めて強調した。
同日、台北市内の空軍作戦指揮部を訪れ、国軍を激励した。
蔡氏は、国軍の使命として「戦争に備えるが戦争を求めない。戦争からは逃避せず応戦する」ことに言及。昼夜を分かたず、台湾の領空と国民の安全を守ってくれたとして感謝を表明した。
また、国土の主権は一歩も譲らず、自由と民主主義を固く守って退かない国軍の決意を全世界に見せてほしいと期待を寄せた。