社員インタビュー社員インタビュー

コンテンツ事業部 山内邦也

【経歴】
2011年4月、双葉社入社。第二営業部販促課に配属。書店営業として都内・九州・長野等エリアを担当。
2013年5月、第三営業部コミック課に異動。月刊アクションコミックス創刊フェアや『orange』(高野苺)飾りつけ企画などを担当。
2017年6月、現所属のコンテンツ事業部に異動。毎月の電子書店での横断フェアや電子コミック・ライトノベル販促を担当。

――コンテンツ事業部の仕事について教えて下さい 

基本的に電子書籍の制作と配信準備・売上の確認・キャンペーンの考案と提案の繰り返しです。各電子書店さんでの自社商品の露出状況や他社作品の動向をチェックし、売上の最大化を図ることがメインの仕事です。
ただ、現状電子書籍が伸びているからこの仕事をメインとしていますが、他に儲けられるアイデアと仕組みがあればそれを仕事にしても問題ありません。むしろ、求められています。

――紙の本の営業から電子配信の部署に異動されましたが、何が一番違いますか?

 紙の本と違って価格変更できる点が最大の違いです。割引や1巻無料など、価格で勝負することで、発売から時間が経った作品を再度押し出すことも可能です。紙と電子で売れる作品が全く違うのも面白いですね。
また、細かいところですと、スーツから私服になったことが大きいです。特に私は手ぶらで通勤していますので、スーツで重い鞄を運んでいた紙の本の営業時代とは全く違いますね(私服の手ぶらのオッサンは街では浮きますが…)。

――ご自身が担当したフェア等あれば教えて下さい

 「いつもの日常が壊れていく…フェア」とか「双葉社ラブコメ祭り」など、何かしらのタイトル名をつけてフェアを実施してきましたが…現時点では“新刊の配信日に合わせて既刊や関連作の割引を実施”というフェアが最も売上につながっていますので、毎月の売れ筋を基点としたフェアを考えています。考えたフェアは各電子書店様と取次会社様へご提案し、電子書店様によっては細部を変え、毎月の流れをつくっている次第です。

――電子書籍の市場について、簡単に教えてください

 私が入社した2011年から2018年にかけて、電子書籍の市場全体はおよそ4倍近く拡大しました。2018年は約2,500億円の市場規模で、その内80%近くが【コミック】で占められています。双葉社の電子書籍も『S-friends ~セフレの品格~』(湊よりこ)や『復讐の未亡人』(黒澤R)、『あなたがしてくれなくても』(ハルノ晴)など多くの大ヒット作が多数出てきたこともあり、年々伸び続けています。

――コンテンツ事業部の仕事で一番やりがいを感じたことを教えて下さい

 “売上が伸びたことが分かるとき”が一番やりがいを感じます。電子書店さんのご尽力の賜物ですが、個々の作品は勿論、双葉社全体の売上ランキングが上がっていくと、著者様を始め関係各所の方々にとってもプラスになりますので。

――双葉社のイメージを教えてください

 「なんか面白いことやりたいなー」と考えている人が多いです。また(色々な意味で)柔軟な会社なので、学校(中学校~高校)のような印象です…。

――学生時代の経験で、社会人生活において役に立っていることを教えてください

 学生時代からの付き合いでかつ他業種の友人は、自分の仕事を客観視する上で非常に大事だと思います。出版社にいると“10万部規模”の作品は自社・他社含め「最近売れてるね」という印象をついつい持ってしまいますが、先の友人らにその本のことを話せば「?そんな本あるんだ」と間違いなく返ってきます。
業界内と世間とのギャップをしっかり感じ、作品をより多くの人に認知・購買してもらうにはどうすればいいか、友人との付き合いは大きな参考になります。勿論、単純に損得無く友人と遊ぶことが、社会人生活を送り続けられる秘訣かもしれません。

――未来の新入社員に一言アドバイスをください

 思った以上に1日・1週間・1ヶ月・1年が早くなります。気がついたら25歳を超え、中堅社員になって、友人たちが出世したり家を買ったり、そしていつの間にか30歳を超えて―――歳を重ねて、ふと「あれ?どんな仕事をしてきたっけ?」と不安になるかもしれません。そんな時、思わぬ時に思わぬ人と思わぬ繋がりで仕事が生まれたり、アイデアのきっかけになったりすることがあります。たまたま何年前に飲んだ人だったり、たまたまどこかに行った時に覚えていた事柄だったり…その時は無意味と思える出来事が、後々になって意味を成してくることも…。ですので!前置きが長くなりましたが、人の誘いに【とりあえず】乗ってみる、ことが大事だと感じています。

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