【経歴】
2017年 双葉社入社。
第二営業部販売促進課に配属。書店営業として、中四国エリア・東京北部・埼玉県・長野県などの書店を担当する。
2020年 第一営業部コミック営業課に異動。漫画アクション、JOUR、comicmarginalなどのレーベルを担当し、販促施策の企画進行、webアクションの創設営業担当。
――第一営業部の仕事について教えてください
第一営業部はコミック営業課と雑誌営業課の2課で構成されており、コミック営業課では、弊社が発行するコミックスの流通管理と実績調査、販売施策の企画・進行を行います。
雑誌営業課では弊社で発行する雑誌の流通管理と実績調査、販売施策の企画・進行を行います。
――ご自身の仕事について教えてください
私はコミック営業課に所属しており、弊社で発行するコミックスの流通管理を日常業務として行いながら、そのコミックスをどうやって、どこで売っていくか、などの販売施策を、著者前作・類書実績などをもとに企画し、編集部、宣伝・プロモーション部、第二営業部の販売促進課と連携しながら実売へつなげていく仕事です。
――仕事をする上で大変なことと、必要とされる能力は?
大変な仕事というと、「流通管理」の部分でミスがあると損害になってしまうので大変です。頻繁に他の部員とも情報交換しつつ進行確認する必要があり、よく言う言い回しだと、報告・連絡・相談ができることが最低限必要な能力かと思います。また、漫画が好きなことも大事な要素になると思います。
――営業の仕事で一番やりがいを感じた瞬間はいつですか?
自分で仕込んだプロモーション施策を実際に開始したときに、まず一度目のやりがいを感じます。さらに売り上げも出てきたときは感動します。双葉社は本当に風通しが良いというか、やりたい販促企画を提案すればかなりの確率で実現まで持っていけます。企画自体に無理があった場合は、代替的に何なら実現可能か、という建設的な議題に発展しやすい雰囲気があり、会社全体で売っていく空気づくりが整っていると思います。
――コロナ禍で、営業の仕事はどのような変化がありましたか?
販売施策としてリアルイベントの開催が難しく、それに代わる施策の考案を余儀なくされました。具体的にはサイン会やスタンプラリー企画など、「人を集める」ために行っていた施策がNGとなってしまい、web広告や、SNSプロモーション、PV製作などの比重が増加しました。
――学生時代の経験で、社会人生活において役立ったことはありますか?
やっておけばよかったと後悔することばかりで。もっと趣味を深掘りすればよかったとか、資格の勉強とかすればよかったとか。そういう辛いことを極力やらずに、漫画読んだり、サークル活動したり、旅行行ったり、バイトしたり、本当に一般的な経験しかなく。ただ、それでも社会人生活には支障をきたしていないので、普通に楽しんどいてよかったなとも思っています。純粋に「楽しそうか・面白そうか」を基準に行動できるのは学生の強みなので。
――未来の新入社員に一言
私が出版社に内定をもらった時、大学の先輩から「出版社なんて未来がないからやめとけ」と言われました。実際に出版社に入社して、出版業界の厳しい数字とも対峙していますが、それと同じくらい出版社の新しい時代の到来も感じています。
出版社は紙そのものを売っているわけではありません。本質的に社会に提供しているものは”情報”です。紙で受け取る人が少なくなれば、電子でも届ければいいし、それもダメになればほかの方法を考えればいい。人々が求める”情報”を生み出すノウハウは連綿と受け継がれています。
出版社には未来があります。少なくとも私はそう思って、大好きな漫画に関わる仕事で楽しくやっています。